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【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲

ピアノ初心者にとって、悩みの種となる「練習曲選び」。

特に、大人になってから独学で始められる場合、どのような曲を選べば練習を楽しくスムーズに進められるだろうかと悩まれることも多いでしょう。

独学でピアノを学ぶ場合、特定の曲に絞って集中的に練習する方法と、さまざまなテクニック要素が含まれた曲をバランスよく練習し、ピアノの弾き方や楽譜の読み方を基礎から学ぶ方法が考えられます。

本記事では、基礎力も身につけていきたい後者の方に向けて、おすすめの練習曲をご紹介します!

クラシックからポピュラーなものまで、幅広く選曲していますので、ぜひ興味が湧いた曲から練習してみてくださいね。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(101〜110)

ぶんぶんぶんボヘミア民謡

ピアノ初心者、特にピアノを始めたばかりのお子さまの練習曲や発表会曲としておなじみの、ボヘミア民謡『ぶんぶんぶん』。

楽器経験の有無にかかわらず、このメロディを知らない方はおそらくいないのではないでしょうか?

シンプルかつ1オクターブ以内に収まったメロディは初心者の方でも演奏しやすいため、ドレミを把握できていなくても、音を耳で追いながら練習したり歌いながら何度も弾いてみたりすることで、無理なくマスターできるでしょう。

発表会などで披露する場合は、連弾でサポートしてもらいながら演奏すると、より豪華に仕上がりますよ!

平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 ハ長調 BWV 846 プレリュードJ.S.Bach

バッハの『平均律クラヴィーア曲集』は、鍵盤楽器のための名作として知られています。

第1巻 第1番の前奏曲は、シャルル・グノーの『アヴェ・マリア』の伴奏としても有名。

1722年に成立した第1巻は、息子の教育用として書き始められた小曲集がもとになっているそうです。

和音の移り変わりが自然で美しい本曲は、複雑な作品が多いこの曲集のなかでは、比較的取り組みやすい1曲といえるでしょう。

ゆったりとしたテンポで、横の流れを意識しながら演奏すると、魅力がより引き立ちます。

心落ち着く名曲で、バロック音楽の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

アメイジング・グレイス賛美歌

アメイジンググレイス – Amazing Grace【ピアノソロ】
アメイジング・グレイス賛美歌

世界中で愛され、多くの歌手によってカバーされている名曲『アメイジング・グレイス』。

アメリカでは「第二の国歌」と称されるほど、国民から愛されている楽曲です。

この曲の魅力は、神を称賛する歌詞以上に、心を震わせる美しいメロディにあるのではないでしょうか?

あまりにも崇高で美しいメロディは、ピアノの繊細な音色とも相性がよく、発表会やコンサートでもたびたび演奏されています。

さまざまなアレンジの楽譜が出版されていますが、シンプルなアレンジでも楽曲本来の美しさを十分に堪能できますよ!

ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノ学習者が一度は弾いてみたいと思う、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』。

本来は『ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331』の第3楽章であり、独立した作品ではありませんが、現在では第3楽章だけを取り上げて演奏される機会の方が多くなっています。

おなじみのテーマが形を変えて繰り返されますが、次第に難易度が高くなっていくため、後半部分は意外に難しいんです!

まずは易しいアレンジで練習し、慣れてから原曲にチャレンジするのもよいかもしれませんね。

主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

「主よ、人の望みの喜びよ」J.S.バッハ 【初心者でも絶対弾ける!動画で分かるピアノの弾き方】レベル☆☆
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

癒やしの音楽、そして「ピアノで弾いてみたい」と憧れる人が多い作品として知られている『主よ、人の望みの喜びよ』。

ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した教会カンタータのなかのメロディで、合唱付きで演奏されることもあります。

この曲はさまざまなアレンジで出版されているため、自分のレベルに合わせて楽譜を選択できるのも、初心者にオススメな理由の一つ。

天井の高い教会に響き渡る音色をイメージし、1音1音を味わいながら弾いてみてくださいね。

【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲(111〜120)

ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノソナタ第16番 K.545Wolfgang Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが作曲した18曲のピアノソナタの中で最も有名であり、発表会の定番曲として知られる『ピアノソナタ第16番 K.545』。

特に第1楽章は多くのピアノ学習者から愛されている曲で、1曲の中で演奏に必要なさまざまなテクニックを身につけられます。

ソナタ形式にきっちりと当てはめられているため、次の展開が予測しやすくおぼえやすいのもポイント!

テンポを上げて弾くと聴いている印象以上に難しいため、細かく区切って丁寧に部分練習しましょう。

「四季」第1曲「春」Antonio Vivaldi

ヴィヴァルディ:四季より「春」 ピアニスト 近藤由貴/Vivaldi: “Spring” from the Four Seasons Piano Solo, Yuki Kondo
「四季」第1曲「春」Antonio Vivaldi

バロック時代の作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディの代表作『四季』。

なかでも第1曲『春』は、春の訪れを感じさせる華やかで温かみあふれる雰囲気が魅力的な作品で、テレビCMをはじめとするさまざまな場面で使用されています。

もとは管弦楽作品ですので、ピアノの楽譜はアレンジによって雰囲気も難易度もかなり異なります。

シンプルな編曲の場合、ピアノ初心者の方でも取り組みやすい反面、やや寂しい印象に聴こえてしまうかも……。

より原曲に近いアレンジにも積極的に挑戦してみてくださいね。