RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ

ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!

ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。

さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。

そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!

演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。

そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。

次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。

もくじ

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(61〜80)

ガボットFrançois-Josehp Gossec

ガボット ゴセック ピアノ  [ Gavotte Piano Francois Joseph Gossec ]
ガボットFrançois-Josehp Gossec

テレビ番組やCMのBGMなどでもおなじみの『ガボット』は、もともとはフランスの作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセックによるオペラ作品の中で使われた楽曲。

バイオリンとオーケストラによって演奏されていた作品ですが、現在では多くの優しく弾ける初心者向けのピアノの作品集にも収録されており、発表会でも頻繁に演奏されています。

この楽曲の上品さの秘密は、軽やかなスタッカートと中間部の繊細なレガートの対比!

各部分の雰囲気の違いを明確にして、メリハリのある演奏に仕上げましょう。

Samuel Maykapar

zen-on piano solo 「春」 マイカパル:ピアノ小品集 より 全音楽譜出版社
春Samuel Maykapar

発表会曲やコンクールの課題曲として取り上げられることの多い、ウクライナ出身の作曲家兼ピアニスト、サムイル・マイカパルの『春』。

穏やかな春の訪れを感じさせる、ゆったりとした曲調の作品です。

中間部は少し活発な印象になるため、短い中でも変化をつけやすい作品といえるでしょう。

宮廷音楽のような上品さを損なわないようなめらかにレガートで演奏し、伴奏の音量を極力抑えながら、やさしい音色で演奏できるといいですね。

ポロネーズ ハ長調 Op.155-4Theodor Oesten

19世紀のドイツで活躍したピアノ教師兼作曲家、テオドール・エステンの『ポロネーズ』は、初級から中級に差し掛かるくらいのお子さまの発表会曲としてオススメの作品です!

軽やかでスピード感のあるワルツのリズムは難しく感じられるかもしれませんが、左手の伴奏は非常にシンプルなため、右手のメロディを重ねるもそれほど難儀ではないはず。

ゆっくり丁寧に譜読みをしたあとは、かっこよく舞台で演奏できるよう、徐々にテンポアップしていきましょう。

子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲!

『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。

和音の音すべてをそろえて弾くことに難しさを感じるかもしれませんが、ゆっくり丁寧に練習すれば、和音の音をすべてしっかりとらえられるようになります。

弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメですよ!

愛らしいタランテラStreabbog

【ピアノ発表会おすすめ】愛らしいタランテラ ♫ ストリーボッグ / Tarentelle mignonne, Streabbog
愛らしいタランテラStreabbog

技術的にはまだまだ未熟だけど、両手をばっちり使った作品を弾いてみたい……そんな初級の方にぜひおすすめしたいのが『愛らしいタランテラ』です。

ストリーボッグという芸名で知られるジャン・ルイ・ゴバールツが作曲したこちらの作品は、アップテンポで力強い8分の6拍子を軸とした情熱的な曲調で、ピアノの発表会でも演奏される機会の多い1曲です。

「タランテラ」とは、イタリアはナポリの舞曲のこと。

シンプルな伴奏の上に表情豊かなメロディーを重ねて、ダイナミックな演奏に仕上げましょう。

忘れな草Heinrich Lichner

忘れな草 (リヒナー) ピアノ♪発表会おすすめ♫ ピアニスト 近藤由貴/Forget-me-not (Lichner) Piano, Yuki Kondo
忘れな草Heinrich Lichner

切なく美しいメロディーが印象的な『忘れな草』。

英語では「私を忘れないで」を意味する『Forget Me Not』のタイトルで親しまれているそうです。

タイトルと曲の雰囲気がピッタリマッチしていますよね。

悲しみに満ちた曲ですが、ただ静かに演奏するだけでは単調でつまらない印象になり、練習していても飽きてしまうでしょう。

楽譜に書かれた強弱記号や細かい変化記号に注目しながら、静かな中にも変化を感じられる演奏になるよう心がけてみてくださいね。