【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!
自分ひとりでできることが増え、文字や数字の読み書きにも興味を示し始める5歳児さん。
筆者は普段ピアノを教えており、5歳を迎える年長クラスのお子さまのレッスンも担当していますが、いろいろな曲のタイトルに興味を持ち、発表会後に「〇〇ちゃんの曲がかっこよかった!」とお友達の演奏に対する感想を述べてくれたりもします。
今回は、そんな5歳のお子さまのピアノ発表会曲にピッタリな作品をピックアップ!
お子さまの好みに合わせて選べるよう、元気な曲、華やかな曲、しっとりとした曲など、雰囲気の異なるさまざまなオススメ作品をご紹介します。
ぜひ、次の発表会の参考にしてみてくださいね。
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【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!(31〜40)
勇敢な騎手 「子供のためのアルバム」よりRobert Schumann

疾走感があふれる音の連なりと力強いリズムが印象的な名曲で、アルバム『子供のためのアルバム』に収録されています。
1848年に長女マリーの誕生日プレゼントとして作曲された本作は、わずか1分ほどの短い演奏時間ながら、豊かな音楽性と高い芸術性を備えています。
スタッカートを効かせた躍動的なフレーズと、イ短調の調性が生み出す緊張感が絶妙に調和し、馬に乗って駆け抜ける騎士の勇ましい姿が目に浮かぶようです。
シンプルな構成でありながら表現力に富んだ本作は、短い演奏時間で聴衆を魅了したい方や、力強い曲調がお好みの方におすすめです。
国際的なピアノ検定試験の課題曲としても採用され、世界中で親しまれている1曲です。
カスタネットWilliam Gillock

アメリカの作曲家ウィリアム・ギロックのピアノ曲集『ピアノピース・コレクション1』の収録曲である『カスタネット』は、エキゾチックな香りただようかっこいい作品です。
この曲のポイントは、伴奏の和音の刻み!
左右それぞれに出てくる和音の連打をいかに軽快なテンポにのって演奏するかが、曲全体の雰囲気を左右します。
また、後半のカデンツァのような自由な部分では表現力が試されるので、具体的なイメージを持って、うねりのような旋律を少しねちっこく弾けるとよいでしょう。
ナンネルの音楽帳よりメヌエット ト長調 K. 1(K6. 1e)Wolfgang Amadeus Mozart

幼いモーツァルトが姉マリア・アンナ・モーツァルトのために書いた優雅なメヌエットです。
ト長調の3拍子で素直な旋律が特徴的な本作は、ABAの三部形式で構成され、8小節ごとの繰り返しを持つ、堅苦しさのない親しみやすい作品となっています。
1761年12月から1762年1月の間にザルツブルクで、わずか5歳で書かれた作品とは思えないほど、音楽的な構成力と表現力を備えた佳作です。
シンプルながら美しい旋律と明確な構成から、ピアノを始めたばかりの方や、モーツァルトの作品に挑戦してみたい方におすすめです。
気取らない雰囲気とリズミカルな魅力で、クラシック音楽への第一歩を踏み出すのにぴったりな曲といえるでしょう。
花のワルツPyotr Tchaikovsky
バレエ音楽『くるみ割り人形』といえば、知らない人はいないほどのクラシックの名曲!
ピョートル・チャイコフスキー自身によって演奏会用組曲に編曲されているほか、ピアノソロ、連弾などをはじめ、さまざまな楽器や編成で演奏されています。
特に、かわいらしく親しみやすい曲調で親しまれている『花のワルツ』は、子供向けの教材にも採用されており、発表会曲としても人気の楽曲です。
3拍子のリズムは、シンプルなようでコツをつかむのが難しいもの。
手拍子でリズムを感じる練習をするなど工夫しながら、軽やかなワルツに仕上げていきましょう。
アレグレットCornelius Gurlitt

ドイツの作曲家であるコルネリウス・グルリット。
彼の作品はかわいらしく明るいものが多く、ピアノを習い始めて間もない子供たちの発表会用レパートリにはピッタリです。
この曲も、グルリットらしい上品で明るい曲です。
とても短い曲なので、挑戦しやすいことも魅力の一つ。
曲名の「アレグレット」は「少し速く」という意味なので、テンポが上がりすぎて慌てないよう注意しましょう。
3拍子のリズムや、スラーやクレッシェンドといった音楽記号に注意しながら演奏してみてくださいね。
【5歳児向け】ピアノ発表会にオススメの楽曲をピックアップ!(41〜50)
夏の夜のハバネラ平吉毅州

情熱的なキューバの伝統的なリズムと、印象的な旋律が織りなす魅力的な作品です。
低音部で静かに刻まれる心臓の鼓動のようなリズムに合わせて、華やかなメロディーがゆったりと流れていきます。
まるで夜の闇に浮かぶ月明かりのように、美しく神秘的な雰囲気を持つ本作は、演奏者のセンスと表現力が存分に発揮できる曲となっています。
1996年に公開された作品で、上級者向けに書かれた楽曲ながら、聴衆を魅了する豊かな響きを持っています。
優美な旋律とダイナミックな展開が印象的で、発表会の締めくくりを飾るにふさわしい品格と華やかさを備えています。
ピアノの表現力を存分に引き出せる曲として、演奏技術に自信のある小学校高学年の生徒さんにおすすめです。
ソナチネ Op.36-1 より3楽章Muzio Clementi

軽やかなタッチで始まり、明るく躍動感があふれる旋律が特徴の3楽章は、華やかなピアノ発表会を彩る上質な1曲です。
技巧的にも練習しやすく、生き生きとした表現力が存分に発揮できる本作は、1797年の出版以来、多くのピアニストに愛され続けています。
主題の提示から展開、再現という流れが理にかなっており、クラシック音楽の基本的な形式も学べます。
軽快でエネルギッシュな演奏を目指す方に、ぜひチャレンジしていただきたい作品です。
指の独立性を高め、速いパッセージも上手く表現できるようになることで、演奏の楽しさを実感できることでしょう。