【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!
ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。
さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。
そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!
演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。
そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。
次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。
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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(51〜60)
ソナチネ 第7番 第1楽章Muzio Clementi

優美で軽快な旋律が光る華やかなピアノ作品です。
生き生きとした明るい雰囲気の曲調に、1781年にウィーンで行われたモーツァルトとの演奏対決を思わせるような技巧的な要素も随所に感じられます。
右手で奏でる滑らかなメロディーと左手の伴奏が見事に調和し、まるでオーケストラの響きを1台のピアノで表現しているかのような豊かな音楽性が魅力です。
アレグロのテンポで始まり、2つの対照的なテーマの掛け合いを通じて、音楽の多彩な表情を描き出しています。
本作は、華やかなステージでの演奏にも適しており、ピアノの表現力を存分に活かしたい方におすすめです。
また、心躍るような明るい曲調に癒やしを求める音楽ファンにもぴったりの1曲といえるでしょう。
ソナチネ 第8番 第1楽章Muzio Clementi

豊かな響きと軽やかな旋律が印象的なピアノ曲を求めているなら、こちらの作品をおすすめしたいと思います。
ト長調の明るい調性で綴られた本作は、華やかで躍動感のあるメロディと、それを支える力強い伴奏が見事に調和しています。
1797年に出版された教育的作品でありながら、コンサートピースとしても十分に通用する芸術性を備えています。
順次進行を多用した優美な第1主題と、忙しなく動き回る第2主題という対照的な旋律の掛け合いも聴きどころです。
技巧的な面白さと音楽的な魅力を兼ね備えた本作は、ピアノの表現力を存分に引き出したい方や、華やかで力強い曲調を好む方にぴったりの1曲となっています。
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

ドイツの作曲家エルメンライヒの『紡ぎ歌』は、ピアノの発表会の定番曲としてもおなじみの作品です。
エルメンライヒが生きた1800年代の、女性たちが糸車で糸を紡いでいる様子を表した作品といわれています。
細かい音をそろえるのはなかなか大変ですが、リズムにのりやすく弾きごたえも抜群の一曲!
スピード感を保ったまま前半部分と左手が主役の中間部、前半部分と同じメロディーが繰り返される後半部分を弾き切れれば、最後は爽快感に包まれるでしょう!
ガラスのくつWilliam Gillock

美しいメロディセンスで「音楽教育界のシューベルト」とも称されるウィリアム・ギロックさん。
彼の作風は、高度なテクニックを使用せず、豊かな表現で楽曲の魅力を引き出すといったものでした。
そのため、初心者の課題曲としてギロック作品は頻繁に登場します。
『ガラスのくつ』は、3拍子のリズムに慣れるための課題としてうってつけの作品!
ショパンのワルツなどの本格的なワルツ作品に取り組む前に、この曲で3拍子を体感してみてはいかがでしょうか?
【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(61〜70)
カスタネットWilliam Gillock

とにかくかっこいい作品が弾きたい!というお子さまにオススメの『カスタネット』は、アメリカの作曲家ウィリアム・ギロックの作品です。
オリエンタルスケールというアラブ周辺で使用されることの多い音階を用いており、全体を通してエキゾチックでかっこいい雰囲気に仕上げられています。
難易度としては初心者でも取り組めるレベルですが、1曲をとおして力強さが求められます。
手首をやわらかく使い、力みで体が固まらないよう注意しながら演奏しましょう。
手品師William Gillock

子供向けのピアノ作品を数多く作曲したアメリカの作曲家、ウィリアム・ギロックの『手品師』は、特にアップテンポで元気な曲を好む子供たちから大人気の作品です!
規則正しく軽やかに鳴り響く左手の伴奏の上に重なるリズミカルな右手のメロディは、まるでお客様に次々と不思議なマジックを繰り出す手品師のコミカルな動きを表しているかのよう!
ワクワク感を音で表現するイメージで弾いてみると、リズムの感覚をつかみやすくなるでしょう。
春Samuel Maykapar

発表会曲やコンクールの課題曲として取り上げられることの多い、ウクライナ出身の作曲家兼ピアニスト、サムイル・マイカパルの『春』。
穏やかな春の訪れを感じさせる、ゆったりとした曲調の作品です。
中間部は少し活発な印象になるため、短い中でも変化をつけやすい作品といえるでしょう。
宮廷音楽のような上品さを損なわないようなめらかにレガートで演奏し、伴奏の音量を極力抑えながら、やさしい音色で演奏できるといいですね。