【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲
私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。
今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、こどもの頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになりたいと習い始める方が増えています。
本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!
クラシックから洋楽、邦楽、そしてゲーム音楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。
- ピアノをはじめた初心者におすすめ!大人も楽しめる楽譜10選
- 【初級】初めての練習曲はコレ!大人のピアノ初心者におすすめの定番練習曲
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- 【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
- 切なく美しい!おすすめのピアノ曲まとめ
- 初心者でもピアノで簡単に弾ける!J-POPの人気曲&最新曲を厳選
- 【ピアノ練習曲】初心者におすすめ!簡単&弾きやすい作品を厳選
【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(71〜80)
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第11番せきれいJohann Burgmüller

小鳥のように軽やかで可愛らしい旋律が特徴の「4分の2拍子」の楽曲です。
スタッカートと十六分音符を効果的に使った「タタタン」というリズミカルなモチーフが、鳥のさえずりや愛らしい動きを見事に表現しています。
1851年にパリで出版されたこの作品は、たった30秒ほどの短い演奏時間ながら、右手のスケールや左手の伴奏が織りなす美しい旋律が魅力的です。
手首の柔軟な動きと指先のコントロールを意識して演奏することで、曲の持つ優美さをより引き出せます。
ピアノを学び始めて間もない方でも、軽快なリズムと親しみやすいメロディーで楽しく取り組める作品です。
川の流れのように美空ひばり

日本の歌謡界を代表する女性歌手の遺作となった楽曲です。
人生を川の流れに例えた歌詞が印象的で、穏やかに生きることの大切さを歌っています。
聴く人の心に深く響くメロディーと歌詞で、多くの人に愛され続けています。
1989年1月にリリースされ、150万枚以上の売上を記録しました。
人生に悩んだり、立ち止まったりしている時にぴったりの1曲です。
静かに耳を傾けると、きっと心が癒されるはずです。
歌手の人生観が詰まった名曲なので、ぜひチャレンジして弾きこなしてくださいね!
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach

癒やしの音楽、そして「ピアノで弾いてみたい」と憧れる人が多い作品として知られている『主よ、人の望みの喜びよ』。
ヨハン・セバスティアン・バッハが作曲した教会カンタータの中のメロディーで、合唱付きで演奏されることもあります。
この曲はさまざまなアレンジで出版されているため、自分のレベルに合わせて楽譜を選択できるのも、初心者にオススメな理由の1つ。
天井の高い教会に響き渡る音色をイメージし、1音1音を味わいながら弾いてみてくださいね。
Fly Me To The MoonBart Howard

ジャズのスタンダードナンバーとして知られる『Fly Me To The Moon』は、フランク・シナトラさんのボーカルバージョンやジャズアーティストたちによるインストゥルメンタルのカバーなどさまざまなアレンジで演奏され続けている名曲です。
『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマ曲としても起用され、エヴァをきっかけでこの曲を知ったという世代の方も多いでしょう。
コード進行自体も複雑なものではなくほぼ繰り返しのため、初心者にもおすすめの楽曲と言えそうです。
実際にこの曲のメロディとコードをピアノで弾いてみると分かるのですが、実におしゃれな響きを持った楽曲なのですよね。
このおしゃれ具合の秘密は、全編を通して慣らされるセブンスコードの響きでしょう。
右手でメロディ、左手でコードを押さえるという基本だけでもそのおしゃれ具合は楽しめますから、初心者でもおしゃれなピアノを弾いてみたい、ジャズ的な曲を弾いてみたいという方はぜひ挑戦してみてほしいですね!
Merry Christmas Mr.Lawrence坂本龍一

2023年の3月、同年1月に逝去されたYMO時代の盟友、高橋幸宏さんの後を追うようにこの世を去ってしまった、教授こと坂本龍一さん。
「世界の坂本」としてポップスから映画音楽、実験的なものまで世界中で評価される名曲の数々を作り上げてきた坂本さんの作品は、ソロピアノとしても大人気で多くの人のカバー動画もYouTubeなどでアップされていますよね。
中でも、やはり『戦場のメリークリスマス』のメインテーマである『Merry Christmas, Mr.Lawrence』の人気は突出していますし、ピアノを習い始めた方の多くが一度は挑戦してみたい、と思われているのではないでしょうか。
クラシック音楽を学んで音楽理論的なことを熟知していながら、そこだけにとらわれない自由な発想を持つ坂本さんが生み出した旋律はどこか懐かしく、いつ聴いても新鮮な感動を私たちに与えてくれますよね。
基本的に主題となるテーマが形を変えて繰り返されるタイプの楽曲で、この曲の雰囲気を再現するとなれば相当な技術とセンスが要求されます。
人気曲だけあって本稿でも紹介しているような初心者向けの楽譜も多く発売されていますから、まずはそこから練習していただくのがいいでしょう。
あなたが感じたイメージやストーリー性を意識して弾いてみてくださいね。
乙女の祈りTekla Badarzewska

ポーランドの作曲家、テクラ・バダジェフスカの『乙女の祈り』は、多くのピアノ曲集に収録されている有名な作品です。
「乙女」という言葉がしっくりくる甘美なメロディが印象的なこの曲は、跳躍が多いため音ミスなく仕上げるのはなかなか大変!
ですが、テーマが変奏曲のように形を変えて繰り返されるシンプルな構成なので、譜読みや暗譜に苦労することはないでしょう。
メロディが1オクターブの重音になっているため、手を開いた状態で固まって音が硬くならないよう気を付けてください。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノ学習者の誰もが一度は憧れる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲です!
ピアノ曲として有名なのはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされています。
左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど、変化に富んでいるのも魅力の一つ。
曲の雰囲気の変化に注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!