ピアニストは一人にして成らず。プロフェッショナルになるために大切な家族との絆
私の環境では、ピアニストや指導者がとても多く見えます。
でも社会全体を見回すと、案外少ないのかもしれませんね。
そこであらためて、ピアニスト、またはピアノの先生(指導者)になるために必要な要素を考えてみようと思います。
強く、ピアニストになりたいと思うか

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まず大切なのは、ピアノを弾くことに対する強い憧れを持つかどうかです。
ピアノを演奏する姿を目にする機会は、私の子どもの頃と比べたら全然違い動画ならいくらでも見ることができます。
そんな姿を見て「あぁ……カッコイイな!」と思うかどうかです。
思うところは、1番広い間口です。
「ピアニストになりたいと思う夢を親が共感してくれるか」
そのあと、周りの人に言って共感してもらうところから、スタートします。
まず、そのおぼろげだけどキラキラ輝くような夢を周りの人がキャッチしてあげられるのが1番。
また、夢を語り出した時に適切な対処ができるかどうか。
「そんなの無理だよ」と打ち砕いてしまうとか「あっそ」と軽くあしらってしまうのは問題外。
大人がどう思っているのか、案外子どもは自然とキャッチしてしまいます。
だからこそ、夢を殺さないように、話を聞いてあげるべきですね。
ピアニストになるために親が動いてくれるか、金銭的に、または練習のサポート

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実際に動き出してみましょう。
何でもプロフェッショナルになるということは、技術的に難しいものはほとんど金銭的に余裕がないといけません。
また練習のサポートとして、親自身の時間を子供に費やして一緒に寄り添ってあげることが、多かれ少なかれ必要です。
教育ママや教育パパ、親バカとは、決して悪口ではないのです。
周りにそう言われたとしても、悩んではいけません。
挫折しかけた時、夢を忘れそうになった時、親や家族が精神的にサポートしてくれるか

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「できなくなった気がする」「難しくてできる気がしない」そんなことで悩まない人は世界に1人もいません。
大人でも多少のサポートが必要なのに「子供に1人で乗り越えて行け」なんてそんなことはありませんよね。
大人になるまでに色々な出来事の中で親や家族のかけてくれる言葉や態度、1つ1つがあって、何とか頑張っていけるのです。
子供の味方であるべき親が「やめてしまえ」なんて言ってはいけません。
「やめても後悔しないか」「そんな生半可な気持ちで始めたのか」と問いただす必要があります。
最後に
以上のことを乗り越えて、ピアニストまたは指導者となっているのです。
正直に言うと大変なことですね……
そもそも趣味になるまで習い続けることだって大変なのに、プロになるのはもっと大変なことです。
ピアニストや指導者になることが幸せなのか、そこまで大変な思いをしなくても趣味程度で満足して嗜む(たしなむ)のが幸せなのか、私にはわかりません。
ただチャンスがあるなら、やってみる価値のあるものだとは思います。
ピアノ1つにかける人生も、大変素晴らしいことだと思います。
そして、そう思っている人は、たくさんいます。
1つの分野を究めること、そのこと自体に価値があるのですから。