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ジャケットのアートワークが有名なアルバム

ジャケットのアートワークが有名なアルバムと聞くと、あなたはどんなジャケットを思い浮かべますか?

水中を泳ぐ赤ちゃんの写真やバナナのイラスト、メンバーが横断歩道を渡っている写真など、さまざまだと思います。

この記事では、そうしたどこかで目にしたことがあるジャケットの名盤を一挙に紹介していきますね!

中には「曲は聴いたことないけれど、ジャケットのデザインには見覚えがある」という作品もあるかもしれません。

それではさっそく見ていきましょう!

ジャケットのアートワークが有名なアルバム

Sticky FingersThe Rolling Stones

大写しのジーンズにYKKのジッパー、というロックンロールの濃厚な香りが匂い立つようなジャケットはいつ見てもカッコいいですね!

現存する最古のロック・バンド、1962年の結成から2020年代の現在に至るまで、多くのトラブルに見舞われながらも一度も解散せずに活動を続け、バリバリの現役としてシーンに君臨し続けるローリング・ストーンズが1971年に発表した大名盤『Sticky Fingers』です。

オリジナル・メンバーのブライアン・ジョーンズさんの悲劇的な死を乗りこえて、新たに加入したミック・テイラーさんがメンバーとして参加した初の作品でもあり、現在もライブの定番曲となった多くの名曲を収録した傑作アルバムとして、全英・全米チャートともに1位を獲得したバンドにとっても代表作の1つなのですね。

そんな名盤と同じくアルバム・ジャケットも名作といえる本作ですが、レコード時代には本物のジッパーが取り付けられており、CDとしてリイシューした際にもいくつかのバージョンではそのままのギミックが再現されています。

仕掛け人はポップ・アートのカリスマであるアンディ・ウォーホルさんですが、実際にデザインしたのはカーペンターズの諸作品にもクレジットされているグレッグ・ブラウンさんです。

余談ですが、当時のスペインではこのアルバム・ジャケットのデザインはNGとされ、まったく違うジャケットとして流通しました。

そのジャケットの方が問題なのでは、と感じる人も多そうなデザインですから、興味のある方はチェックしてみてください!

Definitely MaybeOasis

1990年代のイギリスが生んだ最強のロック・バンドにして、カリスマティックなボーカリストであるリアムさんと天才的なソングライターのノエルさんというギャラガー兄弟が率いたオアシスの作品のアートワークは、破天荒なバンドのイメージとは反するようにアルバムにしてもEP作品にしても実に英国的でオシャレなものが多いです。

初期メンバーのギタリスト、ボーンヘッドさんの家のリビングルームで撮影された写真が起用された、イギリスのロック史に残る伝説のデビュー・アルバム『Definitely Maybe』のアルバム・ジャケットも最高にクールでカッコいいですよね。

のんびりと午後の一時を過ごすバンド・メンバーといったような雰囲気のアルバム・ジャケットには、偉大な作曲家のバート・バカラックさんや地元マンチェスター・シティの選手として知られるロドニー・マーシュさんの写真が置かれ、部屋の奥にはエピフォンのギター、テレビに映っているのはクリント・イーストウッドさんの若き日の名作映画『続・夕陽のガンマン』など、彼らの趣味が伝わってくるようなアートワークとなっているのですね。

その他にも、回転している地球儀や無造作に置かれたグラスなど、さまざまなイメージを想起させるちょっとしたセンスも絶妙です。

なお、寝転がっているリアムさんのポーズもちゃんとした意味がありますから、興味を持たれた方は調べてみるとおもしろいですよ。

おわりに

ジャケットのアートワークが有名な名盤を一挙に紹介しました。

曲は聴いたことがなくてもジャケットだけは見たことがあるものがたくさんあったと思います。

この記事で紹介した曲はジャケットにまつわるエピソードやそのデザインセンスだけで話題になっているわけではなく、もちろん収録楽曲の魅力もあって現在まで名盤として語られてきました。

かつてジャケ買いという言葉があったように、もし気に入ったジャケットのアルバムがあれば実際に楽曲を聴いてみてくださいね。