『チェンソーマン』主題歌・挿入歌を振り返る。話題曲から隠れた名曲まで
一話のオープニングからSNSを席巻し、熱烈なファン層を魅了している『チェンソーマン』。
その世界観を彩る主題歌・挿入歌も作品の魅力を最大限に引き出す楽曲として話題を集めています。
独特な雰囲気や世界観にマッチした楽曲の数々は、ストーリーの展開とともに心に刻まれていきます。
作品の魅力をさらに深く味わうためにも、音楽の側面から『チェンソーマン』の世界に迫ってみましょう!
『チェンソーマン』主題歌・挿入歌を振り返る。話題曲から隠れた名曲まで(1〜10)
Deep downNEW!Aimer

闇に堕ちていく感覚を重厚なサウンドに乗せて描き出したこちらは、『チェンソーマン』第9話のエンディングテーマとして起用された1曲。
そのシリアスな展開を象徴するかのような深い内省性が魅力なんですよね。
作詞をaimerrhythm名義でAimerさん自身が手がけ、作曲は永澤和真さん、編曲は玉井健二さんと百田留衣さんが担当しています。
2022年12月に同名のミニアルバム『Deep down』の表題曲としてリリース。
ストリングスやシンセサイザーが織りなす幻想的なアレンジと、彼女のハスキーで深みのある歌声が心に響きますね。
生と死、内なる葛藤と向き合いたいときに聴いてほしい、感情の奥底に語りかけてくる1曲です。
ファイトソングNEW!EVE

アニメ第12話のエンディングに起用された、Eveさんによるエモーショナルなロックナンバーです。
2022年12月に配信リリースされ、Billboard JAPANの「JAPAN HOT 100」で初登場26位を記録。
日常の中で感じる葛藤や希望が描かれた歌詞は、Eveさん特有の詩的な表現で聴く者の心に深く響きます。
疾走感のあるギターサウンドと力強いボーカルが特徴で、『チェンソーマン』の世界観と見事に融合しています。
作品の最終話を締めくくるにふさわしい本作は、聴くと前を向いて進む勇気がわいてくるような1曲です。
DOGLANDNEW!PEOPLE 1

PEOPLE 1が手がけた『チェンソーマン』第10話のエンディングテーマは、2022年12月にリリースされたこの曲です。
バンド通算13作目となる本作は、Billboard JapanのHeatseekers Songsで1位を獲得するなど高い評価を受けました。
ダークで退廃的な世界観と日常性や幸福の可能性を見据える感触が共存する楽曲で、メンバーDeuさんは「『チェンソーマン』という器の上で、自らのアングラな精神性を存分に発揮できた」と語っています。
ItoさんとDeuさんによるツインボーカルとエレクトロなサウンドが織りなす本作は、原作への深い愛と理解から生まれた1曲。
アニメ作品の持つ独特な雰囲気に共鳴する方や、メロディアスでありながらもダークな世界観を味わいたい方にオススメです。
CHAINSAW BLOODNEW!Vaundy

『チェンソーマン』の第1話エンディングテーマとして起用された本作は、原作漫画を何度も読み込んだというVaundyさんが作品世界への敬意を込めて制作した楽曲です。
2022年10月にリリースされると、ストリーミング再生回数1億回を突破するヒットを記録しました。
重厚なリズム隊と圧縮されたベース音、そしてダークな雰囲気の中にもポップなメロディが共存するサウンドは、作品の持つ破壊と衝動のテーマを見事に表現していますよね。
間奏部分の語りのようなフレーズから展開する音の迫力には圧倒されます。
アニメファンはもちろん、モダンなロックサウンドが好きな方にもオススメしたい1曲です。
ちゅ、多様性。NEW!ano

第7話のエンディングテーマに起用された本作は、中華風のポップスタイルを取り入れた独創的なサウンドが魅力です。
リズミカルなギターとシンセサイザーが絡み合うアレンジに、韻を踏んだキャッチーなメロディラインが印象的。
2022年11月にトイズファクトリーからリリースされ、Billboard JapanのHeatseekers Songsチャートでは4週連続1位を獲得しました。
疾走感あふれるナンバーを楽しみたい方や、ポップで明るい楽曲を求める方にピッタリの1曲です。
残機NEW!ずっと真夜中でいいのに。

『チェンソーマン』の第2話エンディングテーマに起用された楽曲です。
ずっと真夜中でいいのにによる作品で、2022年10月に17thデジタルシングルとしてリリースされました。
攻撃的なベースラインが容赦なく炸裂し、後半にかけて加速していく展開が圧巻。
作品の激しいストーリー性とピッタリとマッチしていますね。
緊張感のあるサウンドに浸りたいときにオススメです。
刃渡り2億センチNEW!マキシマム ザ ホルモン

『チェンソーマン』第3話のエンディングテーマおよび挿入歌として起用された本作は、約90秒という短尺ながら激しいシャウトと痛快なメロディが交錯する密度の濃い楽曲に仕上がっています。
2022年10月に配信シングルとしてリリースされ、2025年9月公開の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』では未公開部分を含む新バージョンが挿入歌として再起用されました。
静と動のコントラストが鮮やかな彼らならではのミクスチャーサウンドに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。