【速報】Re:Festival 2017「Re view(リビュー)」ライブレポート
橿原神宮(かしはらじんぐう)でおこなわれる奈良県初の野外ロックフェスティバルRe:Festival(アール・イー・フェスティバル)。
主催するのは奈良県出身の3ピースロックバンドRe view(リビュー)。
音楽で地元に恩返しをしたいと始められたこのフェスのRe viewのライブレポートをお届けします!
爽やかな心地よい空間に包まれました
「Re view始めます、どうぞよろしく!」そう言って始まったトリのRe view。
主催バンドらしく、会場は本日1番の大入りでした。
1曲目のCrossingは空間系のエフェクトが効いたギターリフから始まり、一瞬にして会場は水中のような爽やかな浮遊感に包まれました。
ボーカルギター、テラモトユウイチの透明感のある伸びやかな歌声も相まって、会場にRe viewの世界が広がります。
タイトなリズムを刻むモトオカテルヤスの緊張感の一方、ベースのヨシカワユウマはこの空間を楽しむかのように笑顔が輝いていました。
「Re:Festival 2017、最高や、最高、最高や!」そう叫んだ途端にそのまま2曲目のPendulumに突入。
4分音符のリズムで3人がそれぞれの楽器を打ち鳴らす様子に心が踊ります。
フロントマン2人のアイコンタクトが印象的でした。
年間100本ものライブをおこなうライブバンドである彼らの本領発揮です。
時にはギターを手離し歌う姿に魅了されました。
まだずっと歌っていたい
「言いたいことはまだもうちょっとあるけど、まだずっと歌ってたいんで……」そう言って始まったのは11月1日に発売のミニアルバムMUSICより、Fix You。
アップテンポで軽快な楽曲で、爽やか。
秋の夕暮れ、少しひんやりしてきた会場の空気にぴったりな楽曲です。
このあたりから会場の興奮も徐々に高まっていきます。
そのまま続く4曲目は、こちらも爽やかなLamplight。
踊るようなベースラインが心地よく、自由自在なドラムフレーズに魅了されたかと思えばユウイチのハイトーンボイスが橿原神宮の森に伸びていきます。
Lamplightがなだれ込むように始まった5曲目のRoad Movieのサビでは客席は皆拳を突き上げました。
感謝を伝えるステージ
Road Movieの間奏中にユウイチは「俺は今日大それたことをしたとは思ってない。
俺らだけでやったとも思ってない。
みんなが助けてくれました!
それだけで俺は幸せです!」と今回のイベント開催への思いを語った。
また、今回のイベントの実行委員として活躍した奈良のライブハウスのネバーランドブッキングスタッフの奥田レオナや出演したアーティストたちにも感謝の言葉で普段素直には言えない気持ちを伝え、奈良の音楽シーンの固い絆が感じられました。
「ライブハウスは一般的には怖い場所だと思われてるかもしれないけれど、俺たちの青春はそこにありました。
それをみんなにも知ってもらいたくて今回のイベントを開催した」とイベントコンセプトを語るユウイチ。
そして来年もまたやりたいと開催宣言をしたところで、最後の1曲Restがスタート。
この曲も非常に奇麗なイメージのイントロから始まる曲。
サビでは「繋いでいよう」と繰り返し、今回のイベントそのものに込めた願いとリンクしているように感じました。
奈良の音楽はここにある!
Restが終わり、3人がステージ袖へはけた後、客席からはすぐにカーテンコールが。
イベント本部への確認を取り、アンコールの許可が取れた途端「やったー!!」と声を上げたユウイチ。
最後の1曲はクラウン。
ミドルテンポでしっとりとした1曲。
「踊り続けていたい、終わらせないで繰り返して」と、この空間をいつまでも続けたいと願うかのような、このシチュエーションにぴったりな選曲に心を鷲掴みされました。
舞台袖には共演者がいて、客席にはいつもライブハウスで見る顔から、普段はライブハウスにはいらっしゃらないような方まで集まり、このステージを楽しんでいました。
奈良の音楽はここにある!
来年も絶対に続けて欲しいイベントだと、この場に居た全員が感じたはずです。
ライブ終わりに一言!
本日のトリは主催のRe view!🎸感謝を伝えるライブで感動でした!😊#Re_ view #ReFestival2017#アールイーフェスティバル#ReFestival#奈良https://t.co/mLDatxdq9Gpic.twitter.com/J45xhNSq0V
— RAG Music@京都RAG (@studiorag) October 7, 2017
Re viewプロフィール
1970/6/16(月) Re:Festival(アールイー・フェスティバル)
奈良県出身の3ピースロックバンド、Re viewの主催する野外ロックフェスです。
奈良で育ったRe viewが地元に音楽で恩返しをしたいという思いで開催されるフェス。
野外ロックフェスがほとんどない奈良県で2017年からスタートする新たなロックフェスです。
奈良県内の音楽ファンだけでなく関西の音楽好きは必見のイベントです。
名称 | Re:Festival |
日程 | 1970/6/16(月) |
場所 | 奈良県 橿原市 畝傍町 橿原神宮森林遊苑 |
SNS |
ライタープロフィール
音楽フェスマスター・編集長
羽根佳祐
RAG MUSIC編集長で音楽フェス担当。
大学1回生のとき、初めて行った音楽フェスで「こんなに自由でこんなに楽しい場所があるんだ」とその魅力に取り憑かれました。
すてきな音楽フェスの情報をお届けし、音楽フェスファンを増やすべく、日々発信中。