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【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】

バロック時代の作曲家、ヨハン・パッヘルベルによる『3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調』の前半部分にあたるカノン、通称『パッヘルベルのカノン』は、タイトルは知らずとも誰もが一度は耳にしているのでは。

そんな『カノン』のコード進行ですが、実は多くのJ-POPヒット曲で用いられていることを、ご存じでしょうか。

本記事ではストレートにカノン進行を使った曲はもちろん、独自のアレンジを加えたさまざまなパターンも含めた作品を紹介していきます。

作曲について勉強したい方は必見です!

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(71〜80)

さくらんぼ大塚愛

男女混合6人組バンド・Rabbitのボーカルとしても活動し、そのキュートな歌声がファンを魅了しているシンガーソングライター・大塚愛さんの2作目のシングル曲。

音楽番組『COUNT DOWN TV』のオープニングテーマやバラエティー番組『めちゃ²イケてるッ!』のエンディングテーマに起用された、大塚愛さんの名を広く知らしめたナンバーです。

サビではカノン進行とJ-POPにおける王道進行を組み合わせたコード進行が使われており、そこから生まれたキャッチーなメロディーは誰もが口ずさめるポップ性を持っていますよね。

現在でもカラオケの定番曲として愛されている、ポップチューンの名曲です。

ALONEB’z

B’z Live from AVACO STUDIO “ALONE”
ALONEB'z

ドラマチックなロックバラード、B’zの『ALONE』です。

1991年に9枚目のシングルとしてリリース、ドラマ『ホテルウーマン』の主題歌に起用されました。

壮大なサウンドに乗せて「大切な君に会いたい」という思いが歌われており、そのメッセージ性と歌声に心震わされます。

サビがとくにわかりやすいのですが、センテンスの前半部分でカノン進行をたどっています。

後半部分は3つのコードで開放的な展開を迎えるようアレンジされており、それが感動、爽快感を生んでいるんですね。

ハレ晴レユカイ平野綾、茅原実里、後藤邑子

『ハレ晴レユカイ』は、テレビアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』のエンディングテーマです。

この曲は、キーがE♭メジャーのカノン進行が使われています。

ポイントは、E♭→B♭→Cm7→A♭→B♭という進行で、カノン進行の中間部を省略したような流れになっています。

このアレンジも聴いていて心地よいですよね!

また、これだけアップテンポなアニソンにカノン進行が使われているというのも興味深いです。

どんな曲にも合うのはまさにカノン進行の魅力だと言えますね!

【邦楽】カノン進行が使われている人気・有名曲リスト【2025】(81〜90)

Voyage浜崎あゆみ

浜崎あゆみさんが紡ぎ出すメッセージには、誰もが持つ癒えない傷を抱えながらも前を向いて歩み続けていく勇気が込められています。

カノンのコードにのせて奏でられる温かみのあるストリングスの響きとともに、愛する人との絆や希望を見つめ直すことができる珠玉の1曲です。

2002年9月に発売されたこの曲は、TBS系ドラマ『マイリトルシェフ』の主題歌を務め、第44回日本レコード大賞でも大賞を受賞。

アルバム『RAINBOW』や『A BALLADS』に収録され、オリコン週間シングルチャートでは3週連続1位を獲得しました。

人生の岐路に立ったとき、大切な人との思い出にひたりたいとき、そっと寄り添ってくれる心優しい作品です。

負けないでZARD

負けないで (What a beautiful memory 〜forever you〜)
負けないでZARD

2007年に急逝してしまったボーカリスト・坂井泉水さんを中心に結成された音楽ユニット・ZARDの6作目のシングル曲。

テレビドラマシリーズ『白鳥麗子でございます!』第1シリーズのエンディングテーマとして起用された楽曲で、現在でも応援ソングの定番曲として幅広い世代のリスナーに知られていますよね。

イントロやサビでカノンコードが使用されていますが、それぞれ代替えコードやセブンスを使った味付けがアンサンブルにカラーを生み出しているのが感じられるのではないでしょうか。

跳躍の多いキャッチーなメロディーと王道コード進行の安心感がマッチした、時代を越えて愛されているロックチューンです。

大阪で生まれた女BORO

大阪の街に根ざした歌詞と、聴く者の心に響くメロディーが特徴の本作。

1979年8月にリリースされ、オリコンで累計17万を売り上げた大ヒット曲です。

BOROさんの温かみのある歌声が、大阪生まれの女性の心情を見事に表現。

青春の終わりと新たな始まり、そして愛と決断をテーマにした、誰もが共感できる楽曲です。

故郷への思いを抱きながら新しい一歩を踏み出そうとしている方に、ぜひ聴いていただきたいです。

ドレミソラシド日向坂46

2019年の7月に日向坂46の2枚目のシングル曲としてリリースされた『ドレミソラシド』には、リリースから5年後の2024年に株式会社ソラシドエアとのコラボが実現、CM曲や機内でのBGMとしても流れるなど人気の高い楽曲です。

この曲のサビで使われているのがいわゆるカノン進行で、視界がぱっと開けるようなサビのメロディと爽やかな雰囲気に耳なじみのよいカノン進行がばっちりはまっていますね。

近年のアイドルの楽曲は王道のカノン進行をそれほど使わないイメージもありますが、このように使われているケースもありますから深掘りしてみるとおもしろいですよ。