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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ

ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!

ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。

さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。

そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!

演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。

そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。

次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。

もくじ

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(81〜100)

パプリカFoorin

ピアノ超初心者・子ども向け『パプリカ / Foorin』【楽譜付き】
パプリカFoorin

米津玄師さんプロデュースの子供向け楽曲として大人気となった『パプリカ』。

ミュージックビデオの再生回数が1億回を突破し、多くの幼稚園や小学校で運動会のプログラムに『パプリカ』のダンスが組み込まれるなど、社会現象となりました。

リズムや音の並びはそれほど単純ではないため、ピアノやその他の楽器で演奏するにはそれなりに練習が必要!

しかし、弾いているうちにワクワク感に包まれる楽しい曲なので、練習もテンションが上がってはかどることでしょう!

こどものアルバム 第1集 少年時代の画集 第1曲 小さな歌Aram Khachaturian

【全国1位が教える】ハチャトゥリアン:小さな歌 Khachaturian: Pictures of Childhood 1. A Little Song (Andantino)
こどものアルバム 第1集 少年時代の画集 第1曲 小さな歌Aram Khachaturian

1分程度の短い曲ながら、ゆったりとしたテンポで紡がれるどこかノスタルジックで物悲しいメロディが実に美しい『小さな歌』。

20世紀のソ連を代表する作曲家の1人、アラム・ハチャトゥリアンによる『こどものためのアルバム 第1集 少年時代の画集』に収録されている作品で、初級レベルのお子さまにオススメの楽曲です。

臨時記号がやや多く黒鍵を使う頻度も高いため、楽譜を見ただけで「難しそう……」と感じてしまうかもしれませんが、和音中心の左手と単旋律の右手で構成されているため、それほど難易度は高くありません。

左右の役割をしっかり意識して、美しく歌い上げることを目標に練習してみてください!

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

エリーゼのために (ベートーヴェン) 横内愛弓
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを習い始めた方の多くが憧れる名曲『エリーゼのために』。

日本人にとって、クラシック作品の中で曲名を答えられる確率が最も高い作品ともいわれています。

切なく美しいメロディは非常に覚えやすく、全体のテンポもゆったりしているため、初心者の方でも取り組みやすい作品です。

テーマが再び戻ってくる前の中間部の盛り上がる部分では、細かい指の動きが求められますが、最適な指使いを選んで丁寧に練習すればクリアできるはず!

穏やかな部分と激しさをともなう部分の変化にも注目しながら、表情豊かに演奏しましょう。

クシコス・ポストHermann Necke

クシコスの郵便馬車/わたしはピアニスト(バイエル併用曲集)より/初級ピアノ
クシコス・ポストHermann Necke

運動会で流れるクラシック音楽の定番といえば、この『クシコス・ポスト』!

作曲者のヘルマン・ネッケは、クラシック音楽の作曲家としてそれほど有名ではありませんが、生涯で300曲近くの作品を残したとされています。

そんな彼の代表作であり、唯一現在でも耳にする機会のある『クシコス・ポスト』は、思わず走り出したくなってしまうような、力強いリズムと鮮烈なメロディが印象的!

手の小さなお子さまの場合は、オクターブの部分を単音にしたり全体の音数を減らしたりして、弾きやすいようにアレンジしてしまうのもオススメです。

慣れてきたら、躍動感のある演奏に仕上がるよう、テンポアップしていきましょう!

ジプシーの群れFranz Behr

【ピアノ発表会おすすめ】ジプシーの群れ ♫ ベール / CAMP OF GIPSIES, Behr
ジプシーの群れFranz Behr

600もの小品を残したとされているドイツの作曲家、フランツ・ベール作曲の『ジプシーの群れ』。

軽やかなメロディーと伴奏が華やかな、演奏効果の高い作品です。

速いパッセージを弾きこなす練習になるのはもちろん、中間部で大きく曲想が変化するため、幅広い表現力を身につける練習にもなります。

切なさをたたえた美しいメロディーをきれいに響かせるためには、伴奏との音量のバランスをとることが重要!

右手の細かく動くメロディーをかき消さないよう、左手の伴奏は極力静かに軽く弾けるといいですね。

道化師Dimitri Kabalevsky

【ピアノ発表会おすすめ】道化師 ♫ カバレフスキー / Clowns Op.39-20, Kabalevsky
道化師Dimitri Kabalevsky

子ども向けの楽曲を多く世に送り出した近代のロシアの著名な作曲家、ドミトリー・カバレフスキーの『道化師』は、1944年に作曲されて翌年に出版された作品集『24の子供のためのやさしい小品』の中の1曲です。

4分の2拍子で臨時記号を用いた半音で変化していく旋律と、スタッカートを活用した躍動的な左手の伴奏が特徴で、短いながらもインパクトを与えられる楽曲ですね。

単に音符を追うだけではなく、さまざまなパフォーマンスを繰り出すピエロのように次々と変化していく楽曲の展開を楽しみながら弾いてみましょう。