演歌の新曲リリース【2025年4月】
2025年4月の演歌シーンに新たな風が吹きはじめています。
現代のライフスタイルと重なり合う歌詞、伝統的な旋律に洗練された編曲を加えた楽曲など、演歌の新境地を開く新曲の数々が登場。
SNSで話題沸騰の若手から、円熟味を増す重鎮まで、多彩な歌い手たちが魂を込めた歌声を届けています。
懐かしさと新鮮さが織りなす、これからの演歌の姿をご紹介します。
演歌の新曲リリース【2025年4月】(21〜30)
裏町酒場嶋幸二

哀愁ただよう旅情感と、聴く人の心に寄り添う歌声が印象的。
和歌山県串本町を拠点に活動する嶋幸二さんの楽曲で、2025年3月に発売されたシングルです。
民謡や詩吟で培った豊かな表現力と、同郷のミュージシャン斉藤功さんによるギター演奏がよく合っています。
歌詞では恋に破れた男の切ない思いを描いており、失恋の痛手を癒やそうとする姿に共感を覚えます。
夜の静けさの中で心を整理したい時にぴったりです。
大阪恋しずく水森かおり

傷ついた心に寄り添うような温かなメロディーと情感たっぷりの歌詞が魅力の楽曲です。
2025年3月に発売された、水森かおりさんのデビュー30周年記念シングル。
水森さんといえば『鳥取砂丘』や『熊野古道』など数々のご当地ソングで知られていますが、本作も彼女らしい優しい歌声で大阪の街並みを情緒豊かに描き出しています。
これまでの人生で経験した悲しみや寂しさを乗り越えて前を向いて歩いていこう……そんなメッセージにはげまされる、愛の歌です。
演歌の新曲リリース【2025年4月】(31〜40)
おんなのエレジー清水節子

女性の深い愛情と喪失感をつづった切ない楽曲です。
本作は2025年2月のシングル『恋火』のカップリング曲として収録されていて、作曲に小田純平さん、編曲に松井タツオさんと、実力派の制作陣が参加しています。
清水節子さんの低音の響きが魅力的な歌声が、ブルースの要素を取り入れた情感豊かなサウンドとマッチ。
あの日をこと思い出して酒を飲む……失恋の痛手を抱えている方や愛する人を失った経験のある方の心に深く響くはずです。
Nina真田ナオキ

真田ナオキさんのハスキーボイスが楽曲の魅力を引き立てています。
師匠である吉幾三さんが作詞作曲を手がけた、この曲。
2025年4月にリリース、ピンクスネイク盤、ブルーストライプ盤、JD盤の3形態で発売されました。
愛した人と過ごした若かりし頃を振り返る、切なさのにじむナンバー。
曲調が力強く、それがあふれ出る感情のように思えます。
ぜひ自分が若かったころを思い出しながら聴いてみてください。
海峡おんな船竹川美子

情感豊かな歌声と哀愁ただようメロディーが印象的な、竹川美子さんの楽曲です。
2025年4月に発売された本作は、作詞を田久保真見さん、作曲を叶弦大さんが手がけています。
女性の一途な心情、愛をダイナミックに描いた曲で、人生の歩み方の手本を一つ、指し示してくれるような内容。
大切な人を思い続ける、その芯の強さが伝わってきます。
演歌の持つ深い情緒を味わいたい方にオススメしたい珠玉の1曲です。
花筏高橋キヨ子

『花筏』は高橋キヨ子さんが2025年3月にリリースした楽曲で、作曲は原譲二こと北島三郎さんが手がけています。
川の流れに逆らうように生きる女性の姿が、情緒豊かなメロディーと高橋さんの艶のある歌声で見事に表現されています。
「傷跡を抱えながらも生きる」「人から受けた恩を忘れずに生きる」そんな人生観が投影された歌詞に、心が震えるんですね。
生き方の道標になってくれる演歌です。
おわりに
情感あふれる演歌の新曲が2025年4月に向けて次々と発表されています。
男女の情愛、郷愁、そして人生模様を描いた歌の数々は、日本の心を今に伝える貴重な音楽の形。
その優しい調べに身を委ねれば、きっと心が癒やされ、新たな活力が湧いてくることでしょう。