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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ

ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!

ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。

さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。

そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!

演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。

そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。

次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(1〜10)

ワルツレントOskar Merikanto

【ピアノ発表会おすすめ】ワルツ・レント ♫ メリカント / Valse Lente, Merikanto
ワルツレントOskar Merikanto

フィンランドの音楽界で輝かしい足跡を残したオスカル・メリカント。

メリカントが1898年に発表した本作は、エレガントな雰囲気が漂うピアノ曲です。

A-B-Aの三部形式で構成され、優美な旋律と柔らかな和音が心を癒やします。

フィンランドの自然や民謡から着想を得たという本作は、聴く人の心に安らぎをもたらす魅力にあふれています。

ピアノを習い始めて間もない方や、優雅な雰囲気の曲を弾いてみたい方にオススメ。

発表会で演奏すれば、きっと聴衆を魅了することでしょう。

パッヘルベルのカノンJohann Pachelbel

弾きながら幸せな気持ちになれる美しいメロディーで人気の『パッヘルベルのカノン』。

正式な名称は『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』とされています。

教会音楽として作曲された作品だけあって、終始穏やかでハーモニーの移り変わりの美しさが際立っていますよね。

この曲のポイントは、横の流れを大切にしてなめらかに音をつないでいくこと!

静かな協会に響く音楽を想像しながら、音の粒をそろえて弾いてみてくださいね!

子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」:第7曲 木馬(騎兵隊)Aram Khachaturian

子供たちの遊び心と冒険心が詰まった、愛らしいピアノ小品です。

木馬に乗って遊ぶ子供の様子や、騎兵隊ごっこをしている情景を生き生きと描いた本作は、軽快でリズミカルな曲調が特徴的です。

アルメニアの民族音楽の要素を取り入れた独特のリズムやメロディーが、どこか神秘的な雰囲気も醸し出しています。

1926年に作曲されたこの作品は、演奏時間約1分10秒と短いながらも、豊かな表現力が魅力です。

ピアノの発表会やコンクールでの演奏にぴったりで、聴く人の心に温かな印象を残してくれます。

リズム感や表現力を伸ばしたい方はもちろん、子供たちの想像力を育みたい方にもおすすめの1曲です。

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(11〜20)

メヌエット ト長調J.S.Bach

【ピアノ発表会おすすめ】メヌエット ト長調 ♫ ペツォールト(伝バッハ)/ MENUET G-DUR, Petzold (J.S.Bach)
メヌエット ト長調J.S.Bach

長年、音楽の父と呼ばれるJ.S.バッハの作品であると思われてきた『メヌエット ト長調』。

ヨハン・セバスチャン・バッハの作品集である『アンナ・マグダレーナ・バッハの楽譜帳』にもおさめられていますが、実は同時代の作曲家クリスティアン・ペツォールトの作品であることが研究によってあきらかにされているんです!

ただ、長年バッハの作品として親しまれてきたこともあり、現在でも本来の作曲家について知らない方がほとんど。

作曲家が誰であれ、一度聴いたら忘れられない上品で高貴な印象の魅力的な曲であることに変わりはありません。

ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart

ピアノソナタk.545 ハ長調 – モーツァルト – Piano Sonata No.16 in C Major, k.545 – Mozart – Classic – CANACANA
ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545Wolfgang Amadeus Mozart

初級から中級への移行期に多くのピアノ学習者が学ぶ、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545』。

発表会でも人気のこちらの曲は、素朴なメロディとわかりやすい構成で、初心者の方でも取り組みやすい作品の一つです。

途中で左手の伴奏が16分音符になるあたりから、どうしてもテンポが落ちてしまいがち。

1音1音クリアに弾けるよう、指練習などを取り入れながら歯切れがよく演奏しましょう!

コントルダンスFrederic Chopin

【知られざるショパン】ショパン : コントルダンス / Chopin : Contredanse【素朴で軽快な舞曲】
コントルダンスFrederic Chopin

ロマン派音楽の巨匠として知られるフレデリック・ショパンの初期作品の一つが、この穏やかさと軽快さの両方をあわせ持つ楽曲です。

フランス語で「カントリーダンス」を意味する名前を持つ本作は、1827年に作曲された作品。

イギリスからフランスに渡ってきた民族舞踊「カントリーダンス」の音楽が、ショパンらしい繊細なメロディで表現されています。

ショパンの他の作品に比べると非常にシンプルで、技術的な難易度も比較的低いため、ピアノを始めたばかりの方にもオススメの1曲です。

ダンスのリズムと喜びに焦点を当てたこの作品で、ショパンの多様な音楽的才能の一端に触れてみませんか?

人形の夢と目覚めTheodor Oesten

人形の夢と目覚め/お風呂が湧きました♫/Dolly’s Dreaming and Awakening/ピアノ/piano/CANACANA
人形の夢と目覚めTheodor Oesten

給湯器の「お風呂が沸きました!」の音楽として記憶している方も多いであろう『人形の夢と目覚め』。

「お人形の子守歌」、おなじみのフレーズの「お人形の夢」、そして「お人形の目覚め」の三部で構成された、メルヘンチックな作品です。

変化に富んでいて華やかな曲のため演奏効果が高く、発表会などでも大人気!

ゆったり感、ワクワク感など、さまざまな表現を一曲の中で楽しめます。

副題からお人形の様子を自分なりにイメージしながら、表情を豊かに弾いてみてくださいね!