ピアノを習い始めて数年。
中学生になって迎えるピアノ発表会の舞台では、今までより難易度の高い技巧的な作品や、大人っぽい雰囲気の楽曲に挑戦したいと考える生徒さんも多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、ピアノ発表会で聴き映えするクラシックの名曲の中から、特に中学生にピッタリの作品をピックアップ!
曲に関するエピソードや、指の運びや体の使い方がわかりやすい演奏動画とともにご紹介します。
ぜひ、発表会の選曲にお役立てください。
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【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介(1〜10)
タランテラ 第1番 ホ短調 Op.53Stephen Heller

発表会で少し大人っぽく、情熱的な作品に挑戦したい……そんな中学生にぴったりなのが、1846年に出版されたスティーヴン・ヘラーの『タランテラ 第1番 ホ短調 Op.53』です。
タランテラとは南イタリア由来の急速な舞曲のことですが、本作はホ短調という調性により、ただ軽快なだけでなく、どこか暗く切迫したドラマチックな緊張感を生み出しています。
細かく絶え間なく続く音型をコントロールしながら、テンポの勢いを保つ技術が必要とされるため、指先の細やかな動きやリズム感を養うのにも最適。
華やかさと品位をあわせ持った演奏を目指して、ぜひステップアップの曲として取り組んでみてはいかがでしょうか?
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

ピアノ学習者が一度は手にする名盤『25 Études faciles et progressives, Op.100』。
その締めくくりを飾る作品は、馬に乗って颯爽と進む気品あふれる姿を想像させる人気の1曲です。
1851年12月にパリで出版された楽譜に収録されている作品で、躍動的なリズムと優雅な旋律が魅力的です。
テンポを保ちながら均一なタッチで弾くことや、右手のメロディを明瞭に響かせる技術が求められます。
力強さと軽やかさのバランスを学ぶのにはうってつけの本作。
ピアノの表現力をさらに磨きたい中学生の生徒さんにぴったりです。
数々のピアノコンクールやグレード試験の課題曲としても広く親しまれていますので、発表会の舞台でぜひ挑戦してみてくださいね。
くるみ割り人形「花のワルツ」Pyotr Tchaikovsky

クリスマスの定番として有名なバレエ組曲。
その中で2幕のフィナーレ直前に演奏される、華麗な円舞曲を紹介します。
1892年3月に組曲版として初演されると、熱狂的な大成功を収めた歴史的な名作ですね。
1940年に公開されたディズニー映画『ファンタジア』をはじめ、数多くのテレビ番組でも採用されており、クラシック音楽に疎い方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
そんな本作の魅力は、優美で壮大なメロディーと力強い3拍子のリズム。
オーケストラの華やかな響きをピアノで表現するため、豊かな表現力が求められます。
中学生になって、より大人っぽい優雅な表現に挑戦したい生徒にぴったりの作品といえるでしょう。
軍隊行進曲 第1番Franz Schubert

明るく堂々としたメロディーが心を弾ませる、フランツ・シューベルトの『軍隊行進曲 第1番』。
1826年8月にウィーンで出版された本作は、もともと1台のピアノを2人で弾く四手連弾のために書かれた作品です。
ウォルト・ディズニーの短編アニメーション映画の音楽としても使われるなど、幅広い場面で親しまれています。
規則正しい歩みを感じさせるリズムと、歌心あふれる柔らかな旋律が絶妙なバランスで同居しているのが大きな魅力。
力強い主部と穏やかな中間部の対比を表現しながら、弾き手同士で息を合わせる楽しさを味わえます。
少し背伸びをして華やかな響きに挑戦したい中学生に、ぜひ選んでいただきたい名曲です。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第14番「スティリエンヌ」Johann Burgmüller

ピアノのレッスンでよく使われる名作『25の練習曲Op.100』。
1851年12月当時にパリで出版された楽譜のなかでも、14番目に配置された舞曲風の本作は発表会でも映えるおすすめの一曲です。
この楽曲の魅力は、右手の軽快なスタッカートと左手の伴奏が織りなす明るい3拍子のリズムにあります。
民俗的な踊りの風景を思い起こさせるような旋律が広がり、途中でテンポを揺らすルバートを自然に取り入れることで、単なる指の練習にとどまらない豊かな表現力が身につきます。
少しステップアップして、大人っぽい表現や柔軟な手首の使い方を学びたい中学生の方にぴったりです。
テンポを保ちながらも、踊るような弾みをつけて楽しんでみてくださいね。
ソナチネ 第1楽章William Gillock

アメリカの音楽教育に大きな足跡を残したウィリアム・ギロックさんによる『ソナチネ 第1楽章』。
1963年当時に公開された作品で、今も根強い人気があります。
明るく軽快な曲調のなかに、ドビュッシーを思わせる色彩豊かな和音の響きがちりばめられており、演奏者の表現力が存分に引き出されます。
ペダルを使った音色の工夫や左右の手のバランスなど、学ぶべき要素が詰まっており、本作に取り組むことで表現の幅がぐっと広がります。
少し大人っぽい、洗練されたクラシック作品に挑戦してみたいという生徒さんにぜひおすすめしたい一曲です。
紡ぎ歌Albert Ellmenreich

本作は糸車がくるくると回って糸を紡いでいく連続的な動きを、軽快な音のパターンで表現した描写音楽で現在も発表会の定番として広く親しまれています。
右手には歌うような明るいメロディが置かれ、左手には規則正しく反復する伴奏が続きますが、ペダルを過度に使わずに響きをきれいに整理することがポイントになります。
テンポを一定に保ちながらも、休符やアクセントを正確に弾き分けることで、躍動感のあるかっこいい演奏ができますよ!
今までより難易度の高い技巧的な表現や、大人っぽい雰囲気の楽曲に挑戦してみたいという方に、ぜひおすすめしたい作品です。









