中山晋平の人気曲ランキング【2025】
明治から昭和にかけておよそ1700曲にもおよぶ曲を作曲した中山晋平。
彼の代表作としては、童謡「シャボン玉」や流行歌である「東京行進曲」などがありますが、この記事では、それらの曲もふくめ彼の楽曲をランキング形式で紹介していきますね!
中山晋平の人気曲ランキング【2025】(11〜20)
肩たたき作詞:西條八/作曲:中山晋平15位

お母さんへの感謝を伝えて、日々の苦労をねぎらう母の日は、5月の大切なイベントですね。
どのようにお母さんをねぎらうかを考える過程、喜んでもらえるものを考えることも、この行事の楽しいポイント。
そんなお母さんをねぎらう姿を表現した曲として『肩たたき』は定番です。
母の肩をたたいてあげる子供の姿や、その周りに広がるさまざまな風景が描かれており、楽しい気持ちが伝わってきます。
肩をたたくときの音も重要なポイントで、母へのやさしさや感謝の気持ちが、軽やかに表現されています。
雨降りお月作詞:野口雨情/作曲:中山晋平16位

雨の夜、花嫁がひとり嫁いでいく様子を描いた『雨降りお月』は、どこかもの悲しい雰囲気が印象的な童謡です。
歌詞をよく読むと、なぜか一人で嫁いでいく花嫁の姿に、少し不思議な気持ちになりますね。
その背景には、亡き娘を思う鎮魂歌という切ない説があるといわれています。
ですが、作者が雨の中を嫁いできた妻をモデルにしたという、心温まるエピソードも残されているのだとか。
いろいろな可能性を想像しつつ、歌詞の世界観に思いをはせながら聴いてみてくださいね。
あの町この町作詞:野口雨情/作曲:中山晋平17位

作詞を野口雨情さん、作曲を中山晋平さんが手掛けた、童謡界の黄金コンビによる1曲です。
“ピョンコ節”と称される弾むようなリズムは、聴いていると自然と心が弾みますね。
この楽曲には、夕暮れの帰り道、だんだんと遠ざかっていくわが家を見つめる、少し寂しくもどこか懐かしい気持ちが描かれています。
1924年1月に雑誌で公開された作品で、一説には前年の関東大震災後の寂しさや孤独感が詩に影響を与えたともいわれています。
作曲家の中山晋平さんが晩年、本作を口ずさんでいたというエピソードも、その魅力の深さを物語っていますね。
秋の夕暮れ、あかね色の空を眺めながら聴くのにぴったりな、心に染みる名曲です。
大切な人と一緒に、それぞれの故郷に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
しゃぼんだま作詞:野口雨情/作曲:中山晋平18位

子供たちの心に染み入る優しいメロディと、はかなくも美しい歌詞で彩られた名曲。
野口雨情さんと中山晋平さんが手を取り合い、日本の童謡史に大きな足跡を残した本作は、今なお多くの人々に愛され続けています。
NPO「日本童謡の会」が2003年に実施したアンケートでは「好きな童謡」第9位に選ばれ、文化庁「日本の歌百選」にも選出されました。
福島県いわき市の湯本駅では、発車メロディとしても使用されています。
こどもの日に、お子さんと一緒に歌いながら手遊びを楽しむのはいかがでしょうか。
心温まるひとときを過ごせるはずです。
しゃぼん玉作詞:野口雨情/作曲:中山晋平19位

この楽曲は、明るい曲調ながらも深い意味が込められた童謡です。
シャボン玉のはかなさを通して、命の尊さや人生の短さを表現しています。
1923年に発表されて以来、多くの人々に愛され続けており、アニメ『めぞん一刻』でも使用されました。
野口雨情さんと中山晋平さんが手がけたこの名曲は、子供たちが楽しく歌えるだけでなく、大人も心に響く奥深さがあります。
鍵盤ハーモニカーで演奏すると、優しい音色が曲の雰囲気にぴったりです。
4歳児さんと一緒に歌いながら、シャボン玉遊びをするのもオススメですよ。
しょうじょうじのたぬきばやし作詞:野口雨情/作曲:中山晋平20位

『しょうじょうじのたぬきばやし』は、中山晋平さんの手掛ける音楽と、野口雨情さんの手掛ける詩で、秋の元気なたぬきを表現した1曲。
聴くだけで美しい情景が目に浮かぶ歌詞は、季節感満点です。
そこにたぬきを表す擬音語でコミカルさを足してくれているので、楽しみながら風情を感じられます。
また、擬音語に合わせておなかたたく動作をしても楽しめそう。
ちなみにタイトルにある「しょうじょうじ」とは、千葉県のお寺のことなんですよ。
中山晋平の人気曲ランキング【2025】(21〜30)
船頭小唄作詞:野口雨情/作曲:中山晋平21位

北茨城市出身の詩人、野口雨情さんが作詞を手がけた『船頭小唄』。
雨情さん自身の流浪の人生が投影された、哀愁漂う名曲です。
流れに身を任せるしかない船頭の姿に、人生のやるせなさや無常観が重ねられていますよね。
この物悲しい情景は、雨情さんが心に描いた故郷・茨城の、例えば冬の霞ヶ浦や利根川の広大な水辺の風景を思わせます。
聴く人それぞれの心の琴線に触れる歌詞と、寂寥感に満ちた旋律が一体となり、聴き手の胸に深く染み渡るのではないでしょうか。
時代を超えて、人生の悲哀を静かに問いかけてくる1曲です。