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ビートルズの名曲「Hey Jude(ヘイ・ジュード)」の誕生秘話

誰しもが一度は耳にしたであろうビートルズの名曲、「Hey Jude(ヘイ・ジュード)」。

その誕生の裏には、さまざまな事情がありました。

今回はうわさも含めたいくつかの説を通して、この曲の誕生に迫ります。

別の説もある

回顧録を書かなかった

ビートルズと親しかった彼女のことですから、当然、出版社からはビートルズにまつわる回顧録を書いてくれというオファーが数多くあったようです。

しかし、彼女はそれらを全て断りました。

彼女は「出版社はビートルズを傷つけてもうけようとしているけど、私は絶対に彼らの秘密を暴くようなことはしない。

だって、彼らは私を頼ってくれたんですもの」と語っていました。

彼女は、2018年に93歳で他界しましたが、文字通り秘密を墓場まで持って行ったのです。

タイトルをめぐる大騒動

アップル本社に大きなタイトル

当時、ビートルズはアップルレコードという会社を立ち上げていました。

そして、この曲をリリースする時にそのPRとして、アップル社の壁に曲のタイトルを大きく書いたらどうかというアイデアを思いついたのです。

アップル社は、ベイカーストリートという大通りに面していたので、通行人や車からよく見えました。

そこでポールは、窓に白い塗料で大きく「Hey Jude」と「Revolution(B面の曲)」と書いたのです。

ところが、ある日彼がアップル社へ行ってみるとウィンドウが割られていました。

ユダヤ人を迫害?

そしてメリルボンで商店を経営している男性から電話がかかってきて「すぐに息子をおまえの所へ行かせてたたきつぶしてやるからな」と罵声を浴びせられました。

電話を取ったポールは、何のことかさっぱり分からず理由をたずねました。

するとユダヤ人であった電話相手の男性は、ナチスがユダヤ人を迫害し、ドイツ国内にあるユダヤ人の商店にペンキでJude(ユダヤ人)とユダヤ教のシンボルであるダビデの星を書いてユダヤ人を迫害していた事実を述べました。

つまり彼は、ビートルズがユダヤ人を差別していると勘違いしたのです。

ポールは謝罪し、偶然名前が一致しただけでユダヤ人を差別する意識は全くなかったと釈明しました。

男性もそれで納得し、それ以上ポールを追及しませんでした。

しかしポールは、第二次世界対戦を体験していますし、ナチスがユダヤ人を迫害していたことも知っていました。

ユダヤ人にとってはとてもセンシティブな問題ですから、もう少し慎重に行動するべきだったでしょうね。

余談ですが、この曲が日本でリリースされた時に「これは日本の柔道を称賛した曲だ」と喜んだ人がいたようです(笑)。

ライタープロフィール

和田晋司

ビートルズの熱狂的ファン

和田晋司

大阪府出身 ビートルズのファン歴ウン十年。

色んなものに手を出しましたが、唯一続いている趣味がこれです。

ビートルズの語り部として彼らの偉大さを後世に伝えていきたいと思っています。

ビートルズを誰にでも分かりやすく解説するブログ

ウェブサイト:http://abbeyroad0310.hatenadiary.jp

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