禁断の恋。不倫を歌った洋楽の名曲まとめ【2025】
人のままならない感情や切なさが凝縮された洋楽の不倫ソング。
禁じられた恋に潜む欲望と罪悪感、そして深い後悔……そんな複雑な感情を巧みに表現した名曲の数々は、まるで一つの人生ドラマのように私たちの心を揺さぶります。
誰にも言えない秘密の恋、許されない関係に溺れる切なさ、そして最後に残る深い傷跡。
今回は、そんな不倫をテーマに歌われた洋楽の名曲を幅広いジャンルからセレクト。
歌詞の意味や曲に込められた想いとともに、心に響く楽曲の数々をご紹介していきます。
禁断の恋。不倫を歌った洋楽の名曲まとめ【2025】(1〜10)
Fortnight (feat. Post Malone)NEW!Taylor Swift

わずか2週間という短い禁断の恋がもたらす、消えない痛みを歌った作品です。
アメリカ出身のテイラー・スウィフトさんがポスト・マローンさんと共演した本作は、2024年4月リリースのアルバム『The Tortured Poets Department』に収録されています。
主人公は結婚しているにもかかわらず、隣に住むかつての恋人に心をかき乱され、その妻へ激しい嫉妬を抱いてしまいます。
愛しているのに、その愛が人生を破壊していくという矛盾した感情が、80年代風のシンセサウンドに乗せて痛切に響きます。
許されない関係が迎える末路を想像すると、胸が苦しくなりますね。
Magnets (ft. Lorde)NEW!Disclosure

イギリス出身のエレクトロニックデュオ、ディスクロージャーが、ニュージーランドの歌姫ロードさんと組んだ官能的な一曲です。
2015年9月に公開されたアルバム『Caracal』に収録された本作では、道徳的に許されないと知りながらも、磁石のように抗いがたく惹かれ合う二人の関係が描かれています。
ロードさんが提案したという「引き返せない地点」というテーマが、禁断の恋の核心を的確に表現。
一度踏み込んでしまえばもう元には戻れない、そんな危うさと背徳的な魅力が、ダークなサウンドに乗って伝わってきます。
誰かを傷つけるとわかっていても止められないのが、恋愛の怖いところですね。
If Loving You Is Wrong, I Don’t Want to Be RightNEW!Luther Ingram

アメリカのソウルシンガー、ルーサー・イングラムさんが歌い、禁断の愛に苦悩する男性の心情をストレートに描いたバラードです。
本作は1972年4月に世に出て、BillboardのR&Bチャートで4週連続1位を獲得する大ヒットとなりました。
愛することが間違いなら、正しい人間になんてならなくていいと開き直る主人公。
その悲痛な決意が、ゴスペル由来の魂のこもった歌声で痛いほど伝わってきます。
誰かを傷つけるとわかっていても止められないのが、恋愛の業の深いところですね。
ミリー・ジャクソンによるカバー版は映画『Cleopatra Jones』で使用されました。
正しさだけでは割り切れない恋に悩む時、この歌が心に深く染み渡るかもしれません。
You Know I’m No GoodNEW!Amy Winehouse

自分はダメな女だと知りながら、誠実なパートナーを裏切ってしまう。
イングランド出身のエイミー・ワインハウスさんが歌う、そんな自己破壊的な恋の物語です。
名盤『Back to Black』に収録されたこの楽曲は、レトロなソウルサウンドの上で、過ちを繰り返す女性の葛藤がディープな歌声で生々しく描かれています。
良い人がそばにいても、危険な魅力に抗えないのは、恋愛が持つ魔性の一面かもしれません。
2008年2月のグラミー賞で5部門を受賞した際の伝説的なパフォーマンスも、本作の魅力を物語っています。
自分を傷つけるとわかっていても止められない、そんな恋の業の深さに胸が締め付けられる1曲です。
StayNEW!Sugarland

ジェニファー・ネトルズさんの力強くも壊れそうな歌声が胸を打つ、アメリカのカントリー・デュオ、シュガーランドのバラードです。
この楽曲は、いわゆる「もう一人の女性」の視点から描かれており、最初は相手の男性にそばにいてほしいと懇願します。
しかし、果たされない約束にすがるのをやめ、最後には自分の尊厳を取り戻そうと決意する心の変化が繊細に表現されています。
アルバム『Enjoy the Ride』に収録された本作は、2008年のグラミー賞で二冠に輝く快挙を成し遂げました。
許されない関係に悩み、自分の価値を見失いそうになった時、本当の幸せとは何かを考えさせられる一曲です。
CreepNEW!TLC

アメリカの女性R&Bグループ、TLCが1994年10月に発表した作品です。
恋人に裏切られた寂しさを埋めるため、自分もまた許されない関係に足を踏み入れてしまう女性の心情が、驚くほど生々しく描かれています。
これはメンバーの実体験が元になっているというから、そのリアリティも格別です。
本作は全米チャートで4週連続1位を記録し、映画『Waiting to Exhale』などでも使用されました。
自分を傷つけた相手と同じ過ちを犯してしまうのは、あまりに悲しい復讐劇のようですね。
ままならない恋に苦しんでいる時、このどうしようもない感情に共感してしまうかもしれません。
The Boy Is MineNEW!Brandy&Monica

アメリカを代表する二人の歌姫、ブランディとモニカによるデュエット曲です。
1998年5月に発売され、それぞれのアルバム『Never Say Never』と『The Boy Is Mine』に収録されました。
一人の男性をめぐり「彼こそが私の恋人」と互いに譲らない、緊迫したやり取りが描かれています。
本作は米国チャートで13週間も1位を記録する大ヒットとなりました。
信じていた人に裏切られ、同じ痛みを持つライバルと向き合う。
そんな絶望的な状況から、最後は毅然と男性に別れを告げる二人の姿は、傷つきながらも自分の尊厳を取り戻す強さを感じさせます。
誰かの嘘によって傷つく恋は、やはり避けたいものですね。