【幼児のピアノ曲】発表会で弾きたい!華やかなおすすめ作品を厳選
ピアノの発表会は、お友達や家族に日頃の練習の成果を発表する貴重な機会!
発表会への参加を心待ちにしながら、ピアノレッスンに通っているお子さまも多いはずです。
今回は、幼児さん向けのピアノ作品のなかから、発表会での演奏にピッタリの華やかな作品を厳選してご紹介します!
せっかくの発表会ですので、普段テキストで習っている曲とは雰囲気の異なる作品や、ちょっと背伸びして難しめの作品にチャレンジしてみるのもオススメです。
選曲にお悩み中のピアノの先生や保護者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【幼児のピアノ曲】発表会で弾きたい!華やかなおすすめ作品を厳選(1〜10)
ガラスのくつWilliam Gillock

音楽教育界のシューベルトと称されるほど、美しいメロディーセンスが印象的な作曲家、ウィリアム・ギロック。
彼の作風には高度なテクニックを使用せず、豊かな表現で楽曲の魅力を引き出すという特徴があります。
そのため、初心者の課題曲としてギロックの作品は頻繁に登場します。
その中でも『ガラスのくつ』は、発表会で演奏される頻度の多い人気曲!
三拍子になれるにはうってつけの軽やかで楽しい雰囲気の作品です。
本格的なワルツに取り組む前に、この楽曲に取り組んでみるのもオススメですよ。
土人のおどり中田喜直

力強くかっこいい曲をお探しの6歳のお子さまには、日本人作曲家中田喜直さんが手掛けた作品はいかがでしょうか。
大地を元気に踏み鳴らして踊るような、野性的でエネルギッシュな光景が目に浮かびますね。
スタッカートやアクセントをはっきりと弾き分けることが、この楽曲が持つ躍動感を表現するポイントになるでしょう。
実際に2004年に行われたコンクールでは、見事1位に輝いたという記録もあります。
本作は音の強弱で表情をつける練習にぴったりで、発表会で少し背伸びしたかっこいい曲を弾きたいお子さまにおすすめです。
きらきら星フランス民謡

お子さま向けのさまざまなピアノテキストに採用されており、発表会の定番曲となっている『きらきら星』。
幼稚園や保育園で歌いなれているお子さまも多いため、まったく知らない曲と比べて取り組みやすい作品といえるでしょう。
1人で演奏するのももちろんすてきですが、発表会でより華やかな演奏に仕上げたい場合は、保護者の方や先生との連弾がオススメ!
「親子連弾」は保護者の方にとってもお子さまにとっても、思い出に残る貴重な経験になります。
ぜひ積極的にチャレンジしてみてくださいね!
こどものためのアルバムより「ポルカ」Louis Heinrich Köhler

発表会で弾むように楽しい気持ちになれる曲をお探しではないでしょうか。
19世紀に教育目的で編まれた全30曲からなるピアノ曲集、アルバム『Kinder Album, Op. 210』に収められた一曲です。
ポルカの軽快なリズムに乗って、まるで舞踏会でくるくると踊っているような情景が目に浮かびます。
この楽曲は、スタッカートで元気に、レガートで優雅にといった音色の変化を学ぶのにも最適です。
聴いている人も思わず笑顔になるような明るさがあるので、これから表現力を豊かにしていきたいお子さまが、発表会で輝く一曲としておすすめです。
花のワルツPyotr Tchaikovsky
バレエ音楽『くるみ割り人形』といえば、知らない人はいないほどのクラシックの名曲!
ピョートル・チャイコフスキー自身によって演奏会用組曲に編曲されているほか、ピアノソロ、連弾などをはじめ、さまざまな楽器や編成で演奏されています。
特に、かわいらしく親しみやすい曲調で親しまれている『花のワルツ』は、子供向けの教材にも採用されており、発表会曲としても人気の楽曲です。
3拍子のリズムは、シンプルなようでコツをつかむのが難しいもの。
手拍子でリズムを感じる練習をするなど工夫しながら、軽やかなワルツに仕上げていきましょう。
ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第20番「タランテラ」Johann Burgmüller

南イタリアの情熱的な舞曲はいかがでしょうか。
毒蜘蛛に噛まれた毒を抜くために踊ったという逸話が元になっており、曲想もそれが表すかのような緊迫感と躍動感に満ちています。
6/8拍子の弾むリズムは、まるで主人公が必死に踊り続ける心臓の鼓動のようです。
中間部で一瞬明るい曲調に変わる部分で、どう気持ちを表現するかが演奏のカギとなるでしょう。
本作は、リズミカルでかっこいい曲に挑戦したいお子さまにぴったりです。
物語を想像しながら、情熱的な演奏ができるようになるといいですね!
1851年に公開されたヨハン・ブルクミュラーが作曲した練習曲集『25の練習曲 Op.100』の一曲です。
人形の夢と目覚めTheodor Oesten

お人形が静かに眠り、夢を見て、目を覚まして元気に踊り出す、そんな可愛らしい物語が目に浮かぶような作品です。
本作は、1862年に公開されたアルバム『Kinderscenen』に収められた一曲で、日本ではお風呂が沸いたことを知らせるメロディとしても親しまれています。
場面ごとに雰囲気ががらりと変わるので、物語の主人公になった気分で演奏できるでしょう。
ゆったりした子守歌、不思議な夢、そして軽快な踊りと、タッチや表現を使い分ける楽しさを知るのにおすすめです。
物語を想像しながらピアノを弾きたい6歳のお子さまにぴったりの一曲ではないでしょうか。