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Gustav Mahlerの人気曲ランキング【2026】

14人の兄弟の中で第2子として生を受け、5歳の時には音楽家としてのへんりんを見せたという作曲家「Gustav Mahler」。

オーストリアのウィーンで活躍し、交響曲と歌曲の大家としても知られています。

50年という、現代では短いと言われる生涯を終えた彼が遺した人気曲を、ランキングにしてご紹介していきます。

Gustav Mahlerの人気曲ランキング【2026】(31〜40)

歌曲集「さすらう若人の歌」から「恋人の青い目」Gustav Mahler31

Mahler: Lieder eines fahrenden Gesellen, Fischer-Dieskau & Furtwängler (1952) さすらう若者の歌
歌曲集「さすらう若人の歌」から「恋人の青い目」Gustav Mahler

主人公の恋は成就することなく恋人は彼の元から去って行きました。

菩提樹の木陰に横たわり「何事も起こらなければよいのに、万事がうまくいくと良いのに、何かも……・・恋も……悲しみも……世界も……夢も……」と願いながら、花びらが体の上に覆いかぶさるのに任せます。

諦めと詠嘆、この曲も「巨人」第3楽章で使用されています。

歌曲集「さすらう若人の歌」から「朝の野を歩けば」Gustav Mahler32

交響曲第1番「巨人」第1楽章の主要主題として知られる旋律がこの歌曲です。

「今朝、野を行くと、露がまだ草の上に残っていた」と快活に歌いだされるメロディーは青年らしい純粋さと活気に満ちています。

しかし「私の幸せは始まったのだろうか?

いや、私の望むものは決して花開くことはない」と否定的な心情が歌われ曲を閉じます。

マーラーの青春の歌と言えるでしょう。

歌曲集「亡き子をしのぶ歌」から「いま晴れやかに陽が昇る」Gustav Mahler33

Mahler – Kindertotenlieder – Nun will die Sonn so hell aufgehn (with lyrics) (1/5)
歌曲集「亡き子をしのぶ歌」から「いま晴れやかに陽が昇る」Gustav Mahler

本曲はグスタフ・マーラーが作曲した声楽とオーケストラのための連作歌曲の一つです。

「虫の知らせ」とは一般的には不幸の訪れを予感することですが、潜在的にマーラーに何かが「知らされた」のでしょう。

マーラーはこの作品を書いた4年後、最愛の娘マリアを猩紅熱によって4歳で失うという悲劇に襲われます。

弟の自殺など肉親との死別の多かったマーラーですが、この曲では皮肉にも娘の死を悲しむ父親の姿が見事に表現されています。

通常歌曲はピアノ伴奏であることが多いのですが、本作品ではオーケストラが伴奏となっており、オーケストラによる伴奏がより劇伴感があって物悲しくなります。

歌曲集「亡き子をしのぶ歌」から「きみのお母さんが戸口から入ってくるとき」Gustav Mahler34

多くのマーラーの歌曲集は、ピアノ伴奏で構想されその後管弦楽伴奏が付されたものと考えられます。

ピアノという楽器は色彩感ではもちろんオーケストラには匹敵しませんが、音域、和声などオーケストレーションする要素としては全てを備えておりピアニストは「一人オーケストラ」の指揮者であるとも言えるでしょう。

この動画ではピアノ伴奏でお聴きください。

歌曲集「子供の不思議な角笛」から「3人の天使がやさしい歌を歌う」Gustav Mahler35

Konzerte der Gustav Mahler Vereinigung — XXII — “Es sungen drei Engel einen süssen Gesang”
歌曲集「子供の不思議な角笛」から「3人の天使がやさしい歌を歌う」Gustav Mahler

交響曲第3番第5楽章「天使たちが私に語ること」として有名なのがこの曲です。

歌曲としてよりも、シンフォニーの中で聴くことが圧倒的に多い作品です。

鐘の音を思わせる児童合唱に始まり、弦楽器、管楽器によるスピード感とメリハリのある伴奏に乗ってソプラノが歌い出します。

マーラーの楽器法や管弦楽法、高い音楽的な知性を感じさせる名曲です。

歌曲集「子供の不思議な角笛」から「この歌を作ったのは誰?」Gustav Mahler36

ドイツリートの中でマーラーの存在は特異です。

シューマンやブラームス、遡ってベートーヴェンやシューベルトは、ピアノ伴奏付歌曲がほとんどです。

ところがマーラーは管弦楽伴奏版を多く残しました。

同じく後期ロマン派に属するリヒャルト・シュトラウスも同じ傾向にあり、表現の多様性や色彩感を求めた結果なのではないかと思います。

歌曲集「子供の不思議な角笛」から「トランペットが美しく鳴り響くところ」Gustav Mahler37

うつむいいてゆったりと歩いていくマーラー青年の姿が見えるようです。

シューベルトの冬の旅に共通する詩情を感じます。

マーラーは強度の躁鬱病であったと言われていますが、心の振幅が人一倍広かったので、激情も憧憬も強烈だったのでしょう。

この曲でも、穏やかで静かな楽想の中から、強い憧れの歌が聴こえてきます。

歌曲集「子供の不思議な角笛」から「ラインの伝説」Gustav Mahler38

Mahler / Elisabeth Schwarzkopf, 1968: Rheinlegendchen – Des Knaben Wunderhorn
歌曲集「子供の不思議な角笛」から「ラインの伝説」Gustav Mahler

ライン川はヨーロッパ、特にドイツにとって「父なる川」として重要な河川です。

ゆったりと流れるライン川の明るい水面を思わせる音形からソプラノが美しい歌を歌い出します。

短い歌曲の中に自然に田する尊敬や敬意、その中で生きる人間の幸福が歌われています。

悲観的だったと思われるマーラーですが、こんな楽天性も持っていたのですね。

歌曲集「子供の不思議な角笛」から「死んだ鼓手」Gustav Mahler39

軍楽隊の行進を感じさせる重々しくも推進するリズムがほどよい緊張感を作り出しています。

歌っているジョゼ・ヴァン・ダムはベルギーのバリトン歌手で、オペラなどの舞台芸術やリートで活躍しています。

この演奏でも、リートの名手として存在感のある美しい歌声を聴かせてくれており、オーケストラとのアンサンブルも完璧です。

歌曲集「子供の不思議な角笛」から「番兵の夜の歌」Gustav Mahler40

当初ピアノ伴奏で作曲されたこの歌曲集は、作曲者の初期交響曲群に大きな影響を与えています。

生家が軍隊の宿営地の近くだった彼は、作品に信号ラッパや兵隊達の行進を感じさせる楽想を多く書いています。

この曲にもその要素が多く見られますね。

指揮のバーンスタインはマーラーを得意とし、多くの優れた録音を残しています。