懐かしさにほっこり。思い出をよみがえらせる昭和の街並みの風景
懐かしい昭和の街並みには、どこか心温まる魅力が詰まっています。
長屋から聞こえる笑い声、市場のにぎわい、路面電車が行き交う風景。
そこには、人々の暮らしや思いが色濃く映し出されていました。
洋館と木造家屋が共存する独特の景観、看板や広告に息づく時代の息吹。
当時を知る方の思い出話に耳を傾けると、まるでタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。
昭和が遺した街並みの記憶をたどりながら、その時代が持つ特別な魅力をご紹介します。
懐かしさにほっこり。思い出をよみがえらせる昭和の街並みの風景
1988年12月の東京

当時の池袋や日比谷などの街並みの映像です。
公害状況を教えてくれる電光掲示板や電信柱への貼り紙など、懐かしいアイコンもたくさん登場していますよ。
1989年に年号が平成に変わるため、1988年といえば昭和最後の年ですね。
この映像は12月との事ですが、言われないと分からないくらい、クリスマスの飾り付けが見当たりません。
近年は12月になると歩道や駅、ビル前などにさまざまな飾り付けがされているので、何だか不思議な気分です。
1964年日本の風景

1964年の日本での大きな出来事として、東京オリンピック開催と東海道新幹線開業がありました。
東海道新幹線は、東京オリンピックに向けて全観光客や関係者の高速輸送や、経済効果などの理由により開業したそうですよ。
東海道新幹線を祝う、セレモニーも盛大におこなわれました。
当時の最高速度は時速210キロメートルでしたが、技術が進み現在の最高速度は時速285キロメートルで運転されています。
その速さから、開業当時は夢の超特急とも呼ばれていたそうです。
1970年代の東京

1970年頃といえば高度成長期、みなさんがよくご存じの『マクドナルド』が日本に初出店したのも1971年の事でした。
この頃には「東京タワー」、日本初の超高層ビル「霞ヶ関ビルディング」はありましたが、現在当たり前となった高層ビル郡の姿はほとんどありませんね。
「え?
ここって本当に東京?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
日本の大都会と呼ばれる東京も、このような昭和を象徴する街並みの頃もあったんですよね。
1970年大阪万博

2025年に開催された「大阪万博」。
実は二度目の開催で、初めて大阪万博が開催されたのは、1970年でした。
その象徴として、岡本太郎さんがデザインされた「太陽の塔」が知られていますよね。
ちなみに2025年の大阪万博では、公式キャラクターの「ミャクミャク」、「リング」と呼ばれる大屋根が有名です。
1970年の万博で注目を集めたのはやはり、アメリカがアポロ計画で入手した月の石でしょう。
当時見に行った方も多いのではないでしょうか?
また、人とゾウが綱引きで力比べをするという、今では考えられないイベントも開かれていたそうですよ。
1980年代大阪の風景

こちらは1980年頃の大阪です。
ミナミの風景が多く、当時その辺りで過ごしておられた方には懐かしい映像ではないでしょうか?
現代の大阪をご存じの方は、光っていない看板の多さに少し驚くかも……。
賑やかな印象のある道頓堀も、この頃は何だかなごやかな空気を感じますね。
しかし人々にはとても活気があり、みなさん楽しそうな表情です。
今と比べると風景もそうなのですが、誰もスマホを持っていないというのが印象的ですね。
おわりに
レトロな雰囲気漂う昭和の街並みは、まるでタイムスリップしたかのような不思議な魅力に満ちています。
懐かしい思い出に浸りながら、ゆっくりと路地裏を散策する贅沢なひとときを、この記事を通じて体験いただけていればうれしいです。
きっと心があたたかくなるステキな発見が待っているはずです。