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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ

ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!

ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。

さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。

そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!

演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。

そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。

次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。

もくじ

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(61〜80)

子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ平吉毅州

平吉 毅州/虹のリズム 1.タンポポがとんだ/演奏:佐久間 あすか
子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ平吉毅州

児童向けの合唱曲や独奏曲をはじめ、いくつもの名曲を作り上げてきた日本人作曲家、平吉毅州さん。

『子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ』は彼を代表する作品の一つで、ピアノ発表会でも頻繁に演奏されます。

こちらの作品は、休符を含む独特なリズムで構成されており、リズム感を鍛えるにはうってつけの作品といえます。

はじめての発表会でインパクトを残したい!というやる気満々のお子さんに、ぜひとも挑戦していただきたい1曲です。

キラキラ星変奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

きらきら星変奏曲/モーツァルト/Variations on “Ah, vous dirai-je, Maman” K.265/Mozart/Piano/ピアノ/CANACANA
キラキラ星変奏曲Wolfgang Amadeus Mozart

5歳で作曲を始め、800以上もの作品を残した天才作曲家、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。

本作は、フランスの流行歌をモチーフに1778年に作られた変奏曲です。

親しみやすいメロディが、高度なテクニックを要するアレンジへと変化していく様子が楽しめます。

シンプルな序盤から始まり、後半には左手の動きが活発になるなど、難易度が上がっていきます。

ピアノを習う方々にとって、技術の向上を実感できる素晴らしい曲といえるでしょう。

終盤の変奏は高度なテクニックを必要とするため、弾きやすい変奏を抜粋して演奏するのもオススメです。

騎士Dmitri Kabalevsky

【ピアノ発表会おすすめ】騎士 ♫ カバレフスキー / Rider, Kabalevsky
騎士Dmitri Kabalevsky

子供向けのピアノ作品を数多く残した、ロシアの作曲家ドミトリー・ボリソヴィチ・カバレフスキーの『騎士』は、騎士の勇敢な姿を表すようなキリッとしたかっこいい曲です!

この曲は3つのパートに分かれており、はじめは左手がメロディー、中間部で右手にメロディーが移り、左手にメロディーが戻ってきてフィナーレを迎えます。

ピアノの初級楽譜では「右手がメロディー、左手が伴奏」と固定されてしまいがちなので、発表会で思いきって両手が主役の曲を選んでみるのもオススメですよ!

紡ぎ歌Albert Ellmenreich

【ピアノ発表会おすすめ】紡ぎ歌 ♫ エルメンライヒ / Spinning Song, Ellmenreich
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

ドイツの作曲家エルメンライヒの『紡ぎ歌』は、ピアノの発表会の定番曲としてもおなじみの作品です。

エルメンライヒが生きた1800年代の、女性たちが糸車で糸を紡いでいる様子を表した作品といわれています。

細かい音をそろえるのはなかなか大変ですが、リズムにのりやすく弾きごたえも抜群の一曲!

スピード感を保ったまま前半部分と左手が主役の中間部、前半部分と同じメロディーが繰り返される後半部分を弾き切れれば、最後は爽快感に包まれるでしょう!

魔女たちのおどりTheodor Kullak

【ピアノ発表会おすすめ】魔女たちのおどり ♫ クラック / Witche’s Dance, Kullak
魔女たちのおどりTheodor Kullak

ドイツの作曲家、テオドール・クラック作曲の『魔女たちの踊り』は、発表会曲やコンクールの課題曲としてたびたび選曲される人気の高い作品です。

魔女たちが輪になって怪しい踊りを踊っている光景が思い浮かぶような不気味な曲調が、なんともかっこいいですよね!

1分ほどの短い曲の中に、音階を弾くために必要な親指くぐりや、指先を使ったスタッカート、隣り合う指を交互に素早く動かすトリルなど、ピアノを弾くうえで必要となる基礎的なテクニックが詰まっている、これからテクニックを磨いていきたい方にもピッタリの作品です!

魔法の木William Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】魔法の木 ♫ ギロック / The Haunted Tree,Gillock
魔法の木William Gillock

20世紀に活躍したウィリアム・ギロックは、ピアノ教師であり音楽教育の分野において多くの作品を残した作曲家です。

「音楽教育界のシューベルト」と称されるほどのメロディの美しさを持ち合わせながら、それほど高度な技術を必要としない彼のピアノ曲は、初級から中級向けのピアニストたちにも好んで演奏されています。

『魔法の木 』は、冒頭から続く左手のメロディが印象的な作品です。

左手で自由にメロディを弾きこなすことはなかなか難しいですが、弾きこなせるようになれば、初級から中級へのステップアップが見えてくるでしょう!