明治から昭和にかけておよそ1700曲にもおよぶ曲を作曲した中山晋平。
彼の代表作としては、童謡「シャボン玉」や流行歌である「東京行進曲」などがありますが、この記事では、それらの曲もふくめ彼の楽曲をランキング形式で紹介していきますね!
中山晋平の人気曲ランキング【2025】(1〜5)
てるてる坊主作詞:浅原鏡村/作曲:中山晋平1位

雨の日に白い布でちょこんと作った人形に、晴れへの願いを込めて歌いかける素朴で愛らしい童謡です。
浅原鏡村さんの歌詞は、子どもの純粋な気持ちをストレートに表現しており、お礼に金の鈴をあげる約束から、願いがかなわなければ首を切るという脅しまで、無邪気で率直な感情の動きが微笑ましく描かれています。
1921年に雑誌『少女の友』で発表され、翌年正式にリリースされた本作は、中山晋平さんの親しみやすいメロディによって多くの人に愛されてきました。
雨上がりを心待ちにするときや、昔懐かしい気持ちに浸りたいときにピッタリの1曲ですね。
シャボン玉作詞:野口雨情/作曲:中山晋平2位

子供たちの心をつかんで離さない人気の童謡がこちら!
メロディーに乗せて、シャボン玉がふわふわと空高く舞う様子が目に浮かびます。
野口雨情さんと中山晋平さんが手を組んで作り上げた名曲で、1922年に詩が発表されました。
歌詞には、はかない命の美しさと儚さが込められているんです。
シャボン玉遊びを通じて、子供たちに生命の大切さを伝えられる素敵な曲ですね。
保育園や幼稚園での歌唱はもちろん、家族みんなで歌って楽しむのもおすすめです。
世代を超えて愛される本作は、心温まるひとときを届けてくれますよ。
背くらべ作詞:海野厚/作曲:中山晋平3位

5月にある行事といえば、こどもの日ではないでしょうか。
子供が健やかに成長していけるように、といった願いが込められています。
『背くらべ』は、そんな子供の成長、時間の経過を強く感じられる楽曲です。
自分の背に合わせて家の柱に傷をつける姿、以前に付けた傷と比べることで、自分の成長を感じるとともにもっと背が伸びるようにといった願いが感じられる内容。
初夏に広がる美しい風景も合わせて描かれていることで、季節の変化に対する高揚感のようなものも伝わってきます。
証城寺の狸囃子作詞:野口雨情/作曲:中山晋平4位

1924年に発表されたこの曲は、たぬきがおなかをポンポコと叩いている姿が思い浮かぶ楽しい曲に思えますよね。
しかし、実は作詞をした野口雨情さんは、狸囃子という怪談をもとに歌詞を書いたんだとか。
どこからともなくお囃子の音が聞こえてくるんだそうで、音のする方へ歩いていってもその音の正体はわかりません。
そして音の正体を探しているうちに、気づけば知らないところまできてしまっているというのが狸囃子のお話です。
そんな怖い怪談がもとになっているとは思いもよらない、軽快なリズムが楽しげな曲調ですね。
あめふり作詞:北原白秋/作曲:中山晋平5位

詩人・北原白秋さんによる作詞と、数多くの流行歌を制作した作曲家・中山晋平さんの作曲により生まれた童謡。
日本の歌百選にも選ばれた楽曲で、歌詞どおりの無邪気さがイメージできる軽快なメロディーを覚えているという方も多いのではないでしょうか。
実は病気の母を待つ子供の姿を描いているという都市伝説が存在し、5番まである歌詞の3番意向を口にすると呪われると言われています。
学校でもすべての歌詞を歌うことが禁止されているという逸話まである、明るいイメージからは想像もできないうわさを持つ童謡です。
中山晋平の人気曲ランキング【2025】(6〜10)
シャボン玉中山晋平6位

誰もが知っている曲で、簡単に吹けそうなものといえばこちらの曲はいかがでしょうか。
1923年に童謡として発表されたこちらの曲ですが、本人が亡くなっているので確かめるすべもありませんが、じつは作詞者の野口雨情さんが亡くした子供に対しての鎮魂の意味を持って書いたともいわれています。
そう思うと明るく感じるこの曲にもいろいろ深いものがあるんだなと感じますよね。
澄んだリコーダーの音色がこの曲のはかなさによく合います。
うさぎのダンス作詞:野口雨情/作曲:中山晋平7位

お月さまを題材にした愛らしい童謡です。
軽快なリズムに乗せて、うさぎがおどる様子を描いています。
作詞の野口雨情さんと作曲の中山晋平さんは、日本の童謡界に大きな足跡を残した名コンビです。
1920年代に発表された本作は、今でも多くの人に親しまれています。
うさぎの可愛らしい動きを想像しつつ、ダンスも交えて歌うと、より楽しく歌えそうですね。
月を眺めながら、ゆったりとした気分で曲の世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。