【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲
私たちの心を癒やしてくれるピアノの透き通る音色。
今、大人になって改めてその魅力に気づき、「聴くだけでなく自分でも演奏してみたい!」と思われる方や、こどもの頃は練習が面倒でピアノレッスンが苦痛だったけれど、大人になってもう一度練習して弾けるようになりたいと習い始める方が増えています。
本記事では、そんな大人のピアノ初心者やブランクのある経験者の方にオススメの美しい&おしゃれなピアノ曲をご紹介します!
クラシックから洋楽、邦楽、そしてゲーム音楽、映画音楽まで、幅広く選曲していますので、お気に入りの1曲選びにお役立てください。
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【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(71〜80)
カントリー・ロード本名陽子

スタジオジブリが1995年に制作、後悔されたアニメ映画『耳をすませば』の主題歌『カントリー・ロード』は、どこかノスタルジックで懐かしいメロディの美しさと、優しい響きを持った本名陽子さんの歌声が心に響く名曲です。
実はアメリカのカントリー系の著名なシンガーソングライター、ジョン・デンバーさんの楽曲『故郷へかえりたい』の日本語カバーなのですが、不思議と日本人の琴線に触れるメロディなのですよね。
そんな『カントリー・ロード』を若い頃に映画で見て知って、大人になった今改めてピアノで弾いてみたい、という方もいらっしゃるはず。
ポップス系のソロピアノは初心者向けの楽譜も多く、特にジブリ映画の主題歌はアレンジも豊富ですし、誰でも知っているような曲も多いですから初心者の方にもおすすめと言えそうですね。
とても素直なメロディラインは右手だけならすぐに弾けるようになりますし、両手でピアノを弾く練習にもよさそうです。
原曲のキーにこだわらないのであれば、Cメジャーキーの楽譜を選べば譜読みも簡単で弾きやすいですよ!
Your SongElton John

2023年の7月8日、スウェーデンにてツアーの最終日を迎えて、惜しまれながらも50年以上に及ぶツアー生活から引退したイギリスが世界に誇るシンガーソングライター、エルトン・ジョンさん。
稀代のエンターテイナーとしてライブパフォーマンスを愛したエルトン・ジョンさんのこの決断は寂しくもありますが、彼が残した素晴らしい音楽を私たちは変わらずに楽しめるというのは素晴らしいことですよね。
そんなエルトン・ジョンさんの誰もが知る名曲バラード『Your Song』は、ピアノ伴奏が主体の名曲ですからソロピアノで弾いてみたいと思われている方も多いでしょう。
洋楽の楽譜って探すのが大変そう……とお考えの方もご安心ください、これほどのクラシックな名曲は日本でも多くの楽譜が販売されていますし、本稿でも初心者向けの楽譜を紹介していますからぜひ参考にしてみてくださいね。
先述したように原曲自体がピアノが軸となっているアレンジですから、ソロピアノで弾く際にもイメージしやすいはずですよ。
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲 朝Edvard Grieg

イントロの旋律を聴けば、ほとんどの方が「朝がきたなあ」と感じるのではないでしょうか。
テレビ番組などで朝に絡んだシーンのBGMとしても多く使われており、作曲者や出典を知らずとも、日本人としては爽やかな朝を思わずイメージしてしまうこちらの『朝』は、ノルウェーの作曲家であるエドヴァルド・グリーグが手掛けた組曲『ペール・ギュント』の1曲です。
ヘンリック・イプセンの戯曲『ペール・ギュント』を舞台で上演するにあたって、グリーグに劇音楽の作曲を依頼して生まれた組曲なのですね。
朝にぴったりのさわやかで美しい旋律は、暑い夏の朝も気分よく目覚めさせてくれそうです。
余談ですが、劇音楽としての『朝』の舞台は主人公が実に最低な状況に置かれた際に流れるのですよ。
戯曲のストーリーや作者がこの曲に込めた思いを知ることで、よく知られたこの『朝』に対するイメージも変わるかもしれませんね。
【初級】大人のピアノ初心者におすすめ! 美しい&おしゃれなピアノ曲(81〜90)
ルパン三世のテーマ’78大野雄二

かっこいいアニソンといえば『ルパン三世のテーマ』は欠かせません。
ジャズピアニストである大野雄二さんによって制作され、年代によってファンキーなバージョンやジャジーなバージョンまでさまざまなテイクがあるのも特徴です。
メロディを弾くだけでも様になるので、左手は少しの音を添えるだけで成り立つんですよね。
初心者の方でもかっこよく演奏できます。
リズムを意識して演奏できるようになれば、さらにレベルアップした『ルパン三世のテーマ』を聴かせられますよ。
彼こそが海賊Klaus Badelt/Hans Zimmer

『彼こそが海賊』という邦題でも有名な『He’s a Pirate』は、大人気映画シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』の記念すべき第1作目、2003年に公開された『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』の劇中歌として知られる名曲です。
思わず冒険に出かけたくなってしまうような勇壮なメインフレーズやサウンドは、映画の劇中歌という枠内をこえてテレビ番組などでも頻繁に使われており、映画を見たことがなかったとしてもこの曲のメロディは知っているという方もいらっしゃるでしょう。
もともとはオーケストラ曲ですが、人気曲ですからソロピアノのアレンジも多く公開されています。
楽曲の世界観をピアノで可能な限り再現する、となればどうしても難易度も高くなってしまいますが、左手は土台となるベースラインの和音を弾いてリズムをキープ、力強いメロディを奏でる右手をサポートする形で弾けば初級レベルの方であっても原曲の雰囲気は演出できるはず。
まずはゆったりとしたテンポで練習して、少しずつテンポアップしていくといいでしょう。
とはいえ恥ずかしがらず、自分なりの大胆な演奏を心がけてほしいですね!
パート・オブ・ユア・ワールドAlan Menken

美しい海の世界を描いたディズニー映画『リトル・マーメイド』で主役のアリエルが歌う印象的な楽曲『パート・オブ・ユア・ワールド』。
映画の世界観をそのものといっても過言ではない美しい作品で、ピアノの繊細な音色とも相性抜群です。
とにかくメロディが美しいので、ごちゃごちゃした伴奏は不要!
ドレミを覚えたての方でも弾けるシンプルなアレンジで、十分に原曲の良さを味わいながら演奏できます。
順次進行のメロディで跳躍が少ないのも、弾きやすいポイントといえるでしょう。
大管弦楽のための組曲「惑星」作品32より「木星」Gustav Holst

楽曲の題名だけ見て分からずとも、実際に曲を聴けば思わず「あの曲か」と思い当たるのではないでしょうか。
イギリスの作曲家、グスターヴ・ホルストによる組曲『惑星』の中でも最も知られている『木星』は、特に中間部の旋律が非常に有名で、イギリスでは愛国歌『我は汝に誓う、我が祖国よ』として親しまれています。
実は平原綾香さんのデビュー曲であり、大ヒットした名曲『Jupiter』の原曲でもあるのですよ。
壮大なスケールとすべてを包み込むようなメロディラインの美しさは、ソロピアノとして弾いても何ら損なわれることはありません。
トリッキーなメロディも出てこないですしゆったりとしたテンポで弾きやすい反面、淡々した演奏では曲の良さも雰囲気も引き出せませんから、あなたなりの宇宙を表現するくらいの気持ちで演奏に挑戦してみてください!