令和の演歌シーンに新しい風が吹き始めています。
2025年5月には、歌い継がれてきた演歌の伝統を守りながらも、現代的な息吹を感じさせる注目の新曲が続々と登場。
演歌に詳しい方も、まだなじみの薄い方も、その音色と歌声に心を揺さぶられることでしょう。
この記事では、情感豊かな歌声と時代を映す歌詞が織りなす新たな演歌の世界へ、あなたをご案内いたします。
演歌の新曲リリース【2025年5月】(1〜10)
AGAIN ~春風の中で~山口こうじ

恋する気持ちを春の風景を優しく描いた叙情的なバラードです。
2025年5月発売のメジャーデビュー作で、山口こうじさん自身による作詞作曲、そして清水俊也さんが編曲を手がけました。
ピアノを基調としたシンプルなアレンジの中に、山口さんの温かな歌声が響き渡ります。
そして何度でも恋に落ちるよ、と優しく語りかけてくれる歌詞がとってもステキなんです。
春のお散歩、お花見のシーンに聴きたくなる1曲です。
アンコ椿は恋の花三山ひろし

伊豆大島を舞台にした一途な物語を、三山ひろしさんらしい温かみのある歌声で優しく包み込んでいます。
星野哲郎さんの生誕100周年を記念したアルバム『大好きな星野哲郎先生の作品を唄わせていただきます!
〜生誕100年・星野哲郎作品集〜』に収録され、2025年5月にリリース。
本作を聴けば、演歌の深い味わさを再発見できると思いますよ。
世代をこえて愛されている情感豊かな世界観にぜひひたっていってください。
からくり歌舞伎 万華鏡中西りえ

令和から江戸、そして平安まで。
時代も場所も超えていく斬新な恋物語を描いた意欲作です。
中西りえさんの15枚目となるシングルで、2025年5月に日本クラウンよりリリース。
作詞は水木れいじさん、作曲は浜圭介さん、編曲は若草恵さんという豪華スタッフ陣が手がけています。
時を行き来する不思議な展開に笑いを抑えきれないほどの楽しさがあると、レコーディング現場でも話題に。
伝統的な演歌のテイストを大切にしながら、幻想的で妖艶なアレンジが施されています。
演歌の枠にとらわれない、新しいジャンルを開拓している点で、音楽好きの方なら誰もが楽しめると思いますよ。
レイジュのブルースレイジュ

深い叙情と哀愁を紡ぎ出すブルースと演歌が出会った、ジャンルの境界を超えた世界観を持った作品です。
レイジュさんの日本デビュー15周年を記念して2025年5月に発売されたシングルで、自身の物語がアーティスト名を冠した音楽に。
髙畠じゅん子さんの情景豊かな詩に、徳久広司さんの巧みな作曲が重なり、聴く人の胸に響く曲に仕上がっています。
また歌声には、彼女らしい誠実な表現力が光っているんです。
物思いにふける静かな夜や、心に染みる歌を求めるひとときに、ぜひ聴いていただきたい1曲です。
まっぴら御免神野美伽

温もりのある歌声が心に寄り添ってくれる作品です。
演歌界の実力派として知られる神野美伽さんの、2025年5月リリースのシングルで、現代的なアレンジの中に演歌の伝統を融合させた仕上がり。
歌詞には男の生き様がそのまま落とし込まれていて、力強い歌唱と見事に調和しています。
演歌ファンの方はもちろん、人生の岐路に立った方や心が揺れている方に聴いていただきたい1曲です。
華厳の滝葵かを里

壮大な自然をイメージさせるストリングスや、日本の伝統楽器を組み込んだドラマチックなアレンジが印象的です。
葵かを里さんの『華厳の滝』は、2025年5月に公開された楽曲。
タイトル通り、栃木県日光市にある華厳の滝をモチーフにした世界観と切ない歌声が見事に調和してます。
そして、終わった恋を忘れようとする女性の心情が投影された歌詞が、胸に来るんです。
これぞ演歌なこの作品、ぜひご自身で体感してみてください。
光る君に青山ひかる

青山ひかるさんによる『光る君に』は、2025年5月に日本クラウンよりリリース。
気鋭のクリエイターHANZOさんがプロデュースを手がけ、編曲は矢田部正さんが担当しています。
人生の試練や孤独を乗り越えていこうとする強い意志が、芯のある歌声から伝わってきて心揺さぶられる仕上がり。
「自分はこれからどう生きていこうか」そんなことをつい考えてしまいます。
人生の岐路に立ったとき、また大切な誰かへの思いを募らせているときに、きっとあなたの心に寄り添ってくれることでしょう。