禁断の恋。不倫を歌った洋楽の名曲まとめ【2025】
人のままならない感情や切なさが凝縮された洋楽の不倫ソング。
禁じられた恋に潜む欲望と罪悪感、そして深い後悔……そんな複雑な感情を巧みに表現した名曲の数々は、まるで一つの人生ドラマのように私たちの心を揺さぶります。
誰にも言えない秘密の恋、許されない関係に溺れる切なさ、そして最後に残る深い傷跡。
今回は、そんな不倫をテーマに歌われた洋楽の名曲を幅広いジャンルからセレクト。
歌詞の意味や曲に込められた想いとともに、心に響く楽曲の数々をご紹介していきます。
禁断の恋。不倫を歌った洋楽の名曲まとめ【2025】(1〜10)
Secret Love SongLittle Mix ft. Jason Derulo

互いにパートナーのいる2人が、道ならぬ恋におぼれてしまう。
女目線と男目線の両方で、激しく求めあう気持ちを歌います。
リトル・ミックスとジェイソン・デルーロのハーモニーが息ぴったり。
ロンドンの夜景がうっとりするほど美しいPVもたまりません。
Fortnight (feat. Post Malone)Taylor Swift

わずか2週間という短い禁断の恋がもたらす、消えない痛みを歌った作品です。
アメリカ出身のテイラー・スウィフトさんがポスト・マローンさんと共演した本作は、2024年4月リリースのアルバム『The Tortured Poets Department』に収録されています。
主人公は結婚しているにもかかわらず、隣に住むかつての恋人に心をかき乱され、その妻へ激しい嫉妬を抱いてしまいます。
愛しているのに、その愛が人生を破壊していくという矛盾した感情が、80年代風のシンセサウンドに乗せて痛切に響きます。
許されない関係が迎える末路を想像すると、胸が苦しくなりますね。
Cry Me A RiverJustin Timberlake

アメリカ出身のアーティスト、ジャスティン・ティンバーレイクさんのソロデビューアルバム『Justified』に収録された楽曲。
2002年11月に公開された本作は、恋人の裏切りを知った男性の冷徹な決意がテーマです。
グレゴリオ聖歌を思わせる荘厳なサウンドとは裏腹に、歌われるのは凍てつくような復讐心。
作者の実体験が基になったという歌詞は、愛情が憎しみに変わる痛みをリアルに描き、2004年のグラミー賞に輝きました。
「もう手遅れだ」と突き放す姿には、深い絶望が凝縮されています。
許されない恋がもたらす結末と、裏切られた側の癒えない心の傷。
その残酷さを痛感させられる1曲です。
If Loving You Is Wrong, I Don’t Want to Be RightLuther Ingram

アメリカのソウルシンガー、ルーサー・イングラムさんが歌い、禁断の愛に苦悩する男性の心情をストレートに描いたバラードです。
本作は1972年4月に世に出て、BillboardのR&Bチャートで4週連続1位を獲得する大ヒットとなりました。
愛することが間違いなら、正しい人間になんてならなくていいと開き直る主人公。
その悲痛な決意が、ゴスペル由来の魂のこもった歌声で痛いほど伝わってきます。
誰かを傷つけるとわかっていても止められないのが、恋愛の業の深いところですね。
ミリー・ジャクソンによるカバー版は映画『Cleopatra Jones』で使用されました。
正しさだけでは割り切れない恋に悩む時、この歌が心に深く染み渡るかもしれません。
I’m a RuinMARINA

ウェールズ出身のシンガーソングライター、マリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズの2015年の作品『I’m a ruin』。
この美しい幻想的な歌声は一見するとヒーリング曲のようないやしがあり、そこに入り込むビート感も心地よく、気持ちのいい音楽に聴こえます。
しかしながらこの曲はやはり歌詞が魅力的です。
なかなかに鋭い歌詞でまさに感情のままに歌われていることがわかります。
マリーナの文学的な愛の歌、ぜひお聴きください。
StaySugarland

ジェニファー・ネトルズさんの力強くも壊れそうな歌声が胸を打つ、アメリカのカントリー・デュオ、シュガーランドのバラードです。
この楽曲は、いわゆる「もう一人の女性」の視点から描かれており、最初は相手の男性にそばにいてほしいと懇願します。
しかし、果たされない約束にすがるのをやめ、最後には自分の尊厳を取り戻そうと決意する心の変化が繊細に表現されています。
アルバム『Enjoy the Ride』に収録された本作は、2008年のグラミー賞で二冠に輝く快挙を成し遂げました。
許されない関係に悩み、自分の価値を見失いそうになった時、本当の幸せとは何かを考えさせられる一曲です。
You Know I’m No GoodAmy Winehouse

自分はダメな女だと知りながら、誠実なパートナーを裏切ってしまう。
イングランド出身のエイミー・ワインハウスさんが歌う、そんな自己破壊的な恋の物語です。
名盤『Back to Black』に収録されたこの楽曲は、レトロなソウルサウンドの上で、過ちを繰り返す女性の葛藤がディープな歌声で生々しく描かれています。
良い人がそばにいても、危険な魅力に抗えないのは、恋愛が持つ魔性の一面かもしれません。
2008年2月のグラミー賞で5部門を受賞した際の伝説的なパフォーマンスも、本作の魅力を物語っています。
自分を傷つけるとわかっていても止められない、そんな恋の業の深さに胸が締め付けられる1曲です。