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【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!

自分ひとりでできることが増え、文字や数字の読み書きにも興味を示し始める5歳児さん。

筆者は普段ピアノを教えており、5歳を迎える年長クラスのお子さまのレッスンも担当していますが、いろいろな曲のタイトルに興味を持ち、発表会後に「〇〇ちゃんの曲がかっこよかった!」とお友達の演奏に対する感想を述べてくれたりもします。

今回は、そんな5歳のお子さまのピアノ発表会曲にピッタリな作品をピックアップ!

お子さまの好みに合わせて選べるよう、元気な曲、華やかな曲、しっとりとした曲など、雰囲気の異なるさまざまなオススメ作品をご紹介します。

ぜひ、次の発表会の参考にしてみてくださいね。

【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!(41〜60)

幸せな魔女Jane Bastien

バスティン:幸せな魔女  pf. 中田 雄一朗:Yuichiro Nakada
幸せな魔女Jane Bastien

アメリカ出身の作曲家ジェーン・バスティンの作品は、子供たちに親しみやすく、ピアノ学習の初期段階に最適です。

本作は、幸せな魔女が登場する物語をイメージした楽曲。

短い演奏時間ながら、スタッカートの使い方や間の取り方など、雰囲気作りの重要なポイントが含まれています。

魔女が地上に降り立ち、落ち込んでいる人々に元気を与えるストーリーを想像しながら演奏すると、より深い表現が可能に。

絵本やアニメの一場面のような感覚で音楽を作ることで、魅力を最大限に引き出せます。

5歳のお子さまのピアノ発表会にぴったりの、楽しく学べる作品といえるでしょう。

アレグレットCornelius Gurlitt

【ピアノ発表会おすすめ】アレグレット ♫ グルリット / Allegretto, Gurlitt
アレグレットCornelius Gurlitt

ドイツの作曲家であるコルネリウス・グルリット。

彼の作品はかわいらしく明るいものが多く、ピアノを習い始めて間もない子供たちの発表会用レパートリにはピッタリです。

この曲も、グルリットらしい上品で明るい曲です。

とても短い曲なので、挑戦しやすいことも魅力の一つ。

曲名の「アレグレット」は「少し速く」という意味なので、テンポが上がりすぎて慌てないよう注意しましょう。

3拍子のリズムや、スラーやクレッシェンドといった音楽記号に注意しながら演奏してみてくださいね。

こびとのマーチMartha Mier

こびとのマーチ/マーサ・ミアー はじめての発表会 今治市美香ピアノ教室 1年生
こびとのマーチMartha Mier

アメリカの女性作曲家のマーサ・ミアーが制作した、親しみやすい曲で楽しみながらピアノ奏法の基礎を学べる曲集『ひとりでピアノいっしょにピアノ』の中の1曲です。

1分弱の短い曲の中に、かわいらしくも少し怪しげな雰囲気のある「こびと」のさまざまな表情が詰まっています。

右手のメロディに出てくるアクセントで、こびとのいたずらっぽさを表現したいですね。

左手のスタッカートは、リズムを正確に刻みつつ、重くなりすぎないように注意しましょう。

こども音楽会 Op.210 第15曲「小さなロマンス」Cornelius Gurlitt

オルゴールから流れてくるようなかわいらしいメロディが印象的な、コルネリウス・グルリットの『小さなロマンス』。

多くのピアノ初級楽譜に収録されており、発表会曲としても人気の高い作品です。

ゆったりとした分散和音と、シンプルな単旋律で構成されているため、ピアノを習い始めて間もないお子さまでもチャレンジしやすいはず!

発表会の会場でより美しく演奏できるよう、左右の音のバランスに気を配りながら演奏できるとよいでしょう。

さぁ、ワルツを踊ろうWilliam Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】さぁ、ワルツを踊ろう ♫ ギロック /Let’s Waltz , Gillock
さぁ、ワルツを踊ろうWilliam Gillock

テクニックを必要としない楽曲構成でありながら、聴き映えのする曲を作ることに長けていたアメリカの偉大な作曲家、ウィリアム・ギロック。

ピアノ初心者にとってもなじみ深い作曲家ですね。

こちらの『さぁ、ワルツを踊ろう』はそんなギロックの作品のなかでも、特にオススメしたい楽曲。

伴奏も主旋律も非常にシンプルなので、ワルツのリズムを子どもに覚えさせるにはうってつけの作品です。

聴き映えもするので、ぜひピアノ発表会の参考にしてみてください。

おわりに

今回は、5歳くらいのお子さまのピアノ発表会曲にオススメの作品をご紹介しました!

お子さまや生徒さまに気に入ってもらえそうな作品は見つかりましたか?

「5歳にオススメ」としましたが、ピアノを習い始めた時期やレッスンの進み具合によって、発表会に最適な作品も異なります。

演奏スキルの向上に繋がることも大事ですが、何より楽しく取り組めるよう、一人ひとりに合った曲を見つけてあげられるとよいですね。

ぜひ「この曲なんてどう?」と反応を確かめながら、じっくり選曲してみてください!