アニメ映画「心が叫びたがってるんだ」の主題歌・挿入歌をご紹介します。
「心が叫びたがってるんだ」は大変話題となったアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」の制作スタッフによる作品です。
「あの花」と同じく埼玉県秩父地域を舞台としたストーリーで、過去のトラウマにより話せない少女がミュージカルに挑戦するお話です。
作中には「あの花」の登場人物も出てくるそうですよ。
ミュージカルを題材としているだけあり、聴けばさまざまな場面やストーリーを思い浮かべさせられるプレイリストになっています。
心が叫びたがってるんだ。の主題歌・挿入歌(1〜10)
心が叫びだす〜あなたの名前呼ぶよ少女、少女(心の声)、玉子、王子、世界の人々

Beethovenの「ピアノソナタ第8番 悲愴」とHarold Arlenの「Over the Rainbow」に歌詞をつけ、同時に歌った曲です。
舞台のクライマックスにふさわしく、壮大であり涙腺を刺激するものになっています。
この2曲を同時に歌うことの意味は是非本作品を観て確かめていただきたいです。
わたしの声少女(心の声)

イングランドの民謡「Greensleeves」をアレンジしたものです。
少女(心の声)役として成瀬順が初めて多くのお客さんの前で歌を披露するこのシーンはとても感動的です。
CV水瀬いのりさんだからこその透き通るような歌になっています。
今、話したい誰かがいる乃木坂46

ED曲です。
CMや店頭などでもよく流れていたので知っている方も多いのではないでしょうか。
ただでさえ印象に残りやすいサビのメロディが、映画の感動的な内容を伴っていることによって、聴くたびに映画を観終わった後の独特な感情を湧き起こします。
乃木坂46のファンの方はもちろん、ファンでない方も必聴の一曲です。
光のない部屋少女

George Gershwinの「summertime」に歌詞をつけてアレンジしたものです。
このsummertimeという曲はジャズのスタンダードにもなっているため、馴染みのある方もいるのではないでしょうか。
しかし原曲とは少し違ったテイストで面白く、またCV雨宮天さんの声もとてもマッチしていると感じました。
あこがれの舞踏会少女、王子(罪人)

George Gershwinの「swanee」に歌詞をつけてアレンジしたものです。
実際に物語の始まりのシーンで流れる曲ということもあり、なんとなく幕開けを感じさせる曲調です。
この完成されたバージョンももちろん良いですが、個人的には拓実がアレンジしている最中につぶやくように歌っているのも好きです。
お前のおかげ
心に染み入るような温かい歌声と、心からの優しさが詰まった一曲。
物語のクライマックスを飾るにふさわしい感動的な楽曲です。
主人公・拓実の順への思いが、静かに、でも力強く響き渡ります。
2014年公開のアニメ映画『心が叫びたがってるんだ。』のために書き下ろされた本作。
拓実と順の関係性の変化を、繊細な旋律が見事に表現しています。
人生に迷い、自分の気持ちをうまく伝えられずにいる人にぜひ聴いてほしい一曲。
きっと、あなたの中にある言葉にできない想いが、少しずつ形になっていくはずです。
使えない”ポンコツ”
心に迫る楽曲で、自己嫌悪や無力感に苦しむ主人公たちの内面を鮮やかに描き出しています。
映画のテーマである「心の声を外に出す」ことの大切さが、曲調や歌詞に見事に表現されているのが印象的です。
2015年9月に公開された本作品は、アニメーション映画『心が叫びたがってるんだ。』の挿入歌として使用されました。
ミトさん(クラムボン)と横山克さんが手掛けた楽曲は、キャラクターの感情を巧みに表現し、観客の心に深く響きます。
自分の気持ちを上手く伝えられない人や、自己肯定感を高めたい人にぜひ聴いてほしい1曲です。