【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介
ピアノを習い始めて数年。
中学生になって迎えるピアノ発表会の舞台では、今までより難易度の高い技巧的な作品や、大人っぽい雰囲気の楽曲に挑戦したいと考える生徒さんも多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、ピアノ発表会で聴き映えするクラシックの名曲の中から、特に中学生にピッタリの作品をピックアップ!
曲に関するエピソードや、指の運びや体の使い方がわかりやすい演奏動画とともにご紹介します。
ぜひ、発表会の選曲にお役立てください。
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【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介(1〜10)
ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14Felix Mendelssohn

繊細で優美な作品を数多く残したドイツの作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン。
なかでも『ロンド・カプリチオーソ Op.14』は、彼の技術的巧みさと感情の豊かさを示す作品です。
序盤の穏やかで抒情的なアンダンテから始まり、次第に速度を上げて主要なロンド部分へと移行するこの作品は、中学生でピアノを学んでいる方にとって、ロマン派音楽のエッセンスを感じられる絶好のチャンスです。
左手の跳躍が意外に難しいため、部分的に取り出しながら丁寧に練習を積み重ねてみてください。
表現力とテクニックの両方を養うことができるこの曲は、発表会への参加を通して演奏レベルの向上を目指したい中学生にピッタリの1曲といえるでしょう!
ルーマニア民俗舞曲 Sz.56Bartók Béla

ハンガリー王国に生まれ、作曲家、ピアニスト、民俗音楽研究家として活躍したバルトーク・ベーラの代表曲であるピアノ小品組曲『ルーマニア民俗舞曲 Sz.56』。
現在のハンガリーを中心とする地域を統治していたハンガリー王国の民謡を題材に作曲された、民俗色の強い作品です。
のちにバルトーク自身の手で小管弦楽に編曲されており、どちらのアレンジもさまざまな演奏会や発表会で取り上げられています。
「発表会はいつも練習している曲や定番曲とは異なる雰囲気の曲を演奏したい!」という中学生の生徒さんにピッタリの作品といえるでしょう。
愛の夢 第3番Franz Liszt

ロマン派を代表する作曲家フランツ・リストの『愛の夢 第3番』は、1845年に作曲された歌曲をもとに、1850年にリスト自身によってピアノ独奏版に編曲された作品です。
この曲が持つ深い感情や愛のメッセージは、ピアノ演奏の奥深さを味わわせてくれます。
美しいメロディを際立たせるためには、左手の伴奏の動きが活発になる部分で落ち着いた演奏を心がけることが大切!
さらに、情熱的な盛り上がりをまろやかな音色で表現できるよう、技術面だけでなく、曲を解釈する力や表現面にも意識を向けた練習を取り入れることがオススメです。
【ピアノ発表会】中学生におすすめ!クラシックの名曲を一挙紹介(11〜20)
5つの小品(樹木の組曲)Op.75 第5曲「樅の木」Jean Sibelius

フィンランドの美しい自然を想起させる繊細なピアノ曲、それがジャン・シベリウスの『樅の木』です。
1914年に作曲されたこの作品は、『5つの小品「樹木の組曲」Op.75』の最後を飾る1曲で、静ひつな森の中でたたずむ樅の木の姿が音で表現されています。
演奏においては、細かいタッチと繊細なニュアンスが求められるため、中学生の皆さんにとって手の動きや感情の込め方に特に注意して練習する良い機会になります。
即興的な演奏が求められる部分で、自分の解釈を加えながら演奏する楽しみを味わえるのも、この曲の魅力の一つ!
北欧の自然の中を歩いている自分をイメージしながら演奏してみましょう。
練習曲 Op.10-3「別れの曲」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが1832年に作曲した『練習曲 Op.10-3「別れの曲」』は、美しいメロディと技術的な挑戦が魅力の名曲です。
この作品では、右手で内声部を弾きながら旋律の音量を維持するというテクニックが要求されるため、中学生の皆さんにとって、指の独立性や表現力豊かなフレージングを磨く絶好の機会となるでしょう。
さらに、ピアノの詩人ショパンが紡いだこのメロディを通じて、音楽への感受性も育むことができるはず!
まずはゆっくりと丁寧にさらいつつ、ショパンの音楽を味わいながら練習を進めていきましょう。
ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」第1楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『ピアノソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」』は、1798年に作曲された彼の苦悩と青春の哀傷を音にした作品です。
この中でも第1楽章は、感情の起伏が激しく、深い表現力が求められます。
重々しい序章から始まり、力強く情熱的な主題部、そして再び静かな情感を引き出す終結部へと展開していく本作の演奏は、中学生の皆さんにとって大きな挑戦ですが、そのぶん、完成した時の達成感は格別なはず!
練習では、まずは構成をしっかりと把握し、各部分の情感を理解することから始めましょう。
また、激しい情熱と静かな哀愁をきちんと表現できるように、強弱やアーティキュレーションにも注意してみくださいね。
ピアノのために 第1曲「プレリュード」Claude Debussy

クロード・ドビュッシーが1901年に完成させたピアノ曲集『ピアノのために』第1曲『プレリュード』は、挑戦心をくすぐる非常に華やかで弾きごたえのある作品です。
そのデリケートなタッチとダイナミクスのコントロールは、中学生にとって大きな挑戦になるでしょう。
練習する際は、はじめはゆっくりとしたテンポで丁寧にさらい、徐々に速度を上げて曲の流れやリズムを正確にとらえられるようにするのがオススメです。
この曲への取り組みは、自分の演奏に色彩と表現力を加える素晴らしい機会となるはずです