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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ

ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!

ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。

さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。

そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!

演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。

そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。

次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(81〜90)

トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

トルコ行進曲 ベートーヴェン Turkish March Beethoven
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

兵隊が足並みをそろえて行進していく様子が目に浮かぶ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲の『トルコ行進曲』。

ピアノを習い始めた子供たちが一度は弾いてみたいと憧れる作品であり、発表会の定番曲としても知られています。

明るく平和な雰囲気の中に力強さも感じられる、かっこよく演奏したい男の子にピッタリの1曲!

左手はテンポをしっかりキープしながら歯切れよく、右手は音が転ばないように正確に弾いて、兵隊の行進のりりしさを表現できるといいですね。

夢やぶれてClaude-Michel Schonberg

夢やぶれて(ピアノ)初級 「レ・ミゼラブル」より
夢やぶれてClaude-Michel Schonberg

ミュージカル界の巨匠クロード=ミシェル・シェーンベルクの代表作『レ・ミゼラブル』。

そのなかでもファンティーヌが歌うこの曲は、心に深く刻まれる感動のナンバーです。

若き日の夢と希望、そして現実の厳しさに打ちのめされる女性の姿を美しく描き出しています。

1980年の初演以来、世界中の観客を魅了し続けてきた本作。

ピアノで弾いてみると、その魅力がより深く感じられることでしょう。

発表会でも人気の高い曲なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

人生のメリーゴーランド久石譲

[初心者向け] ハウルの動く城 : 人生のメリーゴーランド【簡単ピアノ・ドレミ付き】
人生のメリーゴーランド久石譲

ジブリ映画の楽曲は初心者向けの楽譜が多く発売されているため、初心者の方でも取り組みやすいジャンルの1つ。

中でも2004年に公開された映画『ハウルの動く城』のテーマ曲『人生のメリーゴーランド』は、幅広い層から高い人気を得ている楽曲です。

ジャズを思わせるコード進行が特徴的なこの曲には、ジャズの世界で用いられることの多い「5度進行」が多用されています。

大人っぽくおしゃれな響きやリズムを楽しみながら発表会の舞台で演奏できるよう、まずは音数の少ないアレンジでリズムを体に刻み込むことから始めてみましょう。

さらばピアノよLudwig van Beethoven

さらばピアノよ(伝 ベートーヴェン)Beethoven (attributed) – Adieu to the Piano – pianomaedaful
さらばピアノよLudwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ作品のなかでも、初心者向けの曲として親しまれている本作。

優しい旋律が印象的で、ピアノを始めたばかりの方にもオススメの1曲です。

左手のアルペジオが流れるような伴奏を奏でる本作。

変イ長調に転調するところは特に美しく、物悲しげな雰囲気が印象的です。

ピアノの魅力を存分に感じられる作品なので、発表会での演奏にもピッタリ。

ゆったりとした優雅なメロディを丁寧に練習して、聴く人の心を温かく包み込むような演奏を目指してみましょう。

子供の領分 第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」Claude Debussy

ゴリウォーグのケークウォーク – 子供の領分(ドビュッシー)Debussy – Golliwogg’s Cakewalk – Children’s Corner – pianomaedaful
子供の領分 第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」Claude Debussy

作曲当時アメリカで流行していたダンスのリズム「ケークウォーク」の上に、軽快なリズムのメロディーが重なった、ワクワク感に満ちた1曲。

『子供の領分』の第6曲『ゴリウォーグのケークウォーク』は、発表会曲としてもたびたび取り上げられる人気作品です。

ゴリウォーグは、当時人気だった人形の名前で、クロード・ドビュッシーの娘のお気に入りだったのだそう。

強弱の変化やアクセントが特徴的でおもしろい曲なので、楽譜に書かれた指示を細かく見つつ、弾むリズムを大切にしながら演奏できるとよいですね。

道化師Dimitri Kabalevsky

【ピアノ発表会おすすめ】道化師 ♫ カバレフスキー / Clowns Op.39-20, Kabalevsky
道化師Dimitri Kabalevsky

子ども向けの楽曲を多く世に送り出した近代のロシアの著名な作曲家、ドミトリー・カバレフスキーの『道化師』は、1944年に作曲されて翌年に出版された作品集『24の子供のためのやさしい小品』の中の1曲です。

4分の2拍子で臨時記号を用いた半音で変化していく旋律と、スタッカートを活用した躍動的な左手の伴奏が特徴で、短いながらもインパクトを与えられる楽曲ですね。

単に音符を追うだけではなく、さまざまなパフォーマンスを繰り出すピエロのように次々と変化していく楽曲の展開を楽しみながら弾いてみましょう。

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(91〜100)

子供のためのアルバム 作品39-20「ババヤガ(魔女)」Pyotr Tchaikovsky

【ピアノ発表会おすすめ】ババヤガ Op.39-20 ♫ チャイコフスキー / Baba-Yaga Op.39-20 (Children’s Album), Tchaikovsky
子供のためのアルバム 作品39-20「ババヤガ(魔女)」Pyotr Tchaikovsky

なにか悪いことが起こりそうな、不穏な空気が漂う『子供のためのアルバム 作品39』の第20曲『ババヤガ(魔女)』。

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが甥にささげたピアノ小品集の中の1曲です。

ババガヤとは、ロシアに古くから伝わる民話に出てくる、人間の肉を食らう恐ろしい魔女の名前。

まさに、曲の雰囲気とピッタリですよね。

スピード感と力強い曲調で、ピアノを習っている男の子からの支持の厚い作品でもあります。

かっこいい衣装を身にまとい、歯切れよく演奏しましょう!