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【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】

あなたは音楽を聴くときにどこに注目して聴いていますか?

多くの方はメロディや歌詞、ボーカルの歌い方をよく聴いていると思うのですが、ドラムを叩いたことがある方ならドラムの音に自然と耳が向かうのではないでしょうか?

そこでこの記事ではついついドラムの音を追いかけてしまうあなたに向けて、最新の邦楽の中からドラムがかっこいい曲に焦点を当てて紹介していきますね!

一概にドラムがかっこいいといっても、グルーヴが出ている曲、派手なフレーズが特徴的な曲、地味だけど細やかなテクニックが光る曲などさまざまです。

いろいろな観点からかっこいい曲をピックアップしましたので、ぜひドラムの演奏に注目しながら聴いてくださいね。

【邦楽】ドラムがかっこいい曲まとめ【2025】(1〜20)

Vermillionsumika

sumika / Vermillion【Music Video】
Vermillionsumika

2023年にギタリストの黒田隼之介さんが急死するという悲劇を乗りこえて、現在はトリオ編成として精力的な活動を続けているsumika。

2010年代後半以降の邦楽のメジャーシーンにおいて欠かせないグループの一つですが、幅広い音楽性を持つsumikaの楽曲たちの屋台骨を担うのが最年長のドラマー荒井智之さんです。

実力派ドラマーとして知られる荒井さん、2025年に公開された楽曲『Vermillion』はsumikaらしい華やかなポップソングですが、随所にアグレッシブなドラムプレイを盛り込んでおりワクワクするような疾走感を作り上げていますね。

並のロックバンド以上に激しいフレーズも魅せてくれていますから、ロックドラマーの方も要チェックです!

蹴り飛ばして明くる夜の羊

明くる夜の羊「蹴り飛ばして」Music Video
蹴り飛ばして明くる夜の羊

初っ端からアグレッシブなドラムロールが炸裂、楽曲の持つ疾走感を完ぺきに決定付けていますね!

2024年に公開された『蹴り飛ばして』は、千葉県佐倉市初の4人組「明くる夜の羊」の楽曲です。

カワノユイさんの心の奥まで届くような存在感のある歌声、2020年代の邦楽ロックの王道ど真ん中をいくような爽快なギターサウンドでインディーズシーンにおいて注目を集めている彼らですが、『蹴り飛ばして』は初めて彼女たちの音を聴く人の心も一気につかむようなキャッチーさが魅力的な楽曲ですね。

ノグチアユムさんのドラムスはシンプルで攻撃的な8ビートを軸としつつ、随所に細やかなアレンジで楽曲の持つ力強さと切なさを感じさせる世界観をきっちり支えていますね。

ギターソロからCメロまでのプレイは特に激しいプレイで魅せてくれますから、意識して聴いてみてください!

CYMBillyrrom

Billyrrom – “CYM”【Official Music Video】
CYMBillyrrom

Billyrromは2020年に東京は町田にて結成された6人組のバンドで、ソウルにファンク、ジャズやロックにポップスまでを自在に行き来する洗練されたアンサンブルで魅せる楽曲が高い評価を受けているバンドです。

全員がそれぞれのカラーを持って「Billyrrom」としてのグルーヴを生み出しているのが本当にかっこいいですが、ドラムを担うShunsukeさんは楽器経験がなかったというのは驚きですよね。

メンバーいわくShunsukeさんが「メンバーの中で一番ブラック・ミュージックに対してストイック」だそうで、そのプレイは今回紹介する楽曲『CYM』でも存分に味わえますよ。

楽曲の後半、DJのスクラッチと絡むプレイがシンプルながら実においしいパートですから要チェックです!

Spica水中スピカ

水中スピカ「Spica」Official Music Video
Spica水中スピカ

2018年に京都で結成された水中スピカは、いわゆるマスロックと呼ばれるジャンルに影響を受けた音を独自に昇華したサウンドで注目を集めている4人組バンド。

ギターをタッピングしながら美しいメロディを歌うギターボーカル、千愛さんのスタイルもインディーズロックシーンを追いかけている音楽ファンの間では話題で、繊細さとダイナミックさとが同居するアンサンブルは一般的なロックやポップスでは味わえない魅力なのですね。

そんなアンサンブルを支えるしおのむすびさんのドラムスは抜群のリズム感に裏打ちされた正確なプレイで、独特のムードを持つ楽曲の世界観を作り上げていますね。

水中スピカの音楽性が明確に表現された名曲『Spica』で、ぜひしおのさんのプレイを味わってみてください!

月並みに輝け結束バンド

結束バンド – 月並みに輝け / THE FIRST TAKE
月並みに輝け結束バンド

アニメから生まれた架空のバンドでありながら、邦楽ロックや洋楽のリスナーをも巻き込んで大人気のガールズバンド、その名も結束バンド。

2024年6月に公開された映画『劇場総集編 ぼっち・ざ・ろっく!

Re:』の前編オープニング主題歌として書き下ろされた本作は、エネルギッシュでロックテイストの強い楽曲に仕上がっています。

自己否定と自己肯定が交錯する複雑な感情を描きつつ、困難に立ち向かう勇気を与えてくれる歌詞が印象的。

00年代の邦ロックを思わせる疾走感のあるサウンドの中で、比田井修さんによるドラムスは手数の多いギターやベースを支えつつも緩急をつけたプレイで実にかっこいいですね。

細やかなプレイリズムセクションの安定感が楽曲全体を支え、バンドの魅力を存分に引き出しています。

青春時代の葛藤や音楽への情熱を感じたい方におすすめの一曲です。

ZEROCROSSFAITH

日本が誇るメタルコアバンド、Crossfaithが久々の活動再開後に発表した作品。

復活への熱い思いとエネルギーが詰め込まれた、圧倒的な音圧で聴く者を圧倒するナンバーに仕上がっています。

エレクトロニカとメタルコアの融合はもはや彼らの代名詞であり、卓越した技術を持つドラマーのTatsuyaさんの繊細かつ力強いプレイが、重厚なサウンドを支える大きな要因となっていますね。

「暗闇を切り裂き新たに生まれ変わる」という思いを込めた歌詞からは、苦難を乗り越えて再出発を果たした彼らの決意が伝わってきます。

2024年6月のリリース以降、ワーナーミュージックジャパンのサポートのもと展開されています。

やる気が出ないときや気分転換したいときに、この曲を大音量で聴けば、きっと元気をもらえるはずです。