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【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】

あなたは音楽を聴くときにどこに注目して聴いていますか?

多くの方はメロディや歌詞、ボーカルの歌い方をよく聴いていると思うのですが、ドラムを叩いたことがある方ならドラムの音に自然と耳が向かうのではないでしょうか?

そこでこの記事ではついついドラムの音を追いかけてしまうあなたに向けて、最新の邦楽の中からドラムがかっこいい曲に焦点を当てて紹介していきますね!

一概にドラムがかっこいいといっても、グルーヴが出ている曲、派手なフレーズが特徴的な曲、地味だけど細やかなテクニックが光る曲などさまざまです。

いろいろな観点からかっこいい曲をピックアップしましたので、ぜひドラムの演奏に注目しながら聴いてくださいね。

【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】(1〜10)

シュガーソングとビターステップUNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDEN「シュガーソングとビターステップ」LIVE MUSIC VIDEO
シュガーソングとビターステップUNISON SQUARE GARDEN

UNISON SQUARE GARDENを代表する楽曲、躍動感のある楽しげな雰囲気が印象的です。

UNISON SQUARE GARDENの特徴のひとつとして、テクニカルなフレーズを的確にはさんでくる鈴木貴雄さんのドラムも挙げられます。

リード楽器のようにベースラインが動き回るのでそこが注目されがちですが、リズム楽器の役割を担いつつも尋常ではない手数を繰り出し、それを楽しそうにたたいている鈴木貴雄さんのドラムにぜひとも注目していただきたいですね。

未春ちゃくら

ちゃくら – 未春 (Official Music Video)
未春ちゃくら

「猪突猛進新人ガールズバンド」を名乗り、2022年に結成された4人組のちゃくら。

Z世代の視点で描かれる時に率直で時に切ない歌詞、ストレートなギターサウンドで人気を集めている彼女たちが2025年2月にリリースした楽曲『未春』は、ベースとコーラスを担当するワキタルルさんが作詞と作曲を務め、卒業後に東京へ旅立ってしまった大切な人に対する複雑ながらもエールを込めた言葉の一つ一つがとても切なくて胸を打つ名曲ですね。

どこか00年代のガールズロックを思わせるサウンドはシンプルながら無駄のないアンサンブルはお手本のような内容で、切ない疾走感をクローズドのリムショットなど細やかなフレーズを織り交ぜながら表現する葉弥さんのドラムスにも注目です。

Dreams!!!!NEK

NEK! – Dreams!!!! (Official Music Video)
Dreams!!!!NEK

「頼れる存在のアネキ」を意味するネットスラング「ネキ」から引用したバンド名を引用、「スラング・ロック」なるジャンルを提唱するNEK!。

2024年の結成から半年でリリースしたデビューEP『EXCLAMAT!ON』が話題を集め、新世代ガールズロックバンドとして注目を集めている彼女たちは、各メンバーが高度な演奏能力を兼ね備えていることでも知られています。

2025年3月に公開された楽曲『Dreams!!!!』はキャッチーさと切なさが同居するキラーチューンで、アニメソングに使われてもおかしくないライブでの盛り上がりが目に浮かぶ新たな名曲ですね。

シンコペーションを多用して疾走感を生み出すCocoroさんのドラムスは的確なプレイで楽曲のボトムスを支えつつ、2番のBメロで魅せる正確なドラムロールなどで随所に目立つフレーズを盛り込んでいますから、単調な8ビートから一歩踏み出したいというドラマーの方もぜひ参考にしてみてほしいですね。

【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】(11〜20)

言葉にせずともSIX LOUNGE

SIX LOUNGE「言葉にせずとも」Music Video
言葉にせずともSIX LOUNGE

ぶれることのない硬派なロックサウンドと独特の詩情をただよわせる歌詞、艶っぽい歌声で日本の音楽シーンにおいて孤高の存在感を放ち続ける大分発のトリオ、SIX LOUNGE。

2023年にはあのAikoさんが、テレビ番組で紹介した楽曲『リカ』がバイラルヒットを記録したことも記憶に新しいですね。

そんなロックトリオの一角を担うドラマーのナガマツシンタロウさんは、歌詞を担当していることでも知られるプレイヤーです。

CANOPUSエンドーサーでもあるナガマツさんのトリオ編成ならではのプレイが楽しめる曲として、2024年にリリースされてTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』のオープニングテーマ曲としても起用された楽曲『言葉にせずとも』を紹介しましょう。

タイトな8ビートを軸としつつ細やかで美味しいフレーズを随所に盛り込んだプレイがかっこよく、特に2番のBメロからサビへと移行する際に魅せてくれるおかずはまさに腕の見せ所といった雰囲気ですからぜひチェックしてみてください。

CYMBillyrrom

Billyrrom – “CYM”【Official Music Video】
CYMBillyrrom

Billyrromは2020年に東京は町田にて結成された6人組のバンドで、ソウルにファンク、ジャズやロックにポップスまでを自在に行き来する洗練されたアンサンブルで魅せる楽曲が高い評価を受けているバンドです。

全員がそれぞれのカラーを持って「Billyrrom」としてのグルーヴを生み出しているのが本当にかっこいいですが、ドラムを担うShunsukeさんは楽器経験がなかったというのは驚きですよね。

メンバーいわくShunsukeさんが「メンバーの中で一番ブラック・ミュージックに対してストイック」だそうで、そのプレイは今回紹介する楽曲『CYM』でも存分に味わえますよ。

楽曲の後半、DJのスクラッチと絡むプレイがシンプルながら実においしいパートですから要チェックです!

月並みに輝け結束バンド

結束バンド – 月並みに輝け / THE FIRST TAKE
月並みに輝け結束バンド

アニメから生まれた架空のバンドでありながら、邦楽ロックや洋楽のリスナーをも巻き込んで大人気のガールズバンド、その名も結束バンド。

2024年6月に公開された映画『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく!

Re:』の前編オープニング主題歌として書き下ろされた本作は、エネルギッシュでロックテイストの強い楽曲に仕上がっています。

自己否定と自己肯定が交錯する複雑な感情を描きつつ、困難に立ち向かう勇気を与えてくれる歌詞が印象的。

00年代の邦ロックを思わせる疾走感のあるサウンドの中で、比田井修さんによるドラムスは手数の多いギターやベースを支えつつも緩急をつけたプレイで実にかっこいいですね。

細やかなプレイリズムセクションの安定感が楽曲全体を支え、バンドの魅力を存分に引き出しています。

青春時代の葛藤や音楽への情熱を感じたい方におすすめの一曲です。

Vermillionsumika

sumika / Vermillion【Music Video】
Vermillionsumika

2023年にギタリストの黒田隼之介さんが急死するという悲劇を乗りこえて、現在はトリオ編成として精力的な活動を続けているsumika。

2010年代後半以降の邦楽のメジャーシーンにおいて欠かせないグループの一つですが、幅広い音楽性を持つsumikaの楽曲たちの屋台骨を担うのが最年長のドラマー荒井智之さんです。

実力派ドラマーとして知られる荒井さん、2025年に公開された楽曲『Vermillion』はsumikaらしい華やかなポップソングですが、随所にアグレッシブなドラムプレイを盛り込んでおりワクワクするような疾走感を作り上げていますね。

並のロックバンド以上に激しいフレーズも魅せてくれていますから、ロックドラマーの方も要チェックです!