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【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!

自分ひとりでできることが増え、文字や数字の読み書きにも興味を示し始める5歳児さん。

筆者は普段ピアノを教えており、5歳を迎える年長クラスのお子さまのレッスンも担当していますが、いろいろな曲のタイトルに興味を持ち、発表会後に「〇〇ちゃんの曲がかっこよかった!」とお友達の演奏に対する感想を述べてくれたりもします。

今回は、そんな5歳のお子さまのピアノ発表会曲にピッタリな作品をピックアップ!

お子さまの好みに合わせて選べるよう、元気な曲、華やかな曲、しっとりとした曲など、雰囲気の異なるさまざまなオススメ作品をご紹介します。

ぜひ、次の発表会の参考にしてみてくださいね。

【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!(11〜20)

小さなうたCornelius Gurlitt

小さな歌(グルリット・Gurlitt)こども音楽会(初級ピアノ発表会おすすめ)
小さなうたCornelius Gurlitt

ピアノ発表会でも人気の作品『小さなうた』。

ハチャトゥリアンの曲と混同されがちですが、今回ご紹介する曲はグルリットの作品です。

この作品は『こども音楽会』という作品に収録されている小品で、その名の通り、子供でも演奏できる非常に簡単な曲調に仕上げられています。

速度表記や両手の使い方も非常にシンプルですが、このような曲調は左手の伴奏が大きくなりやすく、右手のメロディが埋もれがちに。

伴奏を弱めに弾いてメロディを際立たせるテクニックは、今後ピアノを弾くうえでとても大事な要素なので、そのテクニックの土台作りにぴったりです。

発表会で演奏する際は、さらに強弱や抑揚もつけられるとよりよいですね。

さんぽ久石穣

さんぽ /久石穣 ☆ソロピアノ初級
さんぽ久石穣

1988年に公開されたアニメ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマである『さんぽ』は、映画の公開から数十年経過しているにもかかわらず、発表会の定番曲として不動の人気を誇る1曲です。

生徒さんから聞こえる「トトロが弾きたい!」の声は、ピアノの先生たちにとってもはやお決まりのフレーズ。

さまざまなアレンジの楽譜が販売されているため、それぞれのレベルに合った楽譜を探しやすいので、一人ひとりに合った楽譜で弾かせてあげられるとよいですね。

妖精のハープJohn S Thompson

【ピアノ発表会おすすめ】妖精のハープ ♫ トンプソン / The Fairies’ Harp, Thompson
妖精のハープJohn S Thompson

アメリカの近代音楽を作り上げた作曲家の一人、ジョン・S・トンプソン。

児童向けの作品を多く手がけており、現在でもピアノ発表会で頻繁に演奏されています。

今回はそんなトンプソンの作品の中から、こちらの『妖精のハープ』をご紹介。

手を交差させるところが出てくるので、そのような動きが苦手なお子さまもいるかもしれませんが、今後さまざまなピアノ曲を演奏するうえでよい練習になります。

ハープのようになめらかに演奏できるよう、指の独立や手首のしなやかさも練習できるとよいですね。

彼こそが海賊Klaus Badelt/Hans Zimmer

初心者でも絶対弾ける『彼こそが海賊』【ピアノ・速度60% 】
彼こそが海賊Klaus Badelt/Hans Zimmer

クラウス・バーデルトは、1967年生まれのドイツ出身の映画音楽作曲家。

ハンス・ジマーとの共同作業で知られ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの音楽を手掛けました。

本作は、映画のテーマ曲として非常に人気があり、勇ましいメロディーと迫力満点のサウンドが特徴です。

冒険と海賊の世界を象徴するエネルギッシュな音楽として、聴く人々に強烈な印象を与えています。

映画の興奮や冒険心、海賊たちの自由な精神が表現されており、5歳のお子さまのピアノ発表会曲としてもぴったり。

演奏に余裕が出てきたら、テンポを上げていけるとよいですね。

元気いっぱいの演奏で、会場を盛り上げてくださいね!

バースデイ・マーチLouis Köhler

「バースデイ・マーチ」L.ケーラー作曲(先生が選んだ ピアノ発表会名曲集1より)
バースデイ・マーチLouis Köhler

多くの子供向けピアノ楽譜に収録されている、初めての発表会にピッタリのかわいらしい作品!

ルイス・ケーラーの『バースデイ・マーチ』は、シンプルで覚えやすい曲ですが、和音のスタッカートやメロディのなめらかなレガートなど、ピアノを学ぶうえで重要な要素が詰まっています。

また、元気な部分とそっと弾く部分など、強弱の変化をたっぷりつけられるのもこの曲の魅力の一つ!

お誕生日のサプライズなどを想像しながら、表情豊かに演奏しましょう。

ヘンゼルとグレーテルのワルツ田丸信明

グリム童話でおなじみの兄妹が、森の中で手を取り合って踊っているような、可愛らしいワルツです。

この楽曲は、1998年5月に刊行されたテキスト『ぴあのどりーむ 3』に収められた作品で、物語を想像しながら弾けるのが魅力ですね。

弾むような3拍子のリズムは、まるでお菓子の家を見つけた時のワクワクした気持ちを表しているかのようです。

本作は曲のイメージを捉えやすいので、自分の気持ちを音楽で表現したい4歳のお子さまにぴったりでしょう。

物語の主人公になった気分で、楽しく演奏できると良いですね。

【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!(21〜30)

子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ平吉毅州

平吉 毅州/虹のリズム 1.タンポポがとんだ/演奏:佐久間 あすか
子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ平吉毅州

児童向けの合唱曲や独奏曲などを中心に、いくつもの名曲を作り上げてきた偉大な作曲家、平吉毅州さん。

こちらの『子どものためのピアノ曲集『虹のリズム』1.タンポポがとんだ』は彼を代表する作品一つで、ピアノ発表会でも頻繁に演奏されます。

リズム感というのは身につけられるものではありますが、才能による差も大きい要素です。

こちらの作品はそんなリズム感を鍛えるのに最適で、全体を通してメリハリのあるリズムにまとめられています。

左手のリズムを正確に弾くことを意識しながら、楽しく弾かせてあげられるとよいですね。