【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選
心身とともにグンと大人に近づき、自分の好みをはっきり自覚できるようになる小学校高学年の子供たち。
ピアノ発表会の曲を選ぶ際も、気に入った曲に熱心に取り組み本番で成果を発揮できるよう、好みに合った作品を選んであげたいものです。
そこで本記事では、ピアノ発表会にピッタリの華やかなクラシック作品の中から、特に小学校高学年の子供たちにオススメしたい曲をピックアップしてご紹介します。
発表会曲の選曲や、これから取り組む作品の参考にしていただければ幸いです。
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【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選(1〜10)
夏の夜のハバネラ平吉毅州

情熱的なキューバの伝統的なリズムと、印象的な旋律が織りなす魅力的な作品です。
低音部で静かに刻まれる心臓の鼓動のようなリズムに合わせて、華やかなメロディーがゆったりと流れていきます。
まるで夜の闇に浮かぶ月明かりのように、美しく神秘的な雰囲気を持つ本作は、演奏者のセンスと表現力が存分に発揮できる曲となっています。
1996年に公開された作品で、上級者向けに書かれた楽曲ながら、聴衆を魅了する豊かな響きを持っています。
優美な旋律とダイナミックな展開が印象的で、発表会の締めくくりを飾るにふさわしい品格と華やかさを備えています。
ピアノの表現力を存分に引き出せる曲として、演奏技術に自信のある小学校高学年の生徒さんにおすすめです。
ソナチネOp.13-1 第1楽章Dimitri Kabalevsky

明るく快活な雰囲気が漂う3つの楽章構成の本作は、音楽の楽しさが溢れるすてきな作品です。
第1楽章では、強い和音が3回響き渡るインパクトのある冒頭から始まり、優美な旋律と躍動感のあるリズムが印象的。
ソナタ形式で書かれ、活気のある第1テーマと歌うような第2テーマが対照的な表情を見せます。
音楽が目まぐるしく変化する展開部では、冗談っぽく演奏する部分と歌うように奏でる部分が交互に現れ、豊かな表現力を引き出します。
各部分のキャラクターの違いを大切にしながら、和音の響きやリズムの躍動感を意識して演奏することで、聴衆の心をぐっとつかめる演奏しがいのある作品です。
音楽を楽しみながら技術を磨きたい方に、ぜひおすすめしたい一曲です。
シンフォニア No.1ハ長調J.S.Bach

明るく快活な三声のピアノ旋律が美しい小品で、1720年に息子の教育のために書かれた作品です。
冒頭から流れるように展開される主題は、上声部から中声部、下声部へと優雅に受け継がれ、バロック音楽ならではの緻密な対位法が光ります。
本作は、途切れることのない旋律線と心地よい和声進行により、聴き手を魅了する魅力に満ちています。
パッセージがはっきりと聞こえ、フレーズのつながりも自然で、小学校高学年の子供たちにぴったりの演奏曲です。
きらびやかな音の重なりと豊かな表現力で、発表会の舞台を華やかに彩れることでしょう。
【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選(11〜20)
エリーゼのために WoO59Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1810年に作曲した本作は、ベートーヴェンの代表的な小品の一つです。
シンプルで優雅なメロディが特徴的で、ロンド形式で構成され、イ短調の主要テーマが繰り返されます。
途中、C長調やG長調に転調し、曲の雰囲気に変化をもたらしています。
技術的には高度ではありませんが、繊細な表現力を要求される部分も多く、単純な旋律の中に深い感情が込められています。
誰もが知っているこの曲は、ピアノを習っている方であれば一度は弾いてみたいですよね。
シンプルさゆえにさまざまな演奏解釈が可能なので、大人になってから弾くとまた違った演奏表現になることを考えると、小学生のうちに一度弾いてみると思い入れのある1曲になるかもしれません。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 第3楽章Ludwig van Beethoven

力強く情熱的な性格を持ち、堂々とした雰囲気が魅力の楽曲です。
印象的な冒頭から心をつかむメロディが、繰り返し現れながら緊張感と解放感を交互に提供することで、聴く人を自然と音楽の世界へと引き込んでいきます。
1799年に出版された当時から高い評価を受け、現代まで世界中で演奏され続けている本作は、ダイナミックな表現と豊かな音色の変化が見どころです。
テレビ番組や映画でも度々取り上げられ、ビリー・ジョエルの『This Night』でも旋律が引用されているほど影響力のある作品です。
ピアノの魅力を存分に引き出す構成で、急速なパッセージと表現力を磨きたい意欲的な演奏者にぴったりの1曲といえるでしょう。
ソナチネ ハ長調 Op.36-1Muzio Clementi

ムツィオ・クレメンティが1797年に発表したピアノ学習者向けの作品。
軽快で活発な第1楽章、穏やかで抒情的な第2楽章、リズミカルで生き生きとした第3楽章から構成されています。
シンプルな構造ながら、ピアノの基礎技術を学ぶのに最適な曲。
明るく親しみやすいハ長調で書かれており、演奏する楽しさも味わえる名曲です。
クレメンティは「ピアノの父」と呼ばれ、ピアノ音楽の発展に大きく貢献した作曲家。
本作は、クレメンティの教育者としての側面が強く反映されており、ピアノを学ぶ皆さんにぴったりの1曲です。
全楽章でなくてもよいので、ぜひ弾いてみてください!
華やかなワルツGlenda Austin

華やかで優雅なワルツのリズムに乗せて、ジャズの要素が巧みに織り込まれた本作は聴く人の心を魅了します。
流麗な旋律の中にも現代的なアレンジが施され、その洗練された曲調は演奏者の表現力を引き出してくれます。
グレンダ・オースティンの作品はピアノ教室や音楽教育の現場で教材として採用されており、発表会やコンクールでの演奏曲として選ばれることも多い作品です。
本作は、ワルツ特有のリズム感を大切にしながらも、技術的な挑戦と音楽的な楽しさを兼ね備えた楽曲として、小学校高学年の学習者にぴったりの1曲といえるでしょう。