春の訪れを五・七・五のリズムにのせて表現する俳句。
中学生にとって、季節の移ろいや身近な風景を言葉で切り取る体験は、感性を豊かにしてくれますよね。
桜の花びらが舞う様子や、うららかな陽気に誘われて外へ出たくなる気持ち。
そんな春ならではの情景を、自分だけの言葉で詠んでみませんか?
今回は、春の俳句に取り組む中学生の皆さんへ向けて、有名な春にちなんだ俳句をご紹介します。
言葉と向き合いながら、春の魅力を再発見するひとときを楽しんでみてください。
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菫ほどな 小さき人に 生まれたしNEW!夏目漱石
小さなすみれの花のように、かわいらしくてか弱い存在として、生まれてきたかったという願いやあこがれを表しています。
「菫ほどな」と花の小ささで自分の理想の姿を思い、「小さき人に生まれたし」と、自分も自然の中で愛される存在でありたいという気持ちが伝わります。
短い言葉で春の花のかわいらしさや、自分の心のやさしい願いをやさしく描いており、中学生が俳句を作るときにも、自然に自分に気持ちを結びつける参考になる一句です。
我ときて 遊べや親の ない雀NEW!小林一茶
春になると、親のいない小さな雀の子がかわいらしく遊んでいます。
その様子を見て、「我ときて遊べや」と声をかけるように、自分に向かって遊びに来るように誘う、やさしい気持ちが表れていますよね。
親のいない雀への思いやりと、自然の中で生きる小さな生き物の愛らしさを感じさせる俳句です。
短い言葉の中に、春のやわらかい日差しや生き物への優しさ、観察する目の温かさが伝わり、中学生が俳句を作るときの参考になる一句ですよ。
春風や 牛に引かれて 善光寺NEW!小林一茶
春のやわらかい風が吹く中で、人々が牛に引かれて善光寺へ向かう様子を描いています。
「牛に引かれて」という言葉には、思いがけず善光寺に来ることになった人の気持ちや、自然や運命に身をまかせるやさしいユーモアが感じられます。
「春風や」で春のあたたかさやさわやかさを伝え、季節と日常の風景を短い言葉で表現しています。
中学生が俳句を作るとき、季語と日常の出来事を結びつける参考になる一句で、春の雰囲気や人々のほのぼのした気持ちが想像しやすい句です。
山路来て 何やらゆかし すみれ草NEW!松尾芭蕉
春の山道を歩いていると、道のわきに小さなすみれの花が咲いていて、そのかわいらしさやかぐわしい香りに自然に心がひかれます。
「何やらゆかし」とは、「なんだか心ひかれる」と感じる気持ちを表しており、花を見て思わず立ち止まる気持ちをやさしく伝えています。
この俳句は、身近な自然の小さな発見や春の楽しさを、短い言葉で豊かに表現しており、中学生が俳句を作るときの参考にもなります。
自然の観察を大切にする気持ちが伝わる一句です。
草の戸も 住み替はる代ぞ 雛の家NEW!松尾芭蕉
春の訪れとともに、昔からある古い家も、新しい家に住み替わる時代になったことを、ひな人形の飾りにたとえて表しています。
「雛の家」は、春の行事であるひな祭りを思わせ、季節の変化や人々の暮らしの移ろいも感じられます。
短い言葉の中で、春の楽しさや華やかさだけでなく、時代の変化や生活の移ろいをやさしく伝える俳句です。
中学生が俳句を作るときの参考にもなり、季語を通して季節や時代の情景を考える参考になる一句ですね。
雛壇や 襖はらひて はるかよりNEW!水原秋桜子
ひな祭りのために、襖を開けてひな人形を飾る様子を描いています。
「雛壇や」と句の始めで華やかな飾りを感じさせ、「はるかより」は遠くからその美しさを眺めている気持ちや、季節の訪れを遠くから楽しむ様子を表しています。
短い言葉の中で、春の行事の楽しさや、家の中に春がやってきた喜びが伝わる俳句です。
中学生が俳句を作るとき、季節の行事や身近な出来事を観察して表現する参考になる一句で、春の雰囲気や人々の心の動きを感じやすい一句です。
赤い椿 白い椿と 落ちにけりNEW!河東碧梧桐
庭や道に咲く赤い椿と白い椿の花が、春の光の中で美しく映えています。
その花がひらひらと散り落ちる様子を、「落ちにけり」という言葉でやさしく表しています。
花が散ることで、春の美しさだけでなく、時間の移ろいや命のはかなさも感じられます。
色の対比や自然の動きを短い言葉で元気に伝えており、見たままの景色を心で味わう芭蕉の観察力がよくわかります。
中学生が俳句を作るときには、花の色や形、動き、季節の気配に注目する参考になる一句です。



