RAG MusicPiano
ピアノをもっと楽しむWebマガジン
search

【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介

【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介
最終更新:

【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介

ピアノを習い始めて数年。

中学生になって迎えるピアノ発表会の舞台では、今までより難易度の高い技巧的な作品や、大人っぽい雰囲気の楽曲に挑戦したいと考える生徒さんも多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、ピアノ発表会で聴き映えするクラシックの名曲の中から、特に中学生にピッタリの作品をピックアップ!

曲に関するエピソードや、指の運びや体の使い方がわかりやすい演奏動画とともにご紹介します。

ぜひ、発表会の選曲にお役立てください。

もくじ

【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介(1〜20)

華麗なる大円舞曲 変ホ長調 Op.18Frederic Chopin

華麗なる大円舞曲(ショパン)Grande valse brillante op.18 (Chopin)
華麗なる大円舞曲 変ホ長調 Op.18Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの『華麗なる大円舞曲 変ホ長調 Op.18』は、1833年に作曲されたピアノのためのロマンティックな名作です。

この曲は、ショパンが技術的な能力と感情表現の深さを示した作品として知られ、ピアノ発表会でも頻繁に取り上げられています。

中学生のピアニストにとっては、右手のオクターブとアルペジオ、そして左手による安定した伴奏をマスターする絶好の機会!

さらに、曲の解釈にまで注意を向けてることで表現力の向上にもつながるため、技術、表現の両方を意識して練習に励みましょう。

アラベスク 第1番Claude Debussy

アラベスク 第1番(ドビュッシー)Debussy – Arabesque No. 1 – pianomaedaful
アラベスク 第1番Claude Debussy

フランス印象派の作曲家、クロード・ドビュッシーが1888年に作曲した初期のピアノ作品『アラベスク第1番』は、ピアノ音楽に新たな地平を開いた非常に美しく印象的な1曲です。

この作品では、イスラム美術の曲線的な装飾からインスピレーションを得て、流れるようなアルペジオと透明感のあるメロディによって自然や水の動きが表現されています。

左手と右手で異なるリズムを組み合わせるポリリズムは、演奏の難しさを感じさせるものの、練習を通じて音楽的表現の幅が広がるのを実感できるはず!

発表会曲として取り組むことで、ポリリズムの扱いや音色の変化に敏感になり、演奏技術を磨くことができるでしょう。

カーニバルの舞踏会William Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】カーニバルの舞踏会 ♫ ギロック / Carnival Ball, Gillock
カーニバルの舞踏会William Gillock

ブラジルのカーニバルをイメージした華やかでリズミカルな楽曲で、サンバのリズムとメロディーが印象的な作品です。

左手のシンコペーションと右手の軽快なフレーズが魅力的で、ラテン音楽の躍動感が見事に表現されています。

1969年に出版された本作は、シンプルながらも情熱的な雰囲気を醸し出し、演奏する人も聴く人も思わず体が揺れだすような中毒性があります。

男の子にぴったりの元気がいっぱいでかっこいい曲調で、ピアノ発表会で演奏すれば会場を盛り上げることが間違いなしです。

演奏の難しさを感じさせない自然な流れと、聴衆を魅了する舞台映えの良さを兼ね備えた、素晴らしい1曲です。

無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲「春の歌」Felix Mendelssohn

春の歌(メンデルスゾーン)Mendelssohn – Lieder ohne Worte Op. 62 – No. 6 in A major – Spring Song
無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲「春の歌」Felix Mendelssohn

絵画のように色彩豊かな曲想に定評のある作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン。

『春の歌』は彼の代表作である『無言歌集』の中でも特に人気が高く、発表会やコンサートで頻繁に演奏されています。

穏やかで華やかな曲調に仕上げられた作品ですが、美しいアルペジオを弾きこなすには、細やかな練習の積み重ねが必要です!

といっても、テンポはゆったりとしているため、あまり難しいと身構えなくても大丈夫。

発表会でも聴き映えする華やかな楽曲なので、ぜひ挑戦してみてください。

幻想即興曲Frederic Chopin

幻想即興曲−ショパン【Fantasie Impromptu-Chopin】ピアノ/CANACANA
幻想即興曲Frederic Chopin

ショパンの作品の中でもよく知られている楽曲で、コンクールや発表会でも人気の『幻想即興曲』。

もともと世に出ることがなかった楽曲でしたが、ショパンの死後に友人のユリアン・フォンタナの手によって出版され、日の目をみることとなった作品です。

冒頭の速弾きと中盤の静寂のコントラストが美しく聴き映えするこの曲は、まさに発表会向き!

テンポを上げた状態で音の粒をそろえて弾けるよう、指の基礎練習を取り入れながら丁寧に練習しましょう。

真夜中の火祭りNEW!平吉毅州

【リハーサル】リサイタル直前のジーンズホール(平吉毅州:真夜中の火祭り/Takekuni Hirayoshi: The Midnight Fire Festival)【児島市民交流センター】
真夜中の火祭りNEW!平吉毅州

炎が燃え盛る情景を思わせる熱烈な日本人作曲家、平吉毅州さんによるピアノ独奏曲です。

ダイナミックで激しい響きと、緻密なアーティキュレーションが見事に調和し、夜空に舞い上がる火の粒を表現しています。

独特の変拍子が生み出す躍動感と、スペイン舞踊を思わせるリズムパターンが、聴く人の心を高揚させます。

2024年度PTNAピアノコンペティションの課題曲に選定されており、ピアノ学習者の技術向上に役立つ作品としても評価が高まっています。

短調の響きながらも暗さを感じさせない力強さがあり、暑い夏の夜に聴くことで心が躍るような清涼感が得られる一曲です。

続きを読む
続きを読む