ニュー・ソウルと呼ばれ、1970年代に新世代の黒人アーティストとして注目を集めたアメリカ出身のシンガー、ダニー・ハサウェイさん。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」の第49位に選ばれていることからも、音楽史に与えた多大な功績が分かりますよね。
音楽教育を受けたことによる洗練された音楽スタイルとメッセージ性の強いリリックは、後世のミュージシャンにも影響を与え続けています。
今回は、そんなダニー・ハサウェイさんの人気曲ランキングをご紹介しますので、ぜひその時代を思い浮かべながら聴いてみてくださいね!
伝説的なシンガー!Donny Hathawayの人気曲ランキング
A Song For YouDonny Hathaway1位

ニュー・ソウルというR&Bの基礎を築いたジャンルを盛り上げたアーティストの1人、ダニー・ハサウェイさん。
彼は他のニュー・ソウルのアーティストと違い、音楽大学の出身でソウル・ミュージックにクラシックの要素が含まれています。
こちらの『A Song For You』は、特にクラシックの要素が味わえる作品で、非常に美しいメロディーに仕上げられています。
また、当時は黒人差別が激しかった時代なのですが、白人歌手のレオン・ラッセルさんの曲をカバーしたことで、世間に衝撃を与えました。
そういった部分でも歴史に残る作品と言えるでしょう。
For All We KnowDonny Hathaway2位

1970年代のニュー・ソウル・ブームをマーヴィン・ゲイさんやスティービー・ワンダーさんとともに盛り上げたシンガー・ソングライター、ダニー・ハサウェイさん。
クラシック出身のソウルシンガーということもあり、当時のブラックミュージック・シーンでは異色の存在でした。
そんな彼の作品のなかでも、特にエモい作品が、こちらの『For All We Know』。
もともとはジャズのスタンダード・ナンバーなのですが、ダニー・ハサウェイさんのアレンジによって、全く違う雰囲気に仕上げられています。
淡い雰囲気が印象的なボーカルがエモい空気を見事に作り上げている名曲です。
I Love You More Than You’ll Ever KnowDonny Hathaway3位

サックスの音色は心を揺さぶる存在です。
その中でも、ダニー・ハサウェイさんの『I Love You More Than You’ll Ever Know』は特にサックスの魅力があふれた作品です。
本作はサックスが繊細かつ力強い表情を作っており、メロディにさらなる深みを加えています。
ジャズとサックスの相性はもちろんのこと、本作のようなソウルとサックスの組み合わせは、聴く者の魂を震わせる力を持っていますね。
The GhettoDonny Hathaway4位

ニュー・ソウル・ブームを支えた偉大なアーティストの1人、ダニー・ハサウェイさん。
ニュー・ソウルといえば、マーヴィン・ゲイさん、スティービー・ワンダーさん、カーティス・メイフィールドさん、ダニー・ハサウェイさんが四天王として有名ですが、ダニー・ハサウェイさんはその中でも一線を画しており、クラシックや民族音楽を取り入れたスタイルでした。
こちらの『The Ghetto』はそんな彼の魅力がたっぷりと詰め込まれた作品で、アフリカンなグルーヴを全面に打ち出しています。
非常にハイセンスな作品なので、ぜひチェックしてみてください。
Love, Love, LoveDonny Hathaway5位

マーヴィン・ゲイさんや、スティービー・ワンダーさんらとともに、1970年代のニューソウルブームに大きく貢献したシンガーソングライター、ダニー・ハサウェイさん。
彼は当時の黒人としては珍しく、上流に近い中流階級出身で、幼い頃からクラシックを習っていました。
その経験あってか、他のニューソウルのシンガーたちとは一線を画す音楽性が印象的ですね。
こちらの『Love, Love, Love』は、そんな彼の作品のなかでも特にランチタイムにオススメしたい1曲。
非常にスムーズなニューソウルに仕上げられており、タイトルからもわかるように、曲の全体を通して多幸感にあふれています。
楽しく、そしてゆったりとランチを味わいたい方は、ぜひプレイリストに加えてみてください。
I Know It’s YouDonny Hathaway6位

ダニ-・ハサウェイがゴスペルタッチに歌い上げるナンバーです。
彼の楽曲からは音楽への真摯(しんし)なスピリットをいつも感じます。
しゃれたピアノとストリングスをバックに堂々たるダニーのボーカル。
とても力のあるアーティストであったのに、早逝してしまった事が残念でなりません。
Someday We’ll All Be FreeDonny Hathaway7位

当時としては珍しい、クラシックをベースとした音楽性で人気を集めたソウルシンガー、ダニー・ハサウェイさん。
まだ黒人差別が激しかった時代に裕福な家庭に生まれ、そういったルーツもあり多くの白人アーティストの楽曲をカバーした、歴史的にも偉大なシンガーとして知られています。
そんなダニー・ハサウェイさんの作品のなかで、特に休日にピッタリな作品が、こちらの『Someday We’ll All Be Free』。
ニュー・ソウルの全盛期に作られた曲ということもあって、先進的な音楽性にセンスを感じますね。