Felix Mendelssohnの人気曲ランキング【2025】
フェリックス・メンデルスゾーンは幼少期から神童として優れた音楽の才能を示したことで知られています。
バッハの音楽を復興させるなど、19世紀の音楽界に極めて大きな影響をもたらした重要な作曲家です。
彼の音楽はロマンチックで、壮大な自然の情景をほうふつとさせます。
そんな彼の人気曲をランキングにしてみました。
Felix Mendelssohnの人気曲ランキング【2025】(51〜60)
弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20Felix Mendelssohn57位

「この男の子が初見で即興で弾くピアノは当に奇跡だ!」と、ゲーテに神童と言わせしめたメンデルスゾーンは早熟の天才でした。
9歳で作曲家デビューを果たし、12歳で弦楽四重奏曲を、15歳で交響曲第1番を書きました。
本作は16歳のときの作品で、早くも洗練され、完成された美しさがあります。
友人の誕生祝いとして書かれ、少年から青年へと成長している当時のメンデルスゾーンの世界観が投影されています。
4楽章からなり、ヴァイオリン4台、ヴィオラ2台、チェロ2台で構成されていますが、現在では弦楽合奏としてオーケストラでも演奏されることもあります。
演奏時間は約35分。
ぜひ聴いてみてください。
弦楽四重奏曲 第4番ホ短調 Op.44-2Felix Mendelssohn58位

1829年に弦楽四重奏曲第1番を書いた後、メンデルスゾーンはしばらく弦楽四重奏曲の作曲から遠ざかりました。
その間に彼は交響曲第4番『イタリア』や序曲『フィンガルの洞窟』などの名曲を書いています。
またライプツィヒのゲヴァントハウス演奏会の指揮者の仕事に就き多彩に活動していました。
彼が再び弦楽四重奏曲の執筆を始めたのは1837年、第1番から8年たった後のことです。
それは「メンデルスゾーンのラズモフスキー」というべき弦楽四重奏曲集(全3曲)の創作に発展しました。
「ラズモフスキー」はベートーヴェンの四重奏曲です。
この曲はメンデルスゾーンのというより当時のヨーロッパの最高傑作といわれています。
有名なヴァイオリン協奏曲ホ短調と同じ調で美しく切なく詩情に満ちています。
瞑想的で、しかし最後はエネルギッシュなフィナーレです。
演奏時間は約27分、大阪で開催されたチャンバー国際コンクールと音楽祭から。
弦楽四重奏曲 第5番変ホ長調 Op.44-3Felix Mendelssohn59位

弦楽四重奏曲第4番を書き上げた直後に、メンデルスゾーンは勢いづいて、弦楽四重奏曲第5番を書き始めました。
翌1838年に完成します。
この曲でメンデルスゾーンは、第4番での古典的形式を重んじる路線をさらに推し進めています。
ベートーヴェンの「ラズモフスキー」の影響を感じさせながらメンデルスゾーンならではの優美な旋律や躍動的なリズムも健在で、明るさ、快活さを感じさせる作品に仕上がっています。
メンデルスゾーンの一連の弦楽四重奏曲の中では、見た目は一番地味な作品ですが、聴き込むと味わいの深まる音楽だと思います。
メンデルスゾーンはこの作品の出来にたいへん満足し、それまでに書いた弦楽四重奏曲と比べて「数百倍良い」と語ったとのことです。
ヴィリディアン弦楽四重奏団の演奏で約35分。
挨拶 6つの歌から Op.19-aFelix Mendelssohn60位

私の心を抜け出した心地よい響きが静かに広がる。
響きよ、はるか遠くまで行け、花咲く彼女の家まで響けもし1輪の薔薇に出会ったら告げておくれ、私からの挨拶だと。
という言葉が綴られている詩です。
短くロマンチックなハインリッヒ・ハイネの詩に付した、簡素で優美な曲です。
メッゾソプラノ;エリザベート・クルマン:、ピアニスト:ウォルター・ムーアエリザベート・クルマンはオーストリアの歌手です。
ワーグナーやリストを得意とし、ベートーヴェンの第9、ミサ・ソレムニスなども歌います。
ウォルター・ムーアはアメリカからオーストリアに渡ったピアニストです。
Felix Mendelssohnの人気曲ランキング【2025】(61〜70)
歌の翼にのせてFelix Mendelssohn61位

「歌の翼に乗せて」は、「ローレライ」で有名なドイツの詩人、クリスティアン・ヨハン・ハインリヒ・ハイネの詩に、ドイツロマン派の作曲家フェリックス・メンデルスゾーンが曲を付けた歌曲です。
このメロディーの美しさから、今ではヴァイオリンやピアノ曲としても演奏されています。
無言歌「春の歌」Felix Mendelssohn62位

19世紀のモーツァルトと呼ばれるほどの早熟な才能を発揮したのがメンデルスゾーンです。
「真夏の夜の夢」が有名ですが、風景を音楽に移しかえるような作品が多いです。
「無言歌」は、彼のピアノ曲の中では飛び抜けて有名な曲集です。
無言歌集 第1巻 Op.19 第1曲 甘い思い出Felix Mendelssohn63位

なめらかに流れるような16分音符の伴奏と、優美な旋律が実に叙情的で心地良いです。
こちらの『甘い思い出』はフェリックス・メンデルスゾーンの有名なピアノ曲集『無言歌集』の中の1曲で、有名な『春の歌』辺りと比べると知名度は劣るかもしれませんが、メンデルスゾーンの素晴らしいメロディセンスが際立つ作品ですしぜひピアノで美しい演奏に挑戦したいですね。
複雑な展開もなく、全体的にはシンプルな楽曲構成ですし中級者に差し掛かったくらいのピアニストであれば弾くことは可能でしょう。
まずはテンポを落として練習しつつ指定された記号を確実に覚えた上で、淡々と弾くのではなく楽曲の繊細なテーマを際立たせるようなエモーショナルな演奏を心がけてくださいね!