【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲。おすすめのピアノ曲
ピアノを始めたての方にとって、「両手で弾くこと」は最初に立ちふさがる大きな障壁ではないでしょうか?
特に違う動きが出た時は困惑しますよね…。
難易度の高い楽曲は左手でオクターブ押さえることは当たり前で、速いパッセージも頻繁に登場します。
もちろん、最初からそういった楽曲に挑戦する方は少ないと思いますが、それでも最初に取り組む楽曲を間違えてしまう人は多く居ます。
今回はそんな初心者の方に向けてピアノ曲のなかでも、特に簡単な作品をピックアップしました。
【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲。おすすめのピアノ曲(1〜10)
ドラゴンクエスト/序曲「ロトのテーマ」すぎやまこういち

日本を代表する作曲家すぎやまこういちさんが手掛けた楽曲は、ゲーム音楽の枠を超えた壮大な世界観を持っています。
クラシック音楽の要素を巧みに取り入れた本作は、オーケストラ風の荘厳なメロディーが印象的です。
1986年に発表されて以来、多くの人々の心に残る名曲として愛され続けています。
勇壮なファンファーレから始まる行進曲調の旋律は、冒険の始まりを強く印象づけます。
壮大な物語への期待感を高める構成は、まるで大作オペラの開演を思わせます。
2021年の東京オリンピック開会式での使用は、その魅力が国際的に認められた証です。
近年ではゲーム音楽を演奏される方も多く、わかりやすくピアノ初心者の方にもお勧めの一曲で、シンプルな構成ながら感動的な演奏が可能です。
ねこふんじゃった作曲者不詳

世界中で愛される簡単なピアノ曲として知られる本作は、軽快で親しみやすいメロディーが特徴です。
変ト長調または嬰ヘ長調で演奏されることが多く、楽譜で読むと調号が多くて難しいそうですが、なぜか楽譜が読めなくてもこの曲が弾ける人も多い曲です。
ピアノ初心者の練習曲としても人気があります。
日本では、猫を踏んでしまった人と猫とのユーモラスなやり取りを描いた歌詞が付けられており、子供たちの想像力を刺激する内容となっています。
1966年にNHK『みんなのうた』で放送されて以来、多くの人々に親しまれてきました。
ピアノを始めたばかりの方や、楽しみながら演奏技術を向上させたい方におすすめの1曲です。
メヌエット ト長調Christian Petzold

バロック時代のドイツで活躍したクリスティアン・ペツォルトによる優美な小品です。
1703年からドレスデンのゾフィア教会でオルガニストとして活躍したペツォルトの代表作として知られています。
本作は長らくヨハン・セバスティアン・バッハの作品と誤認されていましたが、シンプルで美しい旋律と調和のとれた構造で多くの人々に愛され続けています。
音数が少なく、右手も左手も分かりやすい小品で、ピアノを始めたばかりの方にもおすすめの、シンプルながら心に響く名曲です。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

初心者なら必ず通るであろうルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『エリーゼのために』。
始めたての方でも聞き覚えはあるでしょう。
この作品のポイントはなんといっても、オクターブが登場する作品でありながら難易度が低いという点ではないでしょうか?
ゆっくりとオクターブに準備できるタイミングがある作品なので、両手が苦手な方でも弾きやすいと思います。
中間部に苦戦が必至な早いフレーズがありますが、総合的な難易度としてはソナチネの初級から中級のレベルなので、初心者の方はぜひ挑戦してみてください。
おどるポンポコリンNEW!織田哲郎

さくらももこ原作の漫画、アニメ「ちびまる子ちゃん」は「ドラえもん」や「サザエさん」などと並び日本を代表とする国民的アニメです。
「ちびまる子ちゃん」で使用されている「おどるポンポコリン」は本アニメを代表とする初代エンディングで聴く人みんなを元気にさせてくれます。
初めてピアノを習い、譜面を読むのもまだ一所懸命という方にもおすすめなアニソンで、同じ音をリズムに合わせて弾く、ベースラインも単純なため、弾くことは容易です。
まずは原曲の歌のリズムを覚えて合わせて音も弾いてみること。
少しずつ鍵盤の位置を覚えて形にしていきましょう。
サビまで来ればあとはノリノリで楽しく弾いてエンディングです。
慣れてきたら原曲のテンポで合わせて弾いてみましょう。
《25の練習曲》第20番「タランテラ」Friedrich Burgmüller

ドイツ出身の作曲家フリードリヒ・ブルクミュラーによる練習曲集『25の練習曲』の一曲をご紹介します。
南イタリアの伝統的な舞曲をモチーフにした本作は、軽快で跳ねるようなリズムが特徴的です。
6/8拍子で書かれたこの曲は、速く活発とした演奏が求められ、ピアノ学習者の技術向上と表現力を養うのに最適です。
1852年に出版されたこの練習曲集は、現在でも多くのピアノ教育者に支持されています。
情熱的なリズムとメロディーが魅力の本作は、ピアノを始めたばかりの方にもおすすめです。
演奏を通じて、南イタリアの活気がある雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。
《25の練習曲》第19番「アヴェ・マリア」Friedrich Burgmüller

フリードリヒ・ブルグミュラーは、1806年生まれのドイツ人作曲家です。
パリで活躍し、教育的価値の高いピアノ練習曲を多数発表しました。
本作は、『25の練習曲』作品100の中の一曲で、イ長調の3/4拍子で書かれています。
宗教的で荘厳な雰囲気が特徴的で、讃美歌のような和声進行が教会音楽を連想させます。
和音のバランスやペダルの使い方を学べる点が魅力です。
右手と左手が同時に抑えることが多いので、両手で弾く練習曲として取り組みたい方や、表現力を磨きたい方におすすめの曲といえるでしょう。