【速報】ポルノ超特急2017「東京スカパラダイスオーケストラ」ライブレポート
京都の冬の風物詩、ROTTENGRAFFTY主催のポルノ超特急。
ジャンルの垣根を超え、全国の熱いバンドが京都に集結!
金閣ステージより、速報でライブレポートを届けます!
「人生は祭りだ。
後の祭りにならないように楽しんでいこう」
ポルノ超特急2017 金閣ステージの4番手は東京スカパラダイスオーケストラ。
デューク・エリントンのジャズナンバー「キャラバン」をスカアレンジした、「スキャラバン」からライブを発車。
ソロ回しでメンバー各々の演奏を堪能できるインストナンバーで、1万人の観客にご挨拶です。
大森はじめが、野太い掛け声で会場をあおり、観客がぴょんぴょんとスカダンスを踊る、ご機嫌な走り出しとなりました。
終わるやいなや、谷中敦の「スペシャルゲスト10-FEETのTAKUMA!」の呼び声とともに、大歓声の中10-FEETのTAKUMAが登場。
NARGOの哀愁漂うトランペットが口火を切ると、客席からは割れるような歓声が上がります。
3月に発売されたアルバム「Paradise Has NO BORDER」に収録されているハードボイルドキラーチューン、「Samurai Dreamers -サビレルナ和ヨ-」を披露すると、サビではサークルモッシュも起こり、ダイバーたちがステージめがけてゴロゴロと転がり、会場のボルテージは最高潮に達しました。
谷中敦が 「夏も冬もいろんなイベントで一緒にやれてうれしいよ」とTAKUMAに告げた後、2人の仲の良いエピソードを挟み、2013年に10-FEETをフィーチャーしてリリースされたマキシシングル、「閃光」を披露。
TAKUMAがマイクを頭上にかざすと、 観客が一斉にシングアロングで応じます。
ポジティブな歌詞と心地よいメロディーで、会場をハッピーなオーラが包み込みました。
曲終わりに、TAKUMAが谷中敦と抱き合いステージを去り、大森はじめが「人生は祭りだ。
後の祭りにならないように楽しんでいこう。
音楽は旅だ。
旅の恥はかきすて!」と叫び、 「Routine Melodies」がスタート。
大森はじめと谷中敦が歌う、 ゆるいリズムが気持ち良い、ミディアムテンポの横ノリスカナンバーで、一旦会場を和ませてから、スカパラの代名詞とも言える「DOWN BEAT STOMP」へ。
ご機嫌なホーン隊のメロディーに、会場中に笑顔があふれます。
会場中が肩を組み、左右に揺れる圧巻の光景
6曲目は、ライブの定番ナンバー「ペドラーズ」。
ロシア民謡「コロブチカ」をタイトでダンサブルにアレンジしたもので、沖祐市による、もの悲しさの漂うアコーディオンの音色を遮るように、加藤隆志のギターのトレモロが会場に響き渡ります。
GAMOのサックスソロ、北原雅彦のトロンボーンソロ、NARGOのトランペットソロ、川上つよしのベースソロと、メンバーの見せ場を堪能し、 客席からは湧き上がるような「ハッハッハッ」の掛け声が上がりました。
7曲目に披露された「道なき道、反骨の。」は、映画『日本で一番悪い奴ら』の主題歌で、2016年にリリースされたマキシシングル。
谷中敦が長い手足をしなやかに反らせて歌うと、客席からは合唱が起こり、現在のスカパラの代表曲となっていることを強く感じました。
谷中敦の「全員手を上げろ、その後手を下ろして全員で肩を組め!」というMCで会場全体が肩を組んだ状態ではじまったラストナンバー、「All Good Ska is One」。
アクエリアスのTVCMとして使用されたおなじみのナンバーに合わせて、会場中が肩を組み、左右に揺れる圧巻の光景が広がりました。
東京スカパラダイスオーケストラは、音楽でステージと客席がひとつになる、隣同士の観客が仲間になる最高のパフォーマンスを見せてくれました。
ポルノ超特急2017 Photo by HayachiN
ポルノ超特急
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