演歌の世界に新たな潮流が生まれています。
2025年4月、熊谷ひろみさん、新沼謙治さん、千葉一夫さんといった実力派が紡ぎ出す新曲の数々は、伝統の中に斬新さが光ります。
暮らしの情景や心の機微を映し出す歌詞、現代的なアレンジを加えた旋律は、時代を超えて心に響く演歌の真髄。
懐かしさと新しさが織りなす珠玉の歌声をお届けします。
演歌の新曲リリース【2025年4月】(1〜20)
とわず語りの数え唄れいか

青春から始まり、孤独な今に至るまでの心情をつづった魅力的なナンバーです。
2025年4月に日本クラウンからリリースされた作品で、冬弓ちひろさん作詞、杉本眞人さん作曲という布陣で制作。
本作は都会での恋や別れ、そして内なる思いを、数え唄の形式でつむぎ出しています。
心に染み入るような歌声とブルージーなサウンドスケープ、余韻を残すメロディーが印象的。
夜の静けさの中で1人じっくりと心を見つめ直したい時に響く、大人の感性を刺激する1曲です。
北の駅三代沙也可

北陸、富山県を舞台、切ない別れの情景を描いた演歌です。
2025年4月に発売されたシングルで、三代沙也可さんのデビュー当初からの恩師である伊藤雪彦氏が作曲を手がけています。
思い出の駅に佇む女性の心情を歌っており、三代さんの繊細な歌声が胸の奥底まで染み込んでくるかのよう。
別れを経験した誰もが心を揺さぶられる、素晴らしい1曲です。
ゆったりと思い出にひたりながら聴いてみてください。
ふたりの東京ものがたり五十川綾&伊勢ヶ濱正也

昭和歌謡の情緒を大切にしながら、今風のアレンジを加えた魅力的な大人のデュエット曲です。
2025年4月2日に発売された作品で、五十川綾さんの透明感溢れる歌声と、伊勢ヶ濱正也さんの深みのあるバリトンボイスが、東京の街角を背景にくり広げられる大人の恋物語を情感たっぷりに描き出します。
大都会の夜景を眺めている時や、恋の思い出を振り返りたい気分の時にぴったりです。
渚にひとり千葉一夫

演歌界の重鎮、千葉一夫さんによる2025年4月に発売のシングルです。
情感豊かなメロディーで、夕暮れの渚で過ぎ去った恋を思う切ない心情を見事に表現。
竜はじめさんの手による歌詞と、花笠薫さんが紡ぎ出した曲調が見事にマッチして、聴く人の胸に染み入る作品に仕上がっています。
人生の機微や切ない恋心に共感したい方、心に響く演歌を求めている方にぜひ聴いていただきたい珠玉の1曲です。
思い出したよ故郷を新沼謙治

故郷への深い愛着が胸に染み入ります。
岩手県大船渡市出身の新沼謙治さんによる、ふるさとの風景や家族の思い出を優しく包み込むような楽曲で、2025年4月に日本コロムビアよりシングルとしてリリースされました。
懐かしさの中に現代的なアレンジも感じられる、温かみのあるサウンドメイクが印象的。
そして伸びやかな歌声が、聴く人の記憶を優しく揺さぶります。
故郷を離れて暮らす方や、家族への思いを胸に抱く方、ぜひ聴いてみてください。