グルーブは細かいニュアンスの積み重ねです。
ドラム・ベースがその中心にいることは間違いありませんが、他の楽器でもグルーブを援護しましょう。
ドラム打ち込みにパーカッションで補強していきます。
- DTMで絶対にやってはいけないたった1つのタブー
- ライブで打ち込みと同期する方法
- 【ジャズとは】ジャジーな感じにしてほしいと言われたら?
- ハウスの「4つ打ち」を打ち込んでみよう。これから始めるDTM入門
- 魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽
- 夏休みに1曲マスター!ベースのレベルアップにおすすめな練習曲
- 音楽作る時に出てくる「打ち込み」って何のことですか?
- 【DTM初心者のための】Cubase(キューベース)の使い方・基礎知識編
- ドラム中級者にオススメの練習曲。表現力や演奏力を養える楽曲まとめ
- ドラムのイントロがかっこいい曲
- プロドラマーが選ぶ。本当に見て欲しいトレーニング動画
- 【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】
- 打楽器に挑戦!カホンで演奏したい曲まとめ
ドラム打ち込みにパーカッションで補強する
グルーブの補強で1番わかりやすいのがパーカッションです。
パーカッションは他の楽器を邪魔することが比較的少ないため、詰め込みやすいセクションと言えます。
それゆえバンドにおいてパーカッションはいつも人手不足。
odasisも学生時代、パーカッショニストがたくさんいるバンドに憧れましたが、現実世界ではなかなか叶いません。
優秀なパーカッショニストを複数人集めるのは至難のわざです。
でもね!
DTMならパーカッショニスト100人でも200人でも使い放題なんですよ!
やりすぎるとうるさいので注意が必要ですが、少なくとも1つは入れるくらいの意識でも問題ありません。
皮モノ
皮モノはドラムスの隙間を埋めるようなフレーズを入れます。
当然ながら16ビートの方がハマりやすい。
正確性を志向するというよりは、流動的に穴埋めをしていくような意識で演奏されることも多いためランダマイズの余地は比較的大きいと言えます。
コンガ

http://o-dan.net/ja/
皮モノ系のパーカッションで1番多用されるのはコンガです。
中性的なサウンドキャラクターゆえ「とりあえず入れとけ!」みたいな感じで扱われることも多い。
特に16ビートではドラムの8分音符を埋めるような形で入れると良い具合にハマってくれます。
まさに補強という感じ↓
ソロで聴くとこれ↓Native InstrumentsのCubaのプリセットそのままです。
めんどくさかったのでクォンタイズもしていません。
Cubaよく使う人は「あぁ……Cubaの音やん……」となるのではなかろうか。
ボンゴ

http://o-dan.net/ja/
コンガに比べて音色のキャラクターが強いので、アクセント的な使い方がオススメです。
ソロで聴くとこんな感じ。
Cubaのループに3連フレーズを足しています。
ジャンベ

http://o-dan.net/ja/
上記2種類よりずっとサウンドのキャラクターが濃くなります。
使うときは曲の雰囲気を全部さらっていってしまうこともあるので扱いには多少注意が必要です。
ちょっと強引ですがこんな感じ↓
個人的にジャンベといえばJason Mrazの横にいるおじさん。
この人めっちゃうまいよね。
https://www.youtube.com/watch?v=irSklXqsXBo
シェイカー類

http://o-dan.net/ja/
シェイカーの基本はハイハットの補強です。
ハイハットと音量・定位の両観点でバランスを取りましょう。
定位は思いっきり振り切る方がすっきりします。
ハイハットのアクセントとひっくり返すのも面白いです。
ハイハットとのボリュームバランスでグルーブが変わってくるので注意が必要。
マラカスで代用しても良いですね。
タンバリン

http://o-dan.net/ja/
タンバリンは上記のシェイカーのような動きを取るか、スネアの補強かどちらかが多いです。
8ビートに16分のタンバリンを入れてみたもの↓
スネアを補強する場合はスネアとの音量バランス、定位に気を付けましょう。
またスネアのタイミングとは少しだけずらすことも一考。
↓
カウベル・ティンバレス
ラテン音楽の定番楽器。
ティンバレスの上にカウベルとかウッドブロックを付けてるのをよく見かける。
カウベル
やはり定番は4つ打ちです。
↓この曲のイントロとかね。
マーカスミラーかっこよすぎるよね。
ティンバレス
これは正直よくわかりません……
いつもCubaのループを適当に加工しています。
カウベルとセットで考える方が良さそうですね。
サンバキックのようなラテンビートには大変良く合います。
トライアングル
ライドのレガート奏法のイメージ(ジャズのチーチッチー)で使う良い。
強拍を開放、弱拍をミュートで鳴らすと良いです。
16ビートには総じてよく合いますがラテンビートは特にきれいにハマります。
Native Instruments「Cuba」がオススメ
総じてCubaの宣伝みたいになってしまった……
Native Instruments のKonplete Ultimateに収録されていますが、音ももちろんのこと「MIDI to Host」でDAW上に出力できるループがものすごく良いです。
やり方は簡単。
↓印をつけた部分をDAW上にドラッグするだけ。
こんな感じで打ち込んでくれます。
あとはクォンタイズするなり音を追加するなりなんなりとどうぞ。
↓