心が叫びたがってるんだ。の主題歌・挿入歌
クラシックの名曲に新たな息吹を吹き込んだアニメーション映画『心が叫びたがってるんだ。』の音楽の世界へようこそ。
ガーシュウィンやベートーヴェンの楽曲に日本語の歌詞を乗せ、水瀬いのりさんや雨宮天さんの透明感溢れる歌声が物語を優しく彩ります。
乃木坂46のエンディングテーマまで、言葉と心の絆を紡ぐ珠玉の楽曲の数々をご紹介します。
もくじ
心が叫びたがってるんだ。の主題歌・挿入歌
今、話したい誰かがいる乃木坂46

ED曲です。
CMや店頭などでもよく流れていたので知っている方も多いのではないでしょうか。
ただでさえ印象に残りやすいサビのメロディが、映画の感動的な内容を伴っていることによって、聴くたびに映画を観終わった後の独特な感情を湧き起こします。
乃木坂46のファンの方はもちろん、ファンでない方も必聴の一曲です。
心が叫びだす〜あなたの名前呼ぶよ少女、少女(心の声)、玉子、王子、世界の人々

Beethovenの「ピアノソナタ第8番 悲愴」とHarold Arlenの「Over the Rainbow」に歌詞をつけ、同時に歌った曲です。
舞台のクライマックスにふさわしく、壮大であり涙腺を刺激するものになっています。
この2曲を同時に歌うことの意味は是非本作品を観て確かめていただきたいです。
わたしの声少女(心の声)

イングランドの民謡「Greensleeves」をアレンジしたものです。
少女(心の声)役として成瀬順が初めて多くのお客さんの前で歌を披露するこのシーンはとても感動的です。
CV水瀬いのりさんだからこその透き通るような歌になっています。
光のない部屋少女

George Gershwinの「summertime」に歌詞をつけてアレンジしたものです。
このsummertimeという曲はジャズのスタンダードにもなっているため、馴染みのある方もいるのではないでしょうか。
しかし原曲とは少し違ったテイストで面白く、またCV雨宮天さんの声もとてもマッチしていると感じました。
あこがれの舞踏会少女、王子(罪人)

George Gershwinの「swanee」に歌詞をつけてアレンジしたものです。
実際に物語の始まりのシーンで流れる曲ということもあり、なんとなく幕開けを感じさせる曲調です。
この完成されたバージョンももちろん良いですが、個人的には拓実がアレンジしている最中につぶやくように歌っているのも好きです。
お前のおかげ
心に染み入るような温かい歌声と、心からの優しさが詰まった一曲。
物語のクライマックスを飾るにふさわしい感動的な楽曲です。
主人公・拓実の順への思いが、静かに、でも力強く響き渡ります。
2014年公開のアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のために書き下ろされた本作。
拓実と順の関係性の変化を、繊細な旋律が見事に表現しています。
人生に迷い、自分の気持ちをうまく伝えられずにいる人にぜひ聴いてほしい一曲。
きっと、あなたの中にある言葉にできない想いが、少しずつ形になっていくはずです。