【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!
ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。
さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。
そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!
演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。
そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。
次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。
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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(41〜50)
パリの休日William Gillock

子ども向けの楽曲を多数作曲したことで知られるウィリアム・ギロックさん。
『パリの休日』はギロックの作品のなかでも発表会曲として人気の楽曲で、初心者が挑戦すべき要素が多く詰まっています。
特に終盤に登場する全音音階は、未経験の子どもにとって大きな経験になるでしょう。
ゆっくりと左右に分けて練習していけば、確実に演奏できるようになっていく作品なので、ピアノ発表会に向けて取り組んでみてはいかがでしょうか?
ソナチネ ヘ長調 第1楽章Anton Diabelli

優雅で親しみやすい旋律と、ヘ長調ならではの明るく開放的な響きが魅力です。
クラシック入門にぴったりな本作は、古典派の音楽様式の基本を学べる素晴らしい曲となっています。
温かみのある音色と流れるような優美な旋律が印象的で、アルベルティ・バス伴奏による穏やかな響きが心地よく、聴く人の心を癒してくれます。
1839年にウィーンで出版された本作は、堅苦しさを感じさせない心温まる表情が随所にちりばめられており、やさしい雰囲気に包まれながらもしっかりとした音楽の構造を持っています。
ピアノ発表会で演奏してみたい方や、クラシック音楽の素晴らしさを味わいたい方におすすめです。
「アルルの女」第2組曲 第3曲「メヌエット」Georges Bizet

フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーが1872年に手がけた劇音楽から生まれた、優雅で軽やかな旋律が魅力的な器楽曲です。
ビゼーは10歳未満でパリ音楽院に入学するなど、幼少期から才能を発揮。
本作は、南フランスを舞台にした物語に寄り添う音楽として作曲されました。
繊細な旋律と豊かな調和が特徴的で、聴く人の心を癒やしてくれます。
ピアノ発表会曲としても人気が高く、初心者の方にもオススメです。
優雅な旋律を丁寧に弾きこなすことで、豊かな表現力を身につけられるでしょう。
インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

ファンファーレのような躍動感があふれる上行形の分散和音から始まり、明るく元気な雰囲気に満ちた3/4拍子のヘ長調の楽曲です。
上声部と下声部が1小節の時間差で追いかけ合うような掛け合いが生み出す独特のリズムが心地よく、聴く人の心を踊らせます。
本作は教育的な目的で書かれた作品ながら、その音楽的な魅力は聴衆の心をつかんで離しません。
左手の3、4、5指を使うパッセージは少し手強いものの、練習を重ねることで両手の技術向上が実感できる素晴らしい曲です。
明るく華やかな曲調と適度な技術的チャレンジが含まれているため、発表会で演奏する曲をお探しの方にぴったりでしょう。
トッカティーナDimitri Kabalevsky

軽快でリズミカルな演奏を楽しめる一曲です。
イ短調で書かれた本作は、左手で魅力的なメロディーを奏で、右手が軽やかな伴奏を担当します。
さらに右手による三和音の最上部の音が、左手のメロディーを追いかけるように配置された仕掛けも見事。
あたかも小さな嵐のように展開していく楽曲の中で、緊張と緩和のバランスが絶妙に表現されています。
1938年に作られたアルバム『30の子供の小品 Op.27』に収録された本作は、音楽教育の教材として広く親しまれています。
ピアノを学び始めて間もない方に、技術と表現力の両面を養える作品としてぴったりです。
発表会での演奏にも最適で、聴衆に強い印象を残すことができることでしょう。
美しき青きドナウJohann Strauss II

ウィーンを代表する作曲家、ヨハン・シュトラウス2世が手掛けた名曲。
華やかで優雅な旋律が特徴的で、聴く人の心を魅了します。
ドナウ川の美しさとウィーンへの愛を表現した本作は、1867年2月にウィーンで初演された後、同年のパリ万博で大成功を収めました。
豊かな響きと親しみやすいメロディは、発表会の舞台でも聴き映えすることでしょう!
演奏者も聴衆も楽しめる1曲といえるでしょう。
ピアノ学習者が達成感を味わいやすい作品なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ソナチネ 第1番 第1楽章 Op.20-1Friedrich Kuhlau

明快な構成と親しみやすい旋律が魅力のハ長調の楽曲です。
快活なテンポと明瞭な旋律が特徴で、1819年にライプツィヒで出版された本作は、心が弾むような輝かしい雰囲気を持っています。
第1楽章では、ソナタ形式の中に明るく力強い主題が織り込まれ、滑らかな歌唱的なメロディーとともに展開されていきます。
フレーズの一つ一つに込められた希望に満ちた表情や、子供の成長を象徴するような躍動感のあるリズムが印象的です。
クリアな音色と適度なダイナミクスの変化を意識して演奏すると、より豊かな表現が可能になります。
古典派音楽の魅力を存分に味わいたい方や、明るく華やかな曲調を好む方におすすめの一曲です。