Felix Mendelssohnの人気曲ランキング【2025】
フェリックス・メンデルスゾーンは幼少期から神童として優れた音楽の才能を示したことで知られています。
バッハの音楽を復興させるなど、19世紀の音楽界に極めて大きな影響をもたらした重要な作曲家です。
彼の音楽はロマンチックで、壮大な自然の情景をほうふつとさせます。
そんな彼の人気曲をランキングにしてみました。
Felix Mendelssohnの人気曲ランキング【2025】(31〜40)
ピアノ三重奏曲 第2番ハ短調 Op.66Felix Mendelssohn36位

ピアノ三重奏曲第一番と同じく哀愁が漂う曲です。
第一番ほど馴染まれていず、演奏回数は少ないのですが、じっくり聴き込みますと深い味わいのある曲です。
静かに始まり感情の河がうねって流れながら緊迫感が高まって行く情熱的な第1楽章から、晴れやかに澄み渡った空のような第4楽章のフィナーレまで、奥深い1品です。
少々古い1948年の録音。
伝説のヴァイオリニスト、ダビド・オイストラフの演奏でどうぞ。
クヌシェヴィツスキーがチェロを、ピアニストはオ—ボリン。
オイストラフは1955年に来日してセンセーションを巻き起こしたヴァイオリニストで、マイナーな小説ですが井上靖の「黒い蝶」はオイストラフの来日に題材を得た作品です。
演奏時間は29分
フィンガルの洞窟 Op.26 演奏会用序曲Felix Mendelssohn37位

メンデルスゾーンが20歳のときにスコットランドを訪れた際、フィンガルの洞窟に感銘を受けて作曲した序曲が本作です。
洞窟の神秘的な雰囲気や海の動きを見事に描写しており、まるで音楽で風景画を描いているかのよう。
冒頭の主題は洞窟の力強さや美しさを、第2主題は逆巻く波を表現しています。
リヒャルト・ワーグナーも「一流の風景画のような作品」と絶賛したそうです。
自然の情景を音楽で表現したい方にオススメの1曲。
約9分間の演奏時間で、スコットランドの壮大な風景を思い浮かべながら聴いてみてはいかがでしょうか。
モテットから第1曲「主よ、来て下さい」Op.39-1Felix Mendelssohn38位

メンデルスゾーンはローマ旅行中、スペイン広場の階段上にあるトリニタ・デイ・モンティ女子修道院の近くに滞在しました。
修道院のミサに毎日参加したメンデルスゾーンは姿を見せずに歌う修道女(当時は修道女は一般人の前に姿を見せなかった)の柔らかく哀感ある美しい声を聴いて、彼女達のために何か作ってあげようと思い立ち、修道女のためにモテット(聖務日課のための音楽)を作曲しました。
メンデルスゾーン曰く「互いに顔は知らないが、野蛮なドイツ人である自分が作った聖歌を彼女達が歌うのを聴くのは何という楽しさだ」ゲルマン民族の大移動の恨みからかイタリア、ラテン人はドイツ人を野蛮人と当時見なしていました。
ラテン語で歌われる美しい第1曲目はこうして作られました。
ロンド・カプリチオーソ Op.14 U 67 ホ長調Felix Mendelssohn39位

メンデルスゾーンのピアノ作品の中でも広く親しまれている楽曲の一つです。
1828年から1830年にかけて作曲され、初版は1830年または1831年にロンドンで出版されました。
当初は練習曲として構想されましたが、後に歌のような表情豊かな導入部が加えられ、ピアニストのデルフィーネ・フォン・シャウロスへの贈り物となりました。
テクニック的に最上級の難易度というわけではありませんが、繊細なタッチや幅広い表現力が求められます。
表情をたっぷりつけて、ロマンチックに、情熱的に演奏しましょう。
ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14Felix Mendelssohn40位

繊細で優美な作品を数多く残したドイツの作曲家、フェリックス・メンデルスゾーン。
なかでも『ロンド・カプリチオーソ Op.14』は、彼の技術的巧みさと感情の豊かさを示す作品です。
序盤の穏やかで抒情的なアンダンテから始まり、次第に速度を上げて主要なロンド部分へと移行するこの作品は、中学生でピアノを学んでいる方にとって、ロマン派音楽のエッセンスを感じられる絶好のチャンスです。
左手の跳躍が意外に難しいため、部分的に取り出しながら丁寧に練習を積み重ねてみてください。
表現力とテクニックの両方を養うことができるこの曲は、発表会への参加を通して演奏レベルの向上を目指したい中学生にピッタリの1曲といえるでしょう!
Felix Mendelssohnの人気曲ランキング【2025】(41〜50)
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64 第1楽章Felix Mendelssohn41位

メンデルスゾーンの『ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64』第1楽章は、バイオリン協奏曲の王道として親しまれている作品です。
バイオリンの魅力を存分に感じられる1曲ですが、そのもの悲しいメロディと感傷的な曲調は、ピアノの音色とも相性抜群!
情熱的なメロディをピアノで表現する際は、バイオリン特有のフレージングを意識することが大切です。
オーケストラとバイオリンが奏でる重厚な原曲の雰囲気とは一味違った、繊細で美しいピアノアレンジを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64Felix Mendelssohn42位

ベートーベンの作品61、ブラームスの作品77と並んで3大ヴァイオリン協奏曲と称されている作品。
甘美であり、哀愁を帯びた情緒的な冒頭のソロ・ヴァイオリンの旋律はとても有名なので、一度は聞いたことがあると言う人も多いのではないでしょうか?
幸福感と憂愁の両面を併せもち、明るく華やかでありながらも穏やかで情緒的な美しい旋律が印象的な1曲です!