【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!
自分ひとりでできることが増え、文字や数字の読み書きにも興味を示し始める5歳児さん。
筆者は普段ピアノを教えており、5歳を迎える年長クラスのお子さまのレッスンも担当していますが、いろいろな曲のタイトルに興味を持ち、発表会後に「〇〇ちゃんの曲がかっこよかった!」とお友達の演奏に対する感想を述べてくれたりもします。
今回は、そんな5歳のお子さまのピアノ発表会曲にピッタリな作品をピックアップ!
お子さまの好みに合わせて選べるよう、元気な曲、華やかな曲、しっとりとした曲など、雰囲気の異なるさまざまなオススメ作品をご紹介します。
ぜひ、次の発表会の参考にしてみてくださいね。
【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!(1〜10)
よろこびの歌Ludwig van Beethoven

偉大な作曲家、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『交響曲第9番』に収録されている楽曲『歓喜の歌』。
日本では『よろこびの歌』として知られていますね。
この作品は、ピアノを始めたばかりの初心者が演奏する代表的な作品でもあります。
始めたばかりのお子さまは両手で違う動きを取ることが至難の業ですが、この作品はそんなお子さまでも演奏しやすくなっています。
動画のような構成であればより簡単に演奏しやすいので、ぜひチェックしてみてくださいね。
メヌエット ト長調Christian Petzold

バロック時代のドイツを代表する音楽家の一人、クリスティアン・ペツォルトが手掛けたこちらの作品。
軽快で優雅なメロディは、子供から大人まで幅広い層に愛されており、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
曲調は明るく、生き生きとした雰囲気が特徴的。
ピアノ初心者の方でも取り組みやすい難易度で、発表会の定番曲としても人気です。
1703年からドレスデンのゾフィア教会でオルガニストとして活躍したペツォルト。
その経験を生かし、美しい和音の響きと流れるような旋律を見事に組み合わせています。
優しく親しみやすい曲調は、聴く人の心を和ませてくれることでしょう。
和声を勉強していないうちは、左手が意外と覚えづらいかもしれないので、左手だけ繰り返し弾く練習をしてみてくださいね。
おもちゃのチャチャチャ越部信義

日本の童謡界に輝く星、越部信義さん。
その代表作の一つが、愛らしいおもちゃたちの夜の冒険を描いたこちらの『おもちゃのチャチャチャ』です。
子どもたちが眠る夜、おもちゃたちが箱から飛び出し、お祭り気分で踊り出す様子を軽快なリズムで表現。
兵隊やフランス人形、動物たちが織りなす秘密のパーティーは、お子さまの想像力をかき立てることでしょう。
1959年に誕生したこの曲は、2007年に日本の歌百選に選ばれるほどの人気を博しました。
5歳児向けのピアノ発表会曲として最適で、明るく楽しい雰囲気が会場を和ませること間違いなし!
ぜひ候補の一つとして考えてみてくださいね。
ジ・エンターテイナーScott Joplin
ラグタイム音楽の王として知られるスコット・ジョプリン。
1868年にテキサス州で生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮しました。
本作は、1902年に発表された彼の代表作の一つ。
明るく軽快なリズムと特徴的なメロディが印象的です。
1973年の映画『スティング』のテーマ曲として採用され、再び注目を集めました。
演奏する5歳のお子さまにとっては、指の動きが楽しく、リズム感も養える素晴らしい曲。
聴いている方も自然とリズムを刻みたくなるような、魅力的な作品です。
右手も左手も跳躍が多いので、できる限り手を鍵盤から離しすぎないように演奏することで、ミスタッチが減りリズムのコントロールもしやすくなりますよ。
発表会では、きっと会場全体が明るい雰囲気に包まれることでしょう!
となりのトトロ久石譲

久石譲さんが手掛けた、宮崎駿監督の名作映画『となりのトトロ』のテーマソングであるこちらの曲。
純粋で清潔なCメジャーの音階を使用し、シンフォニック・ジャズや生演奏を取り入れることで、映画のシーンと深く結びついています。
歌詞は宮崎駿監督によって書かれ、魅力的な自然の世界と、そこに住む神秘的な生き物との出会いを描いています。
さまざまなアレンジの楽譜が出ているので、お子さまに合った楽譜で演奏できるとよいですね。
親しみやすくて温かな雰囲気の本作を弾けるようになったら、きっと楽しいことでしょう。
ピアノ発表会にもぴったりなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
パプリカFoorin

米津玄師さんがプロデュースした子供たちのユニット、Foorinの『パプリカ』は、子供時代の純粋さや未来への希望を表現しています。
NHKの2020年応援ソングプロジェクトの一環として制作され、大切な人との思い出や、夢に向かって頑張る気持ちが歌われています。
軽快なリズムと明るいメロディが印象的ですが、少し16分音符も出てくるので、お子さまが最も弾きやすいテンポでリズムが崩れすぎないように演奏できるとよいですね。
元気いっぱいに演奏して、会場を明るく照らしましょう!
スケーターズ・ワルツÉmile Waldteufel

「フランスのヨハン・シュトラウス」と呼ばれたエミール・ワルトトイフェルの代表作。
1882年に作曲されたこの曲は、冬のスケートリンクを優雅に舞う人々の姿を音楽で表現しています。
華やかなメロディとリズミカルな3拍子が特徴的で、子供たちの心をわくわくさせる魅力にあふれています。
楽しく軽快な雰囲気は、5歳児のピアノ発表会にぴったり!
演奏する子供はもちろん、聴いている人々までも笑顔にしてくれる、とっておきの1曲です。
リズム感を養いながら、音楽の楽しさを存分に味わえる作品をぜひ選んでみてはいかがでしょうか。