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【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選

心身とともにグンと大人に近づき、自分の好みをはっきり自覚できるようになる小学校高学年の子供たち。

ピアノ発表会の曲を選ぶ際も、気に入った曲に熱心に取り組み本番で成果を発揮できるよう、好みに合った作品を選んであげたいものです。

そこで本記事では、ピアノ発表会にピッタリの華やかなクラシック作品の中から、特に小学校高学年の子供たちにオススメしたい曲をピックアップしてご紹介します。

発表会曲の選曲や、これから取り組む作品の参考にしていただければ幸いです。

【ピアノ発表会】小学生・高学年にオススメのクラシック曲を厳選(41〜60)

こどものための連弾曲集「エチュード・アレグロ」中田喜直

エチュード・アレグロ《ピアノ発表会におすすめの曲》中田喜直 – Etude allegro – CANACANA
こどものための連弾曲集「エチュード・アレグロ」中田喜直

ハ長調で書かれた連弾曲は、明るく勢いのある雰囲気で、子どもの豊かな音楽性を育める作品です。

右手の16分音符のパッセージでは音の粒を揃えて弾くテクニック、左手では表現を豊かに旋律を歌わせていきます。

中間部では変イ長調への転調があり、ペダルを使いながらレガートな演奏が要求されます。

最後には華やかなグリッサンドが登場し、本作は1956年に発表会などで人気の高い曲となりました。

発表会やコンクールでレパートリーとして用意される方にもおすすめです。

また、技術的な向上と音楽的な表現力を高めたい方にも最適な作品となっています。

ジプシーダンス (ジプシーの踊り)Heinrich Lichner

ジプシーダンス (ジプシーの踊り)リヒナー《ピアノ発表会におすすめの曲》Gypsy Dance, Lichner / クラシック / Piano / CANACANA
ジプシーダンス (ジプシーの踊り)Heinrich Lichner

ニ短調で書かれた情熱的な本作は、ロマの音楽から影響を受けた小品として広く親しまれています。

右手で奏でる16分音符の連続と、エキゾチックな雰囲気を醸し出す軽快なリズムが特徴的です。

85小節目からは「心を込めて、音を十分長く」との指示があり、表情が豊かな演奏が求められます。

活気があふれる冒頭から、中間部での表現の切り替え、そして華やかなフィナーレまで、聴衆を魅了する展開が印象的です。

本作は、音楽的な表現力を伸ばしたい方や、発表会で個性的な演奏を披露したい方におすすめの1曲です。

特に、リズミカルな曲調と親しみやすいメロディーは、小学3年生の生徒さんの実力を引き出すのにぴったりでしょう。

インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

バッハ / インヴェンション No.8 へ長調 ( J.S.Bach: Two-Part Invention No.8 in F Major, BWV 779 )
インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

ファンファーレのような躍動感があふれる上行形の分散和音から始まり、明るく元気な雰囲気に満ちた3/4拍子のヘ長調の楽曲です。

上声部と下声部が1小節の時間差で追いかけ合うような掛け合いが生み出す独特のリズムが心地よく、聴く人の心を踊らせます。

本作は教育的な目的で書かれた作品ながら、その音楽的な魅力は聴衆の心をつかんで離しません。

左手の3、4、5指を使うパッセージは少し手強いものの、練習を重ねることで両手の技術向上が実感できる素晴らしい曲です。

明るく華やかな曲調と適度な技術的チャレンジが含まれているため、発表会で演奏する曲をお探しの方にぴったりでしょう。

前奏曲集 第1巻 第8曲「亜麻色の髪の乙女」Claude Debussy

亜麻色の髪の乙女 /La fille aux cheveux de lin/ドビュッシー/Debussy/クラシックピアノ/classic piano/CANACANA
前奏曲集 第1巻 第8曲「亜麻色の髪の乙女」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが1910年に完成させた『前奏曲集 第1巻』のなかでも、優しく抒情的なメロディで多くの支持を得ている『亜麻色の髪の乙女』。

短くて覚えやすい構造ながらも、深い感動を与えること間違いなしの、発表会にピッタリの作品です。

ドビュッシーの色彩豊かな世界観は、音を自由にコントロールできてこそ再現できるもの!

基礎練習を積みながらも、指の動きのみにとらわれることなく、想像力を総動員して演奏しましょう。

ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

【全国1位が教える】クレメンティ:ソナチネ ヘ長調 第1楽章 Clementi: Sonatine Op.36-4 mov.1
ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

活気に満ちた3部構成の快活な作品で、低音部の同音連打から始まる印象的な第1主題と、スタッカートが特徴的な軽やかな第2主題が魅力的に展開されます。

1797年の初版以来、ピアノ学習者の重要なレパートリーとして愛され続けているこの楽曲は、2分30秒ほどの演奏時間ながら、華やかで表情が豊かな旋律が息づいています。

本作は、レガートとスタッカートの対比、ダイナミクスの変化など、表現力を養うのに最適な要素を含んでいます。

明るく力強い曲調と親しみやすい旋律で、華やかな表現を体験したい方や、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめの1曲です。

25の練習曲 Op.100-25「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

25.貴婦人の乗馬/ブルグミュラー25の練習曲-Burgmüller:25 No.25 La chevaleresque – クラシックピアノ- CANACANA
25の練習曲 Op.100-25「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

ロマン派時代に活躍したヨハン・ブルクミュラー。

彼の作品『25の練習曲 Op.100』は、ピアノ学習者に広く親しまれています。

その最終曲である本作は、軽快で華やかな曲調が特徴的。

スタッカートやレガート、音階の進行など、様々な演奏技術が盛り込まれています。

曲名にある「乗馬」のイメージを意識しながら演奏することで、表現の幅を広げることができるでしょう。

1841年頃に出版されたこの曲集は、今なお多くのピアニストに愛され続けています。

ピアノの技術向上を目指す方はもちろん、華やかな演奏を楽しみたい方にもオススメの1曲です。