心身とともにグンと大人に近づき、自分の好みをはっきり自覚できるようになる小学校高学年の子供たち。
ピアノ発表会の曲を選ぶ際も、気に入った曲に熱心に取り組み本番で成果を発揮できるよう、好みに合った作品を選んであげたいものです。
そこで本記事では、ピアノ発表会にピッタリの華やかなクラシック作品の中から、特に小学校高学年の子供たちにオススメしたい曲をピックアップしてご紹介します。
発表会曲の選曲や、これから取り組む作品の参考にしていただければ幸いです。
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【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選(1〜10)
人形の夢と目覚めTheodor Oesten

ピアノ発表会でおなじみのテオドール・エステン作曲の『人形の夢と目覚め』は、1885年ごろに出版された子ども向けの小品集の第4曲にあたります。
本作は、お人形が眠りにつき、夢を見て、目を覚まして元気に踊りだすまでの物語をピアノで描いた、とてもかわいらしい作品です!
曲の場面ごとに雰囲気が変わるため、お子さまでもイメージをつかみやすく、表現力を身につけるのにぴったり。
自分の好みがはっきりしてくる小学校高学年のお子さまが、想像をふくらませながら楽しく取り組める一曲です。
豊かな表情で、お人形の世界をすてきに奏でてみてくださいね!
ゴリウォーグのケークウォークClaude Debussy

アメリカ南部の黒人文化に由来する軽快なダンス、ケークウォークのリズムを取り入れた『ゴリウォーグのケークウォーク』。
1908年に出版されたピアノ独奏組曲『子供の領分』の終曲であり、発表会でもたびたび演奏される人気作品です。
跳ねるようなスタッカートやユーモアあふれるアクセントがちりばめられ、ワクワク感に満ちた1曲。
中間部にはワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』の旋律が滑稽に引用されるなど、知的な遊び心も感じられます。
人形のぎこちない踊りや皮肉めいた場面を表すBGMとしても広く使われてきました。
弾むリズムを大切にしつつ、強弱の変化をしっかりつけられる方にピッタリですよ。
ピアノソナタ第8番「悲愴」第二楽章Ludwig van Beethoven

穏やかで歌うような旋律が印象的なこの楽曲は、変イ長調2/4拍子の緩やかなテンポで進行します。
三部形式で構成され、シンプルながら情感の豊かな主題が繰り返し現れることで、抒情的な魅力を引き出しています。
映画『不滅の恋/ベートーヴェン』で効果的に使用されたほか、ビリー・ジョエルの『This Night』でも旋律が引用されるなど、ポップスとの融合も見られます。
本作は豊かな表現力を持ちながらも技巧的な難しさは控えめで、小学校高学年の発表会でも取り組みやすい曲となっています。
落ち着いた雰囲気の中にも豊かな音楽性があり、音楽を真摯に学びたい方に最適な1曲です。
エリーゼのために WoO59Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1810年に作曲した本作は、ベートーヴェンの代表的な小品の一つです。
シンプルで優雅なメロディが特徴的で、ロンド形式で構成され、イ短調の主要テーマが繰り返されます。
途中、C長調やG長調に転調し、曲の雰囲気に変化をもたらしています。
技術的には高度ではありませんが、繊細な表現力を要求される部分も多く、単純な旋律の中に深い感情が込められています。
誰もが知っているこの曲は、ピアノを習っている方であれば一度は弾いてみたいですよね。
シンプルさゆえにさまざまな演奏解釈が可能なので、大人になってから弾くとまた違った演奏表現になることを考えると、小学生のうちに一度弾いてみると思い入れのある1曲になるかもしれません。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
ソナチネ 第1番 Op.20-1 第1楽章Friedrich Kuhlau

フリードリヒ・クーラウが1820年に出版したこの作品は、ピアノ学習者の定番として長く愛されています。
明るく軽快な第1楽章は、クラシック音楽の伝統に根ざしながら、初心者にも取り組みやすい構成。
爽やかな旋律からは、古典派音楽特有の喜びが感じられます。
短い曲ながら豊かな表現力を持ち、演奏者は多様なダイナミクスを探求できるでしょう。
技術向上だけでなく、音楽性も磨ける本作は、小学校高学年の子どもたちにぴったり。
発表会でも頻繁に演奏される人気曲なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
劇付随音楽『アテネの廃墟』より「トルコ行進曲」Ludwig van Beethoven

遠くから兵隊が足並みをそろえて近づいてくる様子が目に浮かぶ、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが手がけた異国情緒あふれる行進曲。
1812年2月にハンガリーの劇場開場記念という公的な行事のために作られた戯曲『アテネの廃墟』の付随音楽として作られた本作。
明るく軽快なリズムの中に力強さも感じられる、華やかで堂々としたメロディが印象的な作品です。
弱音から始まり次第に力強く盛り上がっていくドラマチックな展開は、表現力がぐんと豊かになる小学校高学年のこどもたちにピッタリの1曲!
左手で一定のテンポをしっかりキープしながら、右手は音が転ばないように正確に弾いて、りりしさを表現できるといいですね。
忘れな草Heinrich Lichner

切なく美しいメロディーが印象的な『忘れな草』。
英語では「私を忘れないで」を意味する『Forget Me Not』のタイトルで親しまれているそうです。
1877年に出版された小品集に含まれており、タイトルと曲の雰囲気がピッタリマッチしていますよね。
悲しみに満ちた曲ですが、ただ静かに演奏するだけでは単調な印象になってしまうかもしれません。
大きく揺れるようなリズムを感じながら、楽譜に書かれた記号に注目し、静かな中にもドラマチックな変化を感じられる演奏になるよう心がけてみてくださいね。
大人に近づきつつあり、豊かな表現力を身につけたいと考えている小学生・高学年の方にオススメの作品です。









