【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】
あなたは音楽を聴くときにどこに注目して聴いていますか?
多くの方はメロディや歌詞、ボーカルの歌い方をよく聴いていると思うのですが、ドラムを叩いたことがある方ならドラムの音に自然と耳が向かうのではないでしょうか?
そこでこの記事ではついついドラムの音を追いかけてしまうあなたに向けて、最新の邦楽の中からドラムがかっこいい曲に焦点を当てて紹介していきますね!
一概にドラムがかっこいいといっても、グルーヴが出ている曲、派手なフレーズが特徴的な曲、地味だけど細やかなテクニックが光る曲などさまざまです。
いろいろな観点からかっこいい曲をピックアップしましたので、ぜひドラムの演奏に注目しながら聴いてくださいね。
【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】(1〜10)
Ready to RockBAND-MAID

日本のみならず海外でも絶大な人気を誇る全員が女性でメイド衣装に身を包み、圧倒的な歌唱力と演奏能力に裏打ちされた楽曲とライブパフォーマンスでメタルシーンを席巻する5人組のBAND-MAID。
2025年4月にリリースされた楽曲『Ready to Rock』はTVアニメ『ロックは淑女の嗜みでして』のオープニングテーマとしても起用されている、高度なテクニックとキャッチーなメロディで新たなキラーチューンとなりうる見事な楽曲です。
ドラマーのAKANEさんの卓越したドラムプレイも存分に楽しめるアンサンブルとなっており、イントロからKANAMIさんのアグレッシブなギターとバチバチにやり合うようなツインペダル踏みまくりの高度なパフォーマンスの応酬にドラマーならずとも圧倒されてしまいますね。
技術的にも過去最高に難しい、とAKANEさん自らが語る迫真のプレイをぜひ堪能してください!
Work Hard Play HardYONA YONA WEEKENDERS

いわゆるロックやパンクの直線的な8ビートとは違うドラムスを聴いてみたい……そんな方におすすめなのがこちらのYONA YONA WEEKENDERSによる楽曲『Work Hard Play Hard』です。
もともとはメロコア出身というメンバー達が奏でる楽曲はシティポップやソウルミュージックの香りが漂い、しゃれたアンサンブルはまさにメンバーが自称する「ツマミになるグッドミュージック」なのですね。
こちらの『Work Hard Play Hard』はアルバム『LIVE』に収録されており、チルなムードが心地良いナンバー。
タイトさとしなやかさとが同居した小原”beatsoldier”壮史さんのドラムスは楽曲の中核を成すグルーヴを生み出しており、跳ねたリズムが苦手なドラマーの方であればプレイの一つ一つが勉強になりますよ。
ちなみにこの曲のMVは小原さんが全面的にフィーチャーされた内容となっていますから、合わせてチェックしてみてください。
フラジャイル・ナイトAooo

アグレッシブさとオシャレさとが同居する16ビートを基調とする踊れるグルーヴを時にしなやかなに、時にダイナミックに表現する最高にかっこいいドラムプレイを堪能できる名曲です!
現在音楽好きの間では熱い注目を集めている4人組、Aoooはそれぞれが様々なキャリアを持つメンバーで構成されており、ドラマーのツミキさんはボカロPやシンガーソングライターとしても活躍しているマルチな才能を持つアーティストです。
安易な四つ打ちではなく、常に裏を意識したようなリズムパターンは各楽器とのアンサンブルを最大限に活かすものですし、コンポーザーならではの楽曲全体を見据えたアレンジが素晴らしいですね。
いまいちアレンジが似通ってしまう、という悩みを抱えた中級者ドラマーの皆さまにとってもきっと勉強になりますよ!
逆光BILLY BOO

ソウルやR&B、ヒップホップなどのいわゆる「ブラックミュージック」を独自のサウンドとして昇華、独自の「J-POP」として聴かせる手腕が評判を呼んでいるBILLY BOO。
人気シンガーソングライターのKAZUKI UJIIEさんを中心として結成され、耳の早い音楽ファンの熱い注目を集めている彼らが2025年の1月に公開した楽曲『逆光』は、まさにおしゃれでいてしっかり踊れる、キャッチーさも兼ね備えた彼ららしい名曲です。
バンドの屋台骨を担うRIKIYAさんは古き良きヒップホップからの影響を感じさせるグルーヴを生み出しており、耳に残るギターのリフとうねるようなベースラインとの絡み合いも実にかっこいいですね。
日ごろはロックやポップス中心に聴いている、という方もぜひこういったドラムスの素晴らしさに耳を傾けてみてください。
アンバランスブレンドレトロリロン

イントロのドラムロールの時点で心奪われる、洗練されたアンサンブルが心地良いポップソングの名曲です!
何とも不思議なバンド名も気になる4人組、レトロリロンは洗足学園音楽大学の同期によって2020年に結成されたバンドで、2025年の4月にメジャーデビューが決まったばかりの若手ながらインディーズの時点で六本木EX THEATERの公演をソールドアウトさせるなど、内外で注目を集めている存在なのですね。
テクニックを押し出すタイプのバンドではないですが演奏能力の高さは折り紙付きで、2024年10月にリリースされたこちらの楽曲『アンバランスブレンド』では冒頭で述べたように心地良いポップスながら遊び心も感じさせるアンサンブルが実に見事で、永山タイキさんによるドラムプレイはポップながらメロウさも兼ね備えたグルーヴを決定付けています。
KICKBACK米津玄師

米津玄師さんのTVアニメ『チェンソーマン』オープニングテーマにして大ヒット曲『KICK BACK』はエネルギッシュなロックサウンドとドラムンベースが融合した楽曲で、転調を多用した構成が特徴的。
ジェットコースターのような大胆な音楽的変化に、聴く人は驚かされること間違いなしです。
アグレッシブなビートに耳を奪われますが、実はドラムを担当したのは若手ジャズドラマーとして注目を集めている石若駿さん。
ギターとベースで参加した常田大希さんの東京藝術大学時代の同級生でもあり、彼のプレイが楽曲のかっこよさをさらに際立たせていることは間違いないでしょう。
未春ちゃくら

「猪突猛進新人ガールズバンド」を名乗り、2022年に結成された4人組のちゃくら。
Z世代の視点で描かれる時に率直で時に切ない歌詞、ストレートなギターサウンドで人気を集めている彼女たちが2025年2月にリリースした楽曲『未春』は、ベースとコーラスを担当するワキタルルさんが作詞と作曲を務め、卒業後に東京へ旅立ってしまった大切な人に対する複雑ながらもエールを込めた言葉の一つ一つがとても切なくて胸を打つ名曲ですね。
どこか00年代のガールズロックを思わせるサウンドはシンプルながら無駄のないアンサンブルはお手本のような内容で、切ない疾走感をクローズドのリムショットなど細やかなフレーズを織り交ぜながら表現する葉弥さんのドラムスにも注目です。