【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!
ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。
さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。
そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!
演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。
そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。
次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。
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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(101〜110)
子供のためのアルバム 作品39-20「ババヤガ(魔女)」Pyotr Tchaikovsky

なにか悪いことが起こりそうな、不穏な空気が漂う『子供のためのアルバム 作品39』の第20曲『ババヤガ(魔女)』。
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーが甥にささげたピアノ小品集の中の1曲です。
ババガヤとは、ロシアに古くから伝わる民話に出てくる、人間の肉を食らう恐ろしい魔女の名前。
まさに、曲の雰囲気とピッタリですよね。
スピード感と力強い曲調で、ピアノを習っている男の子からの支持の厚い作品でもあります。
かっこいい衣装を身にまとい、歯切れよく演奏しましょう!
狩の曲Cornelius Gurlitt

コルネリウス・グルリットは、数々の子供向けピアノ曲を残したドイツの作曲家です。
『狩りの歌』は、狩りをしながら野山をかけまわる情景がイメージされる軽快な作品で、発表会の曲としても高い人気を誇っています。
スキップのようなリズムを刻む右手のメロディーを、いかにリズミカルに演奏できるかがポイント!
楽しいことがこの先に待ち構えているようなワクワク感をイメージして、ベタッとした重たい雰囲気にならないよう演奏してみましょう。
ジプシーの群れFranz Behr

600もの小品を残したとされているドイツの作曲家、フランツ・ベール作曲の『ジプシーの群れ』。
軽やかなメロディーと伴奏が華やかな、演奏効果の高い作品です。
速いパッセージを弾きこなす練習になるのはもちろん、中間部で大きく曲想が変化するため、幅広い表現力を身につける練習にもなります。
切なさをたたえた美しいメロディーをきれいに響かせるためには、伴奏との音量のバランスをとることが重要!
右手の細かく動くメロディーをかき消さないよう、左手の伴奏は極力静かに軽く弾けるといいですね。
アングレーズJohann Georg Leopold Mozart

モーツァルト、といってもヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトではなくお父さんのレオポルト・モーツァルトが作曲を手掛けた『アングレーズ』は、17世紀に流行したリズミカルな2拍子を用いたイギリス風の舞曲です。
バロック時代から古典派への移行期に作曲された作品のため、どちらの影響も感じられるのが特徴的!
お子さま向けの楽譜にも掲載されることが多い作品ですが、バロック時代の音楽らしい左右それぞれで旋律を奏でる構成に、やや難しさを感じるかもしれませんね。
とはいえ、基本をしっかり押さえながら丁寧に練習していけば、上品さと華やかさを兼ね備えた作品の美しさを味わいながら、楽しく発表会で演奏できるでしょう!
こどものアルバム 第1集 少年時代の画集 第1曲 小さな歌Aram Khachaturian

1分程度の短い曲ながら、ゆったりとしたテンポで紡がれるどこかノスタルジックで物悲しいメロディが実に美しい『小さな歌』。
20世紀のソ連を代表する作曲家の1人、アラム・ハチャトゥリアンによる『こどものためのアルバム 第1集 少年時代の画集』に収録されている作品で、初級レベルのお子さまにオススメの楽曲です。
臨時記号がやや多く黒鍵を使う頻度も高いため、楽譜を見ただけで「難しそう……」と感じてしまうかもしれませんが、和音中心の左手と単旋律の右手で構成されているため、それほど難易度は高くありません。
左右の役割をしっかり意識して、美しく歌い上げることを目標に練習してみてください!
【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(111〜120)
よろこびのうたLudwig van Beethoven

ドイツの作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『交響曲 第9番』の第4楽章で登場する合唱部分のテーマをもとにした『歓喜の歌』。
『喜びの歌』などとも呼ばれますね。
この作品は、ピアノを始めたての初心者でも挑戦しやすいアレンジが数多く存在し、発表会でもたびたび演奏されています。
練習し始めたばかりの頃は、両手で違う動きをするだけでも至難の業ですが、メロディとベース音などのシンプルな構成を選べば、はじめての発表会でも立派に弾きこなせるでしょう。
さぁ、ワルツを踊ろうWilliam Gillock

子供向けの作品でありながらも聴き映えのする楽曲を作ることに長けていたアメリカの偉大な作曲家、ウィリアム・ギロックさん。
ピアノ初心者にとってなじみ深い作曲家ですね。
こちらの『さぁ、ワルツを踊ろう』は、そんなギロックさんの作品のなかでも特にオススメしたい楽曲。
伴奏も主旋律も非常にシンプルなので、ワルツのリズムを覚えさせるにはうってつけの作品です。
聴き映えもするので、ぜひピアノ発表会の参考にしてみてください。