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【2025】ストーカーをテーマとした洋楽の名曲まとめ

恋愛に隠された闇。

ストーカーをテーマにした楽曲は時代や国境を超えて、数多くのアーティストが歌ってきたテーマのひとつです。

執着心や狂気、時には純愛を装った危険な恋愛感情など、音楽を通して表現されてきました。

今回は、ストーカーをテーマにした洋楽の中から、近年の話題作から往年の名曲まで厳選してご紹介します。

あなたの知っている曲は含まれているでしょうか?

ダークな魅力を持つこれらの楽曲の数々を、一緒に見ていきましょう。

【2025】ストーカーをテーマとした洋楽の名曲まとめ(1〜10)

She (Ft. Frank Ocean)Tyler, The Creator

フランク・オーシャンさんの甘美な歌声と、粘りつくようなトラックが印象的なこの曲は、ヒップホップ集団Odd Futureのリーダーとしても知られるアメリカの鬼才、タイラー・ザ・クリエイターさんによる作品です。

その美しいR&B調のサウンドとは裏腹に、描かれるのは想い人の部屋を窓から覗き、眠る彼女に忍び寄る男の歪んだ愛情。

甘いメロディに乗せて語られる生々しい執着心と狂気に、思わず背筋が凍ってしまう方もいるかもしれません。

2011年5月に公開された名盤『Goblin』収録の本作は、その倒錯した愛の形を鮮烈に描き、アメリカでは400万ユニット相当の売上を記録しています。

スリリングな恋愛の闇を覗いてみたい夜に、ぴったりの一曲ではないでしょうか。

Stalking (Feat. Shady Moon)1nonly

1nonly – Stalking (Feat. Shady Moon) [Official Video]
Stalking (Feat. Shady Moon)1nonly

ゲーミングヘッドセットでの録音からキャリアを築いた、アメリカ出身のラッパー、ワンエンオンリーさん。

ゴシックな雰囲気を持つフォンクで注目を集めるアーティストです。

夢のように美しいアコースティックギターで始まる本作ですが、その優しい音色に油断していると、すぐに重厚なベースがうねるダークなラップへと豹変します。

この急展開は、純愛を装ったストーカーの歪んだ執着心そのもの。

ワンエンオンリーさんの低くささやくようなラップが、静かに忍び寄る恐怖を増幅させます。

2022年4月にリリースされたこの楽曲は、恋愛の甘美さと狂気が混ざり合う世界観が魅力。

美しいメロディに隠された闇に、ゾクッとしたい時に聴いてみてはいかがでしょうか?

Stalking YouA Boogie Wit Da Hoodie

A Boogie Wit Da Hoodie – Stalking You [Official Audio]
Stalking YouA Boogie Wit Da Hoodie

メロディアスなラップに乗せて歌われるのは、恋する相手への歪んだ執着心。

アメリカ出身のラッパー、エイ・ブギー・ウィット・ダ・フーディさんの楽曲です。

彼は2016年頃から活動し、2017年9月にリリースされたデビューアルバム『The Bigger Artist』はBillboard 200で4位を記録するなど、早くから才能を発揮。

本作はその名盤に収録された一曲です。

心地よいトラップビートと甘い歌声で忘れがちですが、その内容は一方的な想いがエスカレートし、相手を追い詰めるストーカーの狂気を描いたもの。

恋愛の光と影を巧みに表現したダークな世界観は、ヒップホップが持つ多面的な魅力に気づかせてくれるはず。

甘いメロディに隠された危険な感情に、じっくりと耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

【2025】ストーカーをテーマとした洋楽の名曲まとめ(11〜20)

StephenKe$ha

Ke$ha – Stephen (Official Video)
StephenKe$ha

デビューシングル『TiK ToK』が全米チャートで9週連続1位を記録した、アメリカ出身のシンガーソングライター、ケシャさん。

本作は2010年1月に発売された名盤『Animal』に収録された作品です。

なんとケシャさん自身が16歳の頃、片思いの相手にしつこく迫っていた実体験を母親と共に楽曲にしたのだとか。

振り向いてくれない相手への執着や狂気を歌っているのに、サウンドは底抜けに明るいダンス・ポップ。

この強烈なギャップが、かえって主人公の純粋な狂気を際立たせているようです。

MVで描かれるブラックユーモア満載の行動には、もはや笑うしかありません。

ポップな仮面の下に隠された恋愛の闇を、少し皮肉な気分で味わいたい時にぴったりの一曲ですね。

Everybody’s StalkingBadly Drawn Boy

柔らかなアコースティックサウンドとは裏腹に、誰もが誰かを監視しているかのような不穏な視点を描く、イングランド出身のバッドリー・ドローン・ボーイさんの楽曲です。

本作が収録された名盤『The Hour of Bewilderbeast』は、2000年6月に公開され、その年のマーキュリー賞を受賞した実力派のデビュー作。

穏やかな歌声とチェンバー・ポップ風の美しいアレンジが、かえって執着心の持つ静かな狂気を際立たせているかのようです。

直接的なストーキングだけでなく、ついSNSで誰かの動向を追ってしまう現代人の心の内を言い当てているようにも感じられます。

人間関係の複雑さに思いを馳せたい夜に、この曲の持つ不思議な浮遊感に浸ってみるのも良いかもしれませんね。

The More You Ignore Me, the Closer I GetMorrissey

軽快なインディーポップのサウンドで、うっかり騙されてしまいそうになりますが、歌われているのは執着と狂気の愛。

イングランド出身の孤高のカリスマ、モリッシーさんによる、どこか歪んだラブソングです。

この楽曲は1994年2月に発売され、名盤『Vauxhall and I』からの先行シングルとして、彼にとって唯一となる米国Billboard Hot 100で46位に入るヒットを記録しました。

「無視されればされるほど燃え上がってしまう」という一方的な想いは、叶わぬ恋に心を焦がした経験のある方なら、その危うさが痛いほどわかるはず!

ダークな感情さえも、彼の皮肉とユーモアのフィルターを通せば、なぜかスタイリッシュなアートに聴こえてしまうから不思議です。

危険な恋の妄想に浸りたい夜に聴けば、少しだけ共感してしまうかもしれませんね。

What’ll You Do About MeRandy Travis

アメリカのカントリー界を代表するランディ・トラヴィスさん。

その温かく磨きのかかったバリトンボイスで歌われると、一途なラブソングのようですが、内容は一方的な執着を歌ったもの。

この楽曲は、1987年5月発表のアルバム『Always & Forever』に収録された作品で、この名盤からは4曲ものシングルが全米カントリーチャートで1位に輝いています。

一夜を共にした相手から離れられず、どこまでも追いかける主人公の行動は、純愛と狂気の境界線を揺さぶります。

優しいメロディと甘い歌声が、かえって歌詞の持つ恐ろしさを際立たせているかのよう。

後にダグ・スーパノーさんがカバーした際には、歌詞が問題視され一部ラジオ局で放送を拒否されたという逸話もあるほどです。

純粋な愛情も、一線を越えると相手を追い詰めてしまうのかもしれませんね。