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【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲。おすすめのピアノ曲

ピアノを始めたての方にとって、「両手で弾くこと」は最初に立ちふさがる大きな障壁ではないでしょうか?

特に違う動きが出た時は困惑しますよね…。

難易度の高い楽曲は左手でオクターブ押さえることは当たり前で、速いパッセージも頻繁に登場します。

もちろん、最初からそういった楽曲に挑戦する方は少ないと思いますが、それでも最初に取り組む楽曲を間違えてしまう人は多く居ます。

今回はそんな初心者の方に向けてピアノ曲のなかでも、特に簡単な作品をピックアップしました。

【両手が苦手でも弾きやすいッ!】超初心者向けの簡単なピアノ曲。おすすめのピアノ曲(61〜70)

「四季」第1曲「春」Antonio Vivaldi

ヴィヴァルディ:四季より「春」 ピアニスト 近藤由貴/Vivaldi: “Spring” from the Four Seasons Piano Solo, Yuki Kondo
「四季」第1曲「春」Antonio Vivaldi

バロック時代の作曲家、アントニオ・ヴィヴァルディの代表作である『四季』。

なかでも第1曲『春』は、春の訪れを感じさせる華やかで温かみあふれる雰囲気が魅力的な作品で、テレビCMをはじめとするさまざまな場面で使用されています。

もとは管弦楽作品ですので、ピアノの楽譜はアレンジによって雰囲気も難易度もかなり異なります。

今回ご紹介しているものは、なかでも非常にシンプルな編曲ですので、やや寂しい印象に聴こえてしまうかも……。

より原曲に近いアレンジにも積極的に挑戦してみてくださいね。

ダニー・ボーイアイルランド民謡

『ロンドンデリーの歌』として知られるアイルランド民謡のメロディに、戦地へ向かう息子を送り出す母親の心情を描いたともいわれる切ない歌詞が付けられた名曲『ダニー・ボーイ』。

現在では歌詞付きで歌われるだけでなく、さまざまな楽器で演奏され世界中で愛されている1曲です。

とにかくゆったりとした曲のため、ピアノを始めたばかりの方でも、落ち着いて音符を追いながら演奏できるでしょう。

手元に余裕が出てきたら、メロディや伴奏が途切れないようペダルも入れてみてくださいね。

海の見える街久石譲

海の見える街 ピアノ スタジオジブリ『魔女の宅急便』より
海の見える街久石譲

ジブリ映画『魔女の宅急便』の挿入歌としておなじみの、久石譲さんの名曲『海の見える街』。

映画のワンシーンが思い浮かぶような素朴で親しみやすいメロディが魅力的な楽曲ですよね。

ピアノ楽譜もたくさん出版されているため、音名がかかれていたり、単旋律とベース音などで構成されたシンプルなアレンジに編曲されていたりする楽譜を選べば、初心者の方でも気軽にチャレンジできます。

もちろん、音に厚みがあるほど原曲の雰囲気に近づけられますので、ある程度弾けるようになったら、中級や上級のアレンジにも挑戦してみましょう!

オーラ・リーGeorge Rodway Poulton

オーラ・リー・アメリカ民謡【ゆっくり】(初級ピアノ楽譜)ポピュラー
オーラ・リーGeorge Rodway Poulton

小学校の音楽の教科書にも掲載され日本でも親しまれている、アメリカの大衆民謡『オーラ・リー』。

アメリカの伝説的ロックスター、エルヴィス・プレスリーさんの名曲『Love Me Tender』の原曲としても知られている楽曲です。

素朴で耳に残りやすいメロディは1オクターブ以内で構成されており、4分音符と2分音符のみでリズムも非常にシンプル!

音を読んだり音の長さを覚えたりしながら、じっくり練習してみてくださいね。

聖者の行進黒人霊歌

「聖者の行進」(ピアノステップ導入2課題曲)アメリカ民謡/橋本晃一編曲 演奏:中田 雄一朗
聖者の行進黒人霊歌

もとは黒人霊歌として演奏されていた楽曲であり、ジャズナンバーとしても知られる『聖者の行進』。

現在では、スポーツの応援歌として起用されているほか、テレビやCMの挿入曲としてもたびたび使用されています。

また、メロディの音域が狭いことや、同じフレーズの繰り返しで覚えやすいことから、初級レベルのピアノ教本にもやさしいアレンジの楽譜が採用されています。

メロディを演奏するのに必要な音は、たったの5つ!

歌いながら練習すれば、音名と鍵盤を結びつける練習にもなりますよ。

ニ長調のミュゼットJ.S.Bach

J.S.バッハ/ニ長調のミュゼット 演奏:中川 京子
ニ長調のミュゼットJ.S.Bach

バッハの名曲『ニ長調のミュゼット』。

ミュゼットとはバグパイプを用いたフランスの音楽のことを意味するのですが、この作品もミュゼットの特徴である低音域の持続音を主体とした伴奏が登場します。

いきなり左手のオクターブから始まる楽曲ではありますが、どちらかというとレガートの方が重要で、左手のパッセージも登場しないため、初心者の方でも演奏しやすいと思います。

レガートとノンレガートが入り乱れる作品なので、左手の基礎を学ぶには大いに役立つ作品と言えるでしょう。

おわりに

今回は初心者向けのピアノ曲の中から特に簡単なものや初心者用にアレンジされたもの、初心者のうちに目標にすべき楽曲を紹介しました。

初心者といってもそれぞれのレベルに合わせた楽曲に取り組むことが大切なので、練習する際は楽譜選びにも意識を向けてください。

道のりは長いですが、情熱を失わずコツコツと練習に取り組み、ピアノは努力すればするほど上達します。

ぜひ、今回の記事を参考に頑張ってみてくださいね!

いつかあなたの演奏を聴ける日を楽しみにしております。