【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲
私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。
今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、こどもの頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになりたいと習い始める方が増えています。
本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!
クラシックから洋楽、邦楽、そしてゲーム音楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。
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【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(21〜30)
ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、特にポピュラーな楽曲『ベルガマスク組曲 第3曲「月の光」』。
道化師の普段は見せない悲しみや苦しみを描いた、情緒があふれる作品です。
難易度としてはツェルニー40番以上といったところでしょうか。
中学生が取り組むにはやや難易度が高いかもしれません。
ただ、ツェルニー30番が簡単に感じるという方なら、意外にも演奏しやすい楽曲だと思います。
27小節目の左手が難所ですが、音を分解して体に覚え込ませることで粒のそろった演奏を実現しやすくなります。
ぜひ参考にしてみてください。
愛は花、君はその種子Amanda McBroom

映画『おもひでぽろぽろ』のエンディングで流れる、心に深く染み渡る歌声に感動した方も多いのではないでしょうか。
ベット・ミドラーの歌唱で広く知られ、1980年にはゴールデン・グローブ賞を受賞した名曲です。
愛を川や刃といった厳しいものに例えつつ、最後には希望に満ちた花として描く、普遍的なメッセージが本当にすてきですよね。
メロディラインが非常に美しいため、伴奏がシンプルでも本作の持つ温かい世界観を十分に味わえます。
ゆったりとしたテンポで、メロディを慈しむように弾くのがポイント!
音の一つひとつに心を込めることで、聴く人の胸に響く、深みのある演奏に仕上がりますよ。
ロンド・カプリチオーソ ホ長調 作品14, MWV U 67 第1番 アンダンテFelix Mendelssohn

優雅で抒情的なアンダンテから始まり、軽快で繊細なプレスト部分へと展開するメンデルスゾーンによる作品は、15歳という若さで原形が作られた傑作です。
アンダンテ部分では透明感のある美しい旋律が歌い上げられ、まるで無言歌のような親しみやすさを感じさせます。
プレスト部分では軽やかなパッセージが躍動感に溢れ、まるで精霊たちが踊るかのような雰囲気を醸し出しています。
本作は難易度の面でも取り組みがしやすく、シンプルな構造と美しい旋律は、クラシック音楽にこれから親しもうとする人にぴったりです。
ゆっくりとしたテンポから練習を始めれば、着実な上達を実感できる素晴らしい作品となっています。
夜の海辺にてHeino Kasuki

ひんやりとしたピアノの音色で、夏の暑さを忘れてみませんか。
フィンランドの作曲家ヘイノ・カスキが手掛けた美しい小品です。
ピアノの一音一音がまるで夜の海辺にきらめく光の粒のように感じられ、北欧の静謐な自然へと心を誘うことでしょう。
穏やかで幻想的な旋律は、聴く人を優しく包み込むようで、内省的な気分にさせてくれます。
ピアニストの舘野泉が演奏し、1999年4月に録音されたアルバム『Kaski: Night By the Sea』に収録されたことで、この楽曲の魅力は広く知られるようになりました。
暑さでお疲れ気味の心にそっと寄り添い、涼やかな気分に浸りたい方に、ぜひおすすめしたい作品です。
メインテーマ星勝

主人公の胸に蘇る遠い日の思い出が目に浮かぶような、映画『おもひでぽろぽろ』の音楽です。
1991年7月に公開されたこの作品では、27歳の主人公が10歳の頃を回想する心象風景に寄り添うように、この美しいメロディが使われています。
アルバム『おもひでぽろぽろ オリジナル・サウンド・トラック』に収録された本作は、ピアノのアルペジオが中心の静かでノスタルジックな曲調が特徴です。
ゆったりとしたテンポで音の動きも穏やかなため、ピアノに初めて挑戦する方にも取り組みがしやすいでしょう。
記憶の断片がキラキラと光るような、透明感のある響きを大切に、一音一音を丁寧に弾いてみてくださいね。
インヴェンション 第2番 ハ短調 BWV 773J.S.Bach

『インヴェンション』の第2番として知られるこのハ短調の作品は、バロック時代の対位法技術が凝縮された魅力的な1曲です。
1723年にまとめられた教育的作品集の一部で、右手と左手が2小節ずれてカノン形式で対話する構造となっています。
短い作品ながら声部の入れ替わりや転調も含まれ、演奏者には各声部の独立性とバランスが求められます。
ハ短調という調性が生み出す内省的で厳格な雰囲気も印象的で、単なる練習曲を超えた芸術性を持っています。
対位法の美しさを学びたい方や、バロック音楽の奥深さに触れたい方におすすめです。
技術的な挑戦と音楽的表現力を同時に養える、学習者にとって貴重なレパートリーとなるでしょう。
フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドJ.S.Bach

フランス舞曲の厳格な形式に、バッハ特有の深い精神性を込めた珠玉の楽章です。
1722年から1725年頃に作曲されたこの楽曲は、もともとスペイン起源の荘重な三拍子舞曲として構成され、装飾音と和声進行が織りなす静謐で内省的な世界観が魅力となっています。
本作はゆったりとしたテンポで進行するため、バロック音楽に初めて挑戦する方でも取り組みやすく、音色や表現力を磨きながら演奏の基礎を身につけられます。
複雑な技巧よりも情感が豊かな表現が重視されるので、じっくりと練習に向き合いたい方におすすめです。