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【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ

ピアノを習う方々が経験するビックイベント、それは……発表会!

ご家族やお友達だけでなく、多くのお客様に演奏を披露するために練習することは、ピアノを続けていくモチベーションにつながります。

さらに、1人で舞台に立ち最後まで演奏できた経験は、大きな自信へと繋がっていくはずです。

そんな発表会を実りあるものにするためには、選曲が重要!

演奏技術を身につけるのももちろん大切ですが、舞台で演奏できる良い機会ですので、演奏者も聴いてくださるお客様も一緒に楽しめる作品を選びたいものです。

そこで本記事では、クラシック作品だけでなく、ポピュラー音楽から映画音楽まで大人も子供も楽しんで演奏できる名曲をご紹介します。

次の発表会候補曲との出会いにつながれば幸いです。

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(101〜110)

野ばらに寄せてEdward MacDowell

野ばらに寄す – 森のスケッチ(マクダウェル)To a Wild Rose – Woodland Sketches – MacDowell
野ばらに寄せてEdward MacDowell

アメリカの作曲家エドワード・マクダウェルが1896年に作曲した『森のスケッチ Op.51』の中の1曲。

穏やかで心洗われるような美しいメロディが印象的な作品です。

音数はそれほど多くありませんが、メロディラインが左右にちりばめられているため、常にメロディがどこにあるのか意識しつつ、伴奏と音量のバランスをとりながら弾いていくことが大切です。

楽譜のメロディ部分に色を付けて、視覚でも区別できるようにしておくと、より意識しやすくなりますよ!

子供のためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

【先生が弾く】シューマン:初めての悲しみ 「子供のためのアルバム」より Schumann ”Erster Verlust” Album für die Jugend Op .68
子供のためのアルバム 作品68-16「はじめての悲しみ」Robert Schumann

静かにポロポロと涙を流すような切ないシーンが思い浮かぶ、『子供のためのアルバム』の第16曲『はじめての悲しみ』。

右手のもの悲しいメロディーを受け止めるように、左手の合いの手が入り、なめらかに進行していきます。

そして最後は、印象的な和音のフレーズで締めくくられます。

短い曲の中で、静かな悲しみと怒りの混じった悲しみ、両方を表現できれば、ワンランク上の仕上がりに!

「こんなことがあって悲しかったな」など、自分の身の回りのことと重ね合わせてみると、表現を付けやすくなりますよ!

ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ジプシーの踊り ピアノ(リヒナー)ピアニスト 近藤由貴/Lichner: Gipsy Dance Piano,Yuki Kondo
ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ピアノ学習に最適な小品を数多く残したドイツの作曲家、ハインリッヒ・リヒナー。

彼の作品のなかでも特に親しまれている1曲が、情熱的なリズムが心地よいジプシーの踊りをイメージした作品です。

メロディを軽やかに、そして左手のスタッカートをはっきりと演奏するのがポイントですが、いちばん大切なのは曲全体の躍動感を表現すること!

ジプシーの人々の自由な踊りをイメージしながら、表情豊かに演奏しましょう。

中間部での曲調の変化にも注目です。

本作は発表会でも映える1曲なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

【初心者向け/ピアノ練習】ベートーヴェン – 「エリーゼのために」-フル演奏Ver-(Piano/Beethoven/FürElise)
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを習っている方なら一度は憧れる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲です!

ピアノ曲として有名なのはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされています。

左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど、変化に富んでいるのも魅力の一つ。

曲の雰囲気の変化に注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!

よろこびのうたLudwig van Beethoven

初めてのピアノ発表会【5歳】【よろこびのうた】
よろこびのうたLudwig van Beethoven

ドイツの作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『交響曲 第9番』の第4楽章で登場する合唱部分のテーマをもとにした『歓喜の歌』。

『喜びの歌』などとも呼ばれますね。

この作品は、ピアノを始めたての初心者でも挑戦しやすいアレンジが数多く存在し、発表会でもたびたび演奏されています。

練習し始めたばかりの頃は、両手で違う動きをするだけでも至難の業ですが、メロディとベース音などのシンプルな構成を選べば、はじめての発表会でも立派に弾きこなせるでしょう。

【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ(111〜120)

こどものアルバム 第1集 少年時代の画集 第1曲 小さな歌Aram Khachaturian

小さな歌(子供のアルバム第1集”少年時代の画集”) ハチャトゥリアン作曲 大人も弾きたい子供のために書かれた珠玉の作品 #5 A Little Song / Khachaturian
こどものアルバム 第1集 少年時代の画集 第1曲 小さな歌Aram Khachaturian

1分程度の短い曲ながら、ゆったりとしたテンポで紡がれるどこかノスタルジックで物悲しいメロディが実に美しい『小さな歌』。

20世紀のソ連を代表する作曲家の1人、アラム・ハチャトゥリアンによる『こどものためのアルバム 第1集 少年時代の画集』に収録されている作品で、初級レベルのお子さまにオススメの楽曲です。

臨時記号がやや多く黒鍵を使う頻度も高いため、楽譜を見ただけで「難しそう……」と感じてしまうかもしれませんが、和音中心の左手と単旋律の右手で構成されているため、それほど難易度は高くありません。

左右の役割をしっかり意識して、美しく歌い上げることを目標に練習してみてください!

子供のためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

シューマン: 子供のためのアルバム Op.68-1 メロディ Pf.赤松林太郎:Akamatsu,Rintaro
子供のためのアルバム 作品68-1「メロディ」Robert Schumann

ロベルト・シューマンが子供や若い世代のために書いた43曲からなるピアノ小品集『子供のためのアルバム』の第1曲『メロディ』。

シンプルで温かみのある旋律にシューマンらしさを感じる、美しい楽曲です。

音が少なく初心者の方でもチャレンジしやすい曲ですが、穏やかな美しさを表現するためには、左右のバランスを意識することが大切!

右手のやさしいメロディーが主役になるよう、左手の音量をなるべく抑えて、丁寧に弾いてみてくださいね。